ロースクール現役生の定番のお悩み,「ロールクールの勉強が忙しくて時間が無い」。
まぁ,実際に時間がないというのは事実だと思うんですが,問題はこれにどう対応するかです。受講相談においても最近は「講座を受講したいが時間がない・・・」というものが増えているそうです。結論を言えば,「時間は自分で作るもの」であって,余裕ができたらやる,なんて言っていたら,「余裕」なんてできないまま,卒業してしまいます。
ローの予習復習はやり始めたらキリがありません。時間制限を設けず,ただやり続けるような態度では,気がついたら1日が終わっていた,1週間が過ぎた,試験対策は何もしていない(できない),という最悪の状態に陥ります。
発想として,今日は,今週は,こういう試験対策勉強をしたい,そのためにはこれだけの時間を捻出したい,では,この授業科目の予習はこの時間帯で・・・というように,目的意識を持った上で,自分の時間をコントロールをしなければいけません。この発想が欠如していると,2年ないし3年,悪戯に忙殺されて気がついたら本試験,という悪夢を見ることになります。
2012年吉野クラスでは,現役のロー生(未修生も)が生講義を受けに来ています。平日の14時から17時と言う一番来にくい時間帯だと思うのですが,時間を作って来ているのです。「たまたま空いていた」,「偶然暇だった」ということはありえないでしょう。自分で時間を捻出しているのです。WEB受講も含めれば,ローに行きながら受講している人が非常に多いのは事実であり,となると「自分はロー生だから時間がない」というのは「主張自体失当」だと思うのです。
時間は自分で作るものです。これを実践できるかどうかで大きく明暗が分かれます。