定期的にある、選択科目に関する質問。
選択の基準は、「自学自習がしやすいか」、「興味があるか」です。ロー生の場合は、ローの講義でどこまで賄えるかがポイントです。評判の良い先生がいれば、それを選ぶのはありです。予備校は基本的に、倒産法、労働法を申し訳程度にやるくらいなのであまり期待できません。選択科目は配点も少ないので、コスパ重視になります。
市販のテキスト・問題集が多いかどうかもポイントです。「自学自習」の要素が強いので、これは重要です。ちなみに旧司法試験で一番人気の選択科目は国際私法でした。テキスト類があれば、この科目が一番楽なんですけどね。国際公法も試験に出る論点は30個くらい、などと言われていましたが(定かではないが)、これもテキストの類がないのがキツイですね。
租税法は、試験でたまに難しい問題が出るようなのでブレがあります。専門用語が多いので、向き不向き、慣れの問題が大きいと思います。そういう意味では独占禁止法も似た感じですかね。独禁法は判例が好きな人にはたまらないですね(笑)
環境法は行政法が好きな人には向いていますがなにせ内容面での変更が激しいので、アップデイトが大変かもしれませんね。この科目は好き嫌いが一番大きいような気がします。
知財は毛色がまた違う感じがします。書籍類は、労働法・倒産法に並んで充実しています。
実は意外に大事なのは、各科目の「世界観」に合うか合わないかではないかと思います。科目間特性が大きく出るのが、選択科目群の特徴だと思いますので。