67camper's Blog

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おおらかなコルトレーンが好きだ!

2008-09-22 22:03:32 | jazz & vocal
Soultrane/John Coltrane
(Prestige 7142 jp.reissue)


 最後は神様になってしまったコルトレーンのアルバムは、自分は余程体調が良くないと聴く気にならないのですが、BNのブルートレインとプレステッジの諸作、アトランティックの前期とインパルスの前期のものはいつ聴いてもいいですね。多作のプレステッジに眼を向けると、ブローイングセッション風のものが多いですが、このレーベルでの最高傑作と言われる完成度を示しているのが本日アップのソウルトレインだと思います。このアルバムについては、個人的にはそのタイトルから、70年代に流行ったディスコサウンドの「ソウルトレイン(Soul Train)」とかぶってしまい、おっかなびっくりで購入したことを思い出します。このときには、まだコルトレーンのシーツオブサウンドも神に近づいたことも、何にも知識がなかったことを思いだしますね(笑)。

 あらためて説明の必要はないメンバーですが、John Coltrane(ts), Red Garland(p), Paul Chambers(b), Art Taylor(ds)からなるワンホーンカルテットです。このフォーマットはコルトレーンの細かいフレーズからなるソロを充分に楽しめる構成ですが、A-1の"Good Bait"からどこかおおらかさを感じるトレーンのテナーを堪能できます。ガーランドのソロも実に端正でいいですね。またトレーンにとっては重要なレパートリーとも言える"I Want To Talk About You"のバラードプレイの素晴らしさを味わえますね。このA面の余裕にみちたおおらかなプレイが好きでたまりませんね。もちろん、B面の有名な急速超の"Russian Lullaby"もいいのですが、個人的にはやっぱりA面ですね。

 所有盤はビクターが出した国内盤再発です。自分のプレステッジのコルトレーンのアルバムの先陣を切った盤でもありますね。さすがに名盤にふさわしいベイシックコレクションの一枚ですね。