BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

123便 真実の隠蔽

2019年04月15日 | 新 刊
日航123便事件の関連書籍はいままであまた読んできたが、この本ほど核心をつき事実にもとずく真相を明らかに
したものは無かった。そして著者は犠牲者の関係者で、次男(15才)長女(12才)親戚3名を亡くした方でもあ
った。詳細は読んでもらうしかないが、アタシが以前より疑問に思っていたことがズバリ理論的に説得力を持った文章
で書かれている。その恐るべき真相を為政者は隠蔽した。為政者の真相隠蔽は今の流行だけではなく昭和から平成にか
けて脈々と昔からの伝統なのか。それにしても、墜落地点の偽情報をメディアに流し、乗客の救命などどうでも良かっ
た事情がよく分かった。もっと言うと生きていては困る事情もあった。して生存して救助された4名がいたことも予想
外の手落ちだったとは。しかも究明した真実をこの本で突き付けられた政府、航空事故調査委員会、メディアは今更とい
う感じで取り合わなかった。著者は関係各所にこれを送ったが、どこからも受け取ったという連絡さへ無いという。いわ
ゆる得意の無視作戦だ。
いままで出版された関連書籍のいろんな疑問部分を組み立てると、すべての疑問が氷解する。あーこの本が出版された
ことが、せめてもの救いか。
 「日航123便 乗客乗員怪死の謎」 著者 小田 周二  文芸社 定価1400円+税
  ( 2018年3月15日 初版第5刷発行 )

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