Quiet Kenny/Kenny Dorham
(New Jazz 8225, jp reissue)
(New Jazz 8225, jp reissue)
トランペット、サックス、トロンボーンなどホーンプレーヤーの演奏を思う存分に楽しむにはワンホーンアルバムが最適である事はジャズファンなら誰でもご存知と思います。このワンホーンアルバムの価値について自分が最初に認識したアルバムがこの"Quiet Kenny"です。このアルバムを聴いて初めてワンホーンアルバムの重要性を理解し、その後のコレクションの道しるべになった事は言うまでもありません。ドーハムはテキサス生まれの、トランぺッターで“これがトランペットか?”と思わせるような独特のくすんだ甘い音色が魅力のプレイヤーです。自分の中では派手さならモーガン、渋さでドーハムといった公式が頭に焼き付けられたアルバムでもあります。ドーハムの唄心を示した代表作でありながらワンホーントランペットの代表的ジャズアルバムである事は衆知の事ですよね。
メンバーは改めて説明の必要はないでしょうが、ドーハム、トミフラ、チェンバース、アート・テイラーからなる四重奏団です。A-1の「蓮の花」。テイラーのシンバル、チェンバースのピチカートに続き現れるドーハムの哀愁を感じる音色が最高です。ドーハムのソロを受けて出るスピード感さえ感じる(実際は早弾きでもないですが)すがすがしいトミフラのピアノも絶品で、ドーハムと言えばこの"Lotus Blossom"を抜いては語る事が出来ませんね。A-2の"My Ideal", A-4の"Alone Together"の美しいバラードプレイも印象的です。新潟ジャズフラッシュのマスターが閉店間際によくこのA面をターンテーブル載せていましたが、この面の最後を飾るたったワンコーラスの"Alone Together"を聴くたびに自分をジャズフラッシュのカウンター席に連れ戻してくれますね。
Kenny Dorham/1959
(Prestige 7754)
このカバーはプレステッジの再発盤のカバーです。実を言うと、最初に購入したのがこっちの盤でした。後に買い直したくすんだ緑のオリジナルカバーの国内盤での帽子をかぶったドーハムも良いですが、このプレステッジ盤のジャケ写も好きで、こっちが安価だったので先に購入した記憶があります。学生時代で資金不足だったのです。結局2枚購入してしまい全然節約になってませんね(笑)。
自分もcamperさん同様このアルバムでワンホーンの良さに開眼してL・モーガンやB・ミッチェル等のワンホーンモノを探した記憶あります。このアルバムはジャズ聴き始めに最も聴いたものの1枚かも知れません。(確か自分もフラッシュでリクエストしました)ここでのドーハム、トミフラのメロディアスなプレイはジャズビギナーには最適の1枚かもしれませんね!ところでドーハムのtpだけは自分のタコ耳でも判別できる自信あります(笑)
Kenny Dorhamについては、私も”静かなるケニー”から彼の魅力を知るようになりました。幾つかの作品がありますが、最も好きなのは"Scandia Skies" (steeplechase)と"Trompeta Toccata" (Blue Note)です。後者では、アグレシッブな演奏 (Trompeta Toccataに注目!)が印象的です。最近では、Clifford Jordan "In the World" (Strata East)の再リリーズがあり、話題となっていますが、この作品にもKenny Dorhamが参加していますね!ではまた!
今なら間違えないと思います。
トランペットのワン・ホーンといえば、「Quiet Kenny」、Blue Mitchellの「Blue's Moods」、Lee Morganの「Candy」が私の御三家です。
"Trompeta Toccata"ですか?!。一連のBNのジョーヘンとの共演盤野一つですよね。御指摘のラテンリズムのアグレッシブなタイトル曲が印象的ですね。ピアノも「Quiet Kenny」同様トミフラですね。同時期のアルバムでは下記↓が最も好きです。
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/445bc80fd46e05102b746264e8b7f167
今後もバンバン投稿してくださいね!これからも宜しくお願いいたします。
御指摘の3枚、全部個性的ですよね。自分もよく聴いてます。
他には、"Art", "Booker Litle", "Byrd Blows On Beacon Hill"なんてのもありますね。
すべてがトランぺッターの魅力を最大限に捉えていて、どれも満足できる内容でいいですね。マイルスのオリジナルクインテットでコルトレーン抜きなんてのもアルバム単位じゃないですが、絶対はずせないですよね。
こちらこそ!
またお便りしますね!
どちらかと言えば、60-70年代のmainstream black jazzが好きな方です。
George Adams, Joe Henderson, Kenny Barron, McCoy Tyner, Elvin Jones, Billy Harper etc.
でも50年代ものも好きです。
60年代ジャズは混沌とした多様化がすすんだ時代ですね。
モード、新主流派などがお好みですか?
自分はやっぱりファンキー~ジャズロックでしょうかねぇ。
またコメントくださいね。
最近は新しいリリースについては情報がに疎いのですが"In The World"でたんですね。Viennaが最高です。
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/64b95f12a5e781df0724d502660fd10a
おはようございます。
このジヤンルだと、
Roy Haynes "Senyah" (Mainstream)
Almanac (Mike Nock, Bennie Maupin, Cecil McBee, Eddie Marshall)あたりが興味深いものだと思います。
Senyah はB面のSenyahがお薦めです。この時代はpercussion (Lawrence Killian)が一役買っていましたね。
AlmanacはA面。Bennie のSymbiosisが印象的です。
ジャズロックもここまでいってしまうと完全に自分の守備範囲を越えています。全くノーマークのアルバムですね。はい。当然未聴です。何年ぐらいのリリースですかねぇ?多分、60年台後半ですかねぇ???
ビッチェズブルーから後は、全く知らないんですよ(笑)。
コメントできずすみません。