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67camper's Blog

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Stardustにとって変わったTenderly

2008-01-17 00:00:59 | jazz & vocal
Tenderly/Oscar Peterson
(Verve MGV2046)


 jazzやvocalではスタンダード曲というのはやっぱりアルバムのkeyですよね。時は1945年11月、ニューヨークのアパートの一室。時間は朝の5時、ほのかな朝陽がアパートの部屋にこぼれている。作曲者Walter Grossは2年間在籍した軍隊を除隊し、一般人服装でピアノに向かっていました。ネクタイを緩めタキシードのコートはピノの椅子にかけて優しくピアノの鍵盤を叩きながらこの曲"TENDERLY"を書いたと言われています。1946年3月、バリトン歌手のJack Lawrenceがこの曲に詞をつけたと言われています。その後徐々にこの曲はブレイクし、50年になるとそれまで最も演奏されてきたスタンダード曲"STARDUST"にとってかわったようです。 本日のアップは昨年末亡くなった、OPことオスカー・ピーターソンのこの曲をタイトルに冠したアルバムです。前述の曲が生まれた情景は、このアルバムのバックカバーの冒頭に克明に記載されています。

 50年の録音で、楽器構成はピアノとベースのみ、全12曲中8曲が盟友レイ・ブラウンとのDuo、そして残りの4曲が同じくベーシスト、メイジャー・ホリーとのDuoとなっています。A-1のタイトル曲を始め、"Lover Come Back To Me", "Where Or When", "3 O'Clock In The Morning", "All The Things You Areなどのスタンダードが取り上げられています。なんと言ってもタイトル曲の出来が素晴らしいですよね。OPのピアニスティックな魅力があふれていますし、レイの重厚なベースもよく録られていますね。得意のブルース、"Oscar's Blues"などのオリジナルも取りげられていて将来の大成を予感させる仕上がりです。

 所有盤は得意のVerve2000番台のブルーラベル、シルバーロゴで クレフの再発です。緑の背景に生えるとぼけた美女の印象的なカバーでも知られていますよね!


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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美女シリーズ (NOT)
2008-01-17 20:05:20
こんばんわ。

初期のオスカー・ピーターソンは例の背中シリーズをはじめ結構持っておりますが、どのアルバムも安定した力量を見せていて全て水準点以上の出来ばえだと思います。でもジャケットを示されれば「ああ、あれね」と直ぐ判るのですが中身の曲は全く覚えておらず、曲から収録アルバムに辿りつくことはできません。悪く言えばどれも同じパターンなのでしょう(個人的にはは好きですけど)。

これは美女シリーズの中でも特に人気のジャケです。手持ちは残念ながら国内盤です。
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美女ジャケ (67camper)
2008-01-17 20:55:38
NOTさん、コメントありがとうございます。
自分も曲から、それぞれの曲からアルバムにたどり着くことは困難でうす。このアルバムはピアノ/ベースのDUOですからまだわかりますが、多くはp、g、bのトリオですよね。他にもストリングスやオケのものもありますから多彩で特定しにくいですよね。

でもVERVE(クレフ、ノーグランが主ですかねぇ?)らしいカバーで好きですよ!美女の使用はクランツのアイデアなんでしょうかねぇ?コアなジャズファンからは軽視されがちですけどOPのピアノは掛け値なしに楽しめるところがいいですよね。
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