67camper's Blog

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アイビーの申し子、トニパキのデビュー盤

2008-09-17 16:39:59 | jazz & vocal
Tony Perkins
(Epic LN3394)


 アンソニー・パーキンスという名前を聞いてビビッと来る方は、やはりもう40才を大きく回ったメンクラ、ポパイ世代でしょうね。いやもっと前の平凡パンチや御幸族の世代も含まれますよね。この辺りの雑誌で紹介されるアメリカの男優とくれば、やはりトニパキ、ダスティン・ホフマン、ポール・ニューマンあたりでしょうか?。特に大学のフレイバーが香る作品をみると、当時のアイビーリーグの美しいキャンパスや、彼らの粋な着こなしがフラッシュバックしますね。おそらく日本では60年代後半から70年台のおわりに書けてこのムーブメントがありましたね。てなわけで今日はトニパキのデビュー盤、エピックの57年録音をアップします。

 以前に、RCA盤をアップしたときにもさんざん書いたのですが、このエピックのトニパキのスタイルにも憧れますね。まず、この細身です。サックスのBDシャツ、オレンジのクルーネック、ネイビーのコットンパンツ(当然のダブルカフです)、白のスニーカー(みたところジャックパーセル風)の出で立ちでイスの反対向きに座ったこのカバー、しびれますね。

 さて、このトニパキのデビューとなったエピック盤は、彼のチェット・ベイカー風のアンニュイなボーカルがやっぱり聴きものです。チェットは金髪でオールバック風でややヤンキーな印象が漂いますが、トニパキは正統なアイビーって感じです。ボーカルも似てますがチェットよりややハードな感じですかねえ?・・・。バックはMarty Paichのオケで詳細は不明ですが、これがなかなかにジャジーです。サックス、トランペット、ギター、ピアノのソロも多分有名人、ペッパーも吹いてるんじゃ・・・???。演奏曲も、A面の"Just Friends", "How Long Has tHis Been Going On"、”But Beautiful", B面の"Why Shouldn't I", "I Wish I Knew", "Gone With The Wind", "How About You"などの選曲もよく、トニパキのチェット似ボーカルを堪能できますよ。

 所有盤は、黄色ラベルブラックファンのエピックモノラルオリジナル盤です。確かCDでも発売されていると思いますよ!