
The Southern Style/Jeri Southern
(Decca DL8055)
(Decca DL8055)
ネブラスカ出身の白人女性シンガー、ジェリ・サザンは知的でややハスキーなシルキーヴォイスでものうげに唄うスタイルが特徴ですが、彼女のピアノの魅力 も捨て難いものがありますね。アメリカ中部の片田舎の出身のくせにどことなく都会的なソフィスティケートされた雰囲気が漂うシンガーです。オーケストラが バックのものでは同じDeccaの"You Better Go Now"という人気盤も有りますが、きょうは彼女が最も得意とするベースとドラムを従えた彼女の弾き語りが全編をしめるこのアルバムをUPしますね。
彼女のデビューアルバムがこのサザンスタイルですが、デビュー作とは思えない落ち着きを感じるのは彼女がそれまでピアニストとして長いキャリアを積んで 来たからだと想像します。やや物悲しく唄うボーカルに、自信のピアノが良くマッチしており、"I'll Take Romance", "Let's Fall In Love", "Too Marvelous for Words", “The Gypsy In My Soul"や"I Hadn't Anyone Till You"など粋な選曲が光ります。特に"I Hadn't Anyone Till You"でのロングピアノソロは彼女のピアノのうまさを如実に示した好トラックと思います。リズムはClif Hils(b), Lloyd Morarles(ds, bongo)で目立たないサポートで好ましいですね。
白基調のバックに目鼻口をイラストで書いたカバーは美しく印象的です。Deccaのモノラルオリジナルでblack label, silver logoのセンターレーベルです。この頃のデッカの盤の厚さには驚きです。鉄板並みのかたさですね。落とすとすぐ割れそうですが・・・おすすめですよ。
このアルバムはビクターから発売された日本盤で持っています。
キャピトルの「クレッセント」も、そうかと思っていたら、ディック・ハザードというピアニストのトリオが伴奏でした。
ルーレットで吹