67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

グリフィンのクネクネテナー

2008-09-09 04:05:56 | jazz & vocal
Johnny Griffinn Sextet/Johnny Griffin
(Riverside RLP12-264)


 リトルジャイアントの異名で知られるジョニー・グリフィンはアップテンポに置ける激しいプレイを得意とし、流暢なビッグトーンで知られたシカゴアンですよね。テナーのプレイについては、影響を受けたというロリンズ、バードもさることながら、伝統的なホーキンス、ウェブスター、ドン・バイアスなどからの影響も強く感じられます。アップテンポのプレイについては、NYに出て来たころのものでは、巨匠アート・ブレイキーも急速調のソロについて行くには難儀したなんてエピソードが残っているほどです。本日は、リバーサイドに初めて録音されたリーダー盤で3管スタイルのブローイングセッションスタイルのアルバムをアップいたします。

 初リーダー盤らしく、タイトルも名前のみを冠したものです、サイドメンは当時新進気鋭でコンボを組んでいたDonald Byrd(tp), Pepper Adams(bs)をともにフロントに迎え、リズムに当時の若手ピアニストとして売り出し中のKenny Drew(p), 同郷のWilbur Ware(b)、マイルスバンドで有名になったPhilly Joe Jones(ds)というセクステットです。A面3曲"Stix' Trix", "What's New", "Woody'n You", B面が"Johnny G.G.", "Catharsis"の5曲で各人にも充分なソロスペースが与えられています。もちろん、スウィフトな演奏を中心いしていますが、"What's New"のようなバラードへの巧みな対応も見逃せません。とりわけ同郷のウェアのウォーキングベースだけを相手にクネクネソロを展開するグリフィンの"Woody'n You"や"Catharsis"でのプレイが最高の聴きものだと思います。

 所有盤は、国内盤の再発ですが、グリフィンのリバーサイド第一弾にふさわしいアルバムですよね。オリジナルはえらい高価だったような・・・。トレードマークのウェリントンタイプの眼鏡をかけたグリフィンを捉えたカバーも大好きですね。

このグルーブ感が最高だ!

2008-09-07 06:01:12 | jazz & vocal
Really Groovin'/Willis Jackson
(Prestige 7196)


 ジャック・マクダフなどオルガン入りのコテコテ系のプレイが得意のウィリス・ジャクソンは非常にたくさんのアルバムをPrestigeに録音していますがピアノトリオをバックにしたワンホーンものもなかなかにいい味を出していますね。ジャクソンはfavorite playerとしてIllionois Jacquet, Gene Ammons, Don Byas等を上げていますが、コテコテとは言われながらも彼ら先達のスタイルを継承したテナーをワンホーンでプレステッジに録音しています。本日はこんなプレステッジ盤をアップいたします。

 バッキングは2つのピアノトリオで、Jimmy Neeley(p), Wendell Marshall(b), Gus Johnson(ds)のセットと、Richard Wyands(p), Peck Morrison(b), Mickey Roker(ds)のセットです。乾いた感じの印象的なベースのピチカートで始まるA-1"Careless Love"からgroovyなサックスを聴かせるジャクソンが素晴らしいですね。そしてA-3のゴルソンの"I Remember Clifford"もジャクソンのファットなテナーが格好良くアルバムのハイライトとなっていますね。Aラスの"A Twist Of Blues"は得意のアーシーなBluesですね。B-2の"Again"のサブトーンを交えたプレイはバラード解釈のうまさを捉えたトラックでB面の白眉ですね。B-3の"He Said, She Said, I Said"のNeeleyのピアノソロやB-4の"Girl Of My Dreams"のWyandsのソロは、ともにマイナーなピアニストですが、彼らの個性を充分に発揮したソウルフルなプレイとい言えると思います。

 所有盤はBergenfield NJの黄黒ラベルのモノラル盤です。ファットでアーシーなジャクソンのテナーが野太い音でとられてますね。ジャクソンがソウルフルプレステッジの旗頭であったことを証明する好アルバムと言えると思います。

ビレッジゲイトのシルバーの熱狂!

2008-09-06 08:14:17 | jazz & vocal
Doin' The Thing/The Horace Silver Quintet at The Village Gate
(Blue Note 4076)

 ジャズを聴き始めのころ、自分にとっては吉祥寺というのはある意味ジャズ喫茶巡りの出発点でした。パラゴンが置いてあったファンキーと今や”吉祥寺のジャズ喫茶店主”が代名詞ともなったT氏が経営するメグを要したこの街は東京に住んでもいない自分を強烈に引き寄せる魅力ある街でした。サムタイムとか西洋乞食など気の利いたお店もあったしこの街が大好きでしたね。特にファンキーは当時明らかにメグを凌駕したジャズ喫茶であったと思うし、『ファンキー』とうい言葉には独自のイメージが自分の中で広がっていましたね。ファンキージャズというジャンルがありましたが、この文言を最初に冠せられたのはやはりジャズメッセンジャーズであろうと思います。このバンドの創成に重要な役割を果たしたのが、ブレイキーとシルバーであったことは皆さんご存知のとおりです。

