論点の抽出能力は、理想は、「問題文を一読して、大よその論点には気付ける」、というレベルになります。目指すのはこのレベルです。
二読しようが三読しようが、哀しいかな、一読目で気が付かないものは気付かないままなのが普通でしょう。2回目以降は詳細の確認など詰めの作業として読むことになります。
また、予備試験も本試験も多論点型の問題が増えてきていますので、「気付ける」だけではなく、気付く「瞬発力」も重要になってきます。
そしてこの「瞬発力」を付けるためには、「チェックリスト」が頭の中にインプットされていなければなりません。この「チェックリスト」は、論点、判例、条文知識、処理手順だったりします。これらがインプットされていなければ、問題文と照らし合わせても何が問題になるか気付けません。そのために入門段階があると思ってくださいね。