BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

喚 起

2008年09月08日 | テレビドラマ
 7日午後2時 HTB開局四十周年記念スペシャルドラマ「歓喜の歌」をみた。
結論をいうと マァマァかなー。 細部に一寸した不満は残るが、単発のテレビ
ドラマとしては合格点をつけよう。ついつい いつもの〔ドラマ〕しちゃうところ
をすんでの処で持ち堪えた。その町定番の観光地カットが無かったのもいいし、
撮影や照明がこれ見よがしにうるさく主張するカットも無かったし、また映像
管理や音声最終処理も、あたり前のようにプロの町場の仕事人だったのがいい。
 しかしね、道新夕刊に書いていた今作のディレクター藤村忠寿さん、あなたは
札幌とはいえテレビ局にいて、ある意味恵まれた立場で物を(自慢)を云わない方
がいい。東京に集中するドラマの作り方と、それに対する地方局の意地と書いて
いたが、いままで東京のマネばっかりしたアホドラマを作って来たのは、あなた
方自身だし、日常においてはなんの芸にも成っていない人気者が出るだけの、
笑えないバカ番組を作り続けているのですから。
 いまさら〔バリカムカメラ〕の優位性を説いたって、それは以前からとっくに
ドラマや映画に使われていた機材で、アナタが知らなかったか、使う機会が無か
っただけでしょうが。
 こういう機会(北海道での何周年記念というテレビドラマ制作)があると、決 まって云われるのは地元スタッフを使ったとか、ロケーションがいいとか、役者
がいい芝居をした(実は見飽きたいつもの)とか、あとは使用機材の自慢だ。
(時々道新に番組紹介記事を書いている 西村 章氏が、勝手に書いているだけの 事なのでしょうか?いつも的ハズレなチョウチン紹介記事が多いからね。)
でもそんな事はとっくに乗り越えて撮られた映画や、自主制作作品はいくらでも
在るのです。そういう作品をあなたは多分みていないし、知らないのですね。
(夕刊に10回連載された文章内容でそう感じました)
 まぁ折角今回の「歓喜の歌」レベルに達したのですから、次はあなた自身で書
いたオリジナル作品をみせて下さい。 低予算でも、少数スタッフでも、機材が
不足でも、それを逆手に取った〔意地ドラマ〕を是非みせて下さい。
夫婦、親子、職場、地域、組織 そういった人間関係の捉え方を、ありきたりの
定番ドラマではない 切り口でね。
 今は現実の万象が、遥かに想像力を超えてしまっているのですから。



 

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