BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

四十一番

2010年05月26日 | 古本
 〔遠征古本屋〕さんのつづき。
 文庫フェアー 一律250円セールとポップが棚に連なっている。おっ、これは
ついてる、それならと一冊円以外の棚から選んで探した。手に高野 秀行さんのを3冊、
レジに持って行こうとした。高野さんのは比較的新しくて均一にはまだ下りていない。
で、セールポップを改めて何気にみた。するとまったく目に入っていなかった〔セール
日 5/22日 23日〕という小さな文字に気付いた。つまり都合のいい大きな文字
だけを選択し、セール日の小さな日付を潜在的願望意識が避けていたらしい。
 待てば2,5冊円になる文庫を、いま急いでそれより高い値で手に入れる必要までは
ない。これは捲土重来を期せばいい話だ。
 というワケでその週の2回目、22日(土)の50Km往復遠征の収穫は文庫のみ
5冊。(2,5冊円が3冊、一冊円が2冊)

①「怪しいシンドバット」 著者 高野 秀行  集英社文庫 定価552円+税
  ( 2007年3月25日 第2刷 )
  ※カバー表紙が紙芝居絵風で怪しいのがこころ踊る。が「アヘン王国潜入記」に
   較べると少しコマ切れで迫力不足は否めない。
②「怪魚ウモッカ格闘記」 著者 高野 秀行  集英社文庫 定価571円+税
  ( 2007年9月25日 第1刷 )
  ※用意周到に準備すると、インド入国拒否に遭う。どうりで準備・前置きが
   (期間)長すぎると思った。でも流石感多しで面白い。
③「世界おしかけ武者修業」 著者 椎名 誠  文春文庫 定価600円+税
  ( 2008年6月10日 第1刷 )
  ※海浜棒球始末記の続編、ついにウ・リーグは海外にまで進出したのだ。
④「南島ぶちくん騒動」 著者 椎名 誠  幻冬舎文庫 定価457円+税
  ( 平成13年4月25日 初版発行 )
  ※おおむね文庫オリジナルで写真多し。シーナさんの文庫は単行本の改題が多い
   ようで油断できないことが判った。(〔むはシリーズ〕は特に要注意)
   まだうっかり重ね買いはないが、これってどうなの?
⑤「四十一番の少年」 著者 井上 ひさし  文春文庫 定価371円+税
  ( 1998年6月5日 第33刷  第1刷は1974年11月 )
  ※亡くなった井上 ひさし さんに冥福を祈って久し振りに。
   「青葉繁れる」や「吉里吉里人」以来あんまり読んでなかった。
   41番目の意味は切ない。

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