 シルバーはプレイキーと袂を分かち、自己のバンドでBNに録音をして行きますが、個人的には1500番台後半のファーマー、モブレイのフロントのバンドよりも、ミッチェル、クックの小粒だがアーシーなフロントがすきですね。本日はビレッジゲイトで炸裂するシルバーバンドのライブ盤をアップします。メンバーは、ミッチェル、クック、シルバー、ジーン・テイラー、ロイ・ブルックスの五重奏団です。何と言ってもA-1の"Filthy McNasty"が有名ですよね。シルバーのMCにつづいて現れるシルバーのカウンターフレーズがはいるテーマを聴くと嫌がおうでも盛り上がります。ミッチェル、クックも好演です。A-2のタイトル曲のロイ・ブルックスのロングソロも聴きものですよ。B面の"Kiss Me Right"も"Filthy McNasty"類似の好ナンバーです。B-2の"Cool Eyes"は"6 Pieces~"でも取り上げられていたラテンナンバーで、この曲で激しい熱狂ライブは締めくくられています。

 所有盤はリバティのモノラル盤です。ロゴとシルバーのポートレイトをあしらったカバーがカッコいい。絶頂期のシルバーを捉えたライブの名盤ですよね。

9/4 巨人VS広島 坊ちゃんスタジアム

2008-09-05 19:02:06 | Weblog

 今日は、久々にプロ野球を生で見る機会を得ました。北京五輪の惨敗でややトーンダウンした感は否めないですが、日頃四国でプロ野球を見る機会は皆無ですから広島VS巨人の好カードが松山・坊ちゃんスタジアムで開催されると知りいそいそと出かけて行きました。



 松山市内で大渋滞に巻き込まれ結局2KM手前から歩いて球場入りです。四国・松山は広島とは瀬戸内海を挟んで対岸になります。広島での勤務経験のある自分は当然のカープファンですが、広島からの応援がものすごく多いのじゃないかと考え行ったのですが、やはり全国区の読売さんにはかないませんね。巨人のホームゲームなんですよ!



 久しぶりのプロ野球、と言っても今年で最後の広島市民球場でしかプロ野球を観戦したことがない自分にはカープのアウェーのユニフォームはとても新鮮でした。



 やはり雰囲気が最高です。TVで見るのとは大違いです、試合は一回の表裏の激しい攻防のあと8回表までゼロがならぶ投手戦でした。8回に巨人の引き抜き打線が爆発し(小笠原場外、ラミレス、大道連続2ベースなど)敢えなくカープは撃沈いたしました。今日は、市民球場で首位阪神と激突です。何とか勝ってクライマックスシリーズまで駒を進めてほしいものです。

久々のランキング入り、966位

2008-09-04 00:05:09 | Weblog

 久々の1000位以内のランキングです。5月18日、三木へのイベント参加でカフェオレが高速道路でストップして以来、あまりの傷心でしばらく(約2週間)更新を休んでいたため、アクセス数が激減し、最高700位前後まであがったランキングは表示対象となる1000位以内から完全にご無沙汰しておりました。

 最近は、GOOブログも増えて来て、全体で108万を超える数になっており、一日400IP以上のアクセスがないと1000位に入ることができなくなりました。9/2は久々のランキングで966位(閲覧数:1613PV、訪問者数:410IP)となりました。

 ランキングにはあまり拘るつもりもないですがやはり嬉しいものですね。皆様のアクセス、コメントが更新の励みになります。今後とも宜しくお願いいたします。今日はこれでお茶を濁しておきます。すみません。

セクシーなバラードはジュリーの真骨調だ!

2008-09-03 02:46:23 | jazz & vocal
By Myself/Julie London
(Liberty SCR-1)


 先日、ブログのjazz&vocalのセクションのログにコメントをくれるken-kさんに岡山でお会いした。氏は自分など足許にも及ばないボーカル盤のコレクターですが、彼によると「嵌ったのはジュリー・ロンドンを聴いてからです。」とのことであった。久々にジュリーを聴いてみたいと思い、一枚引っ張りだして来た。どういう団体かわからないが、「Columbia Record Club」のために製作されたというこのアルバム、スタンダード、特にバラードばかりをセレクションしたアルバムでなかなかに興味深い。

 バックはよくわからないが、サイドAはコンボ演奏(vib g, p, b, ds, tb)、サイドBはストリングス入りです。A面の1曲目の"You'd Be So Nice To Come Home To"から興味深い、まさにセクシーなジュリースタイルの"You'd Be~"だ!続く"The Thrill Is Gone", "It Never Entered My MInd", "Where Or When", Aラスのタイトル曲"By Myself"と一気に聴きとおせてしまう。以外にもジャジーな味のヴォーカルにJulieを再認識する次第です。B面は一転して、ストリングス入りでややムーディな印象ですね。"They Can' Take Away From Me", "Love Is Here To Stay", "Bewitched", "I Love Paris"という選曲も心憎いですね。

 ジュリーのレコードを楽しまれている輩は、おそらく100%カバーも楽しまれていると推測します。このカバーは、彼女のアルバムの中では比較的平凡かも知れませんがこの上目遣いにはやられます。所有盤はLiberty, stereo盤です。A面のコンボの伴奏もなかなか粋ですね。

MJQ入門はやっぱりこれだ!

2008-09-02 00:00:14 | jazz & vocal
The Last Concert/The Modern Jazz Quartet
(Atlantic P4633-4A jp.reissue)

 果たしてMJQの最高傑作ってなんだろう。ジャズを聴き始めて、FONTESSAを最初に購入しましたが、ガイドブックに書いてある「室内楽的ジャズってこんなやつか・・・???」って今ひとつピンとこなかった自分がいました。おそらく二十歳の頃だったと記憶しています。丁度その頃、地元のレコード屋さんはよく大きなジャズメンのポスター(決まってB&Wだった)を「おまけ」に付けてくれていて、何枚か買ってポイントがたまるとそれをパネルにしてくれていたことを思い出す。そのときに作ってもらったのが本日アップのMJQのラストコンサートの裏ジャケに使われたフォト(下図)でした。(表は楽器だけを捉えたカバーですよね。)



 このラストコンサートは自分のMJQの中ではFONTESSAに続いて購入したものですが、これをを聴いてMJQに開眼したと言っても過言ではありません。集大成的ではありますが、やはりこのアルバムが一番好きですね。豪華絢爛とも言えるミルトのスィンギーなバイブラフォン、音を選んで訥々と旋律を作って行くジョン・ルイス、芯のある太いパーシー・ヒースのベースに驚いたものです。本アルバムはご存知のように彼らのヒット曲、スタンダードを満遍なくちりばめた構成の2枚組です。何と言っても、A面の"Softly, As In A Morning Sunrise", "The Cylinder", "Summertime", "Travelin'"のくだりが最高に好きで、いつもこの面ばかりを聴いていたのを思い出します。何度聴いてもいいですね。他の面にも彼らのヒット曲として有名な"Golden Striker", "One Never Knows", "Bags Groove", "チュニジア”、”ラウンドミッドナイト”、”ジャンゴ”等、一枚でMJQを知るには格好の素材でありジャズの聴きはじめの方もすんなり入れると思いますよ。全てに彼らのオリジナルのすばらしい演奏が別にあるのですが、ラストコンサートにかける彼ら4人の意気込みが伝わる熱いライブだと思います。

 所有盤はワーナーが出した廉価盤で2枚組で3000円というお徳用サイズ&価格だったおもいます。やっぱりMJQ入門の一枚と言えると思います。フォンテッサではないと思います!

NOSとか、純正とか・・・

2008-09-01 00:00:48 | Volkswagen

 現在3台の空冷ワーゲンを所有してますが、パーツに関してはオリジナルばかりというのは日頃からとても無理だと感じています。もちろん現代は社外品だけでもワーゲン一台が出来てしまう時代で、他の旧車にない恵まれた環境であることはわかっていますが、オリジナルパーツの精度の良さやタフさにはいつも感心させられます。このためかこのオリジナルパーツフェチがこの業界には多く、結構一大マーケットになっているのも事実です。

 アクセサリーに関してもVWマーク付きの純正品というのがありますが、当時の社外品のNOSパーツ(new old stock)も捨てがたい魅力がありますね。今日は、こんなパーツの中から米国KASTER.INCが出していた「Tornado」(下図)っていうパーツをアップしますね。自分はNOSだから使わないで保存しておこうという考えはあまりないので手に入れたときから自分のワーゲンに惜しげもなく搭載しています。ただ華美なアクセサリーパーツは却ってこの質実剛健なVWの味を損なってしまうと思っていますので吟味して使いたいとは思っていますが・・・。



 このパッケージを見ると●KEEPS RAIN OUT...●SCOOPS AIR IN...●KEEPS WINDSHIELD CLEAR...●REMOVES STALE AIR AND FUMES...なんてうたい文句が書いてあるのですが、その効果は果たしてどんなものでしょう。フラット4のパーツカタログの中にも「ベンティーズ」として販売されているように思いますがクリアのものはなかったような・・・。クリアだと通してサイドミラーも見えるのですがF4が出している色付きやアルミ製のものではサイドミラーが使いにくいと思います。このクリアならそういう問題ないのですが、やはり経年変化で若干曇りが出てますね。でもこういった小物の搭載もひと味違った自分のワーゲンを作るためには捨てがたい魅力を感じているのも事実ですね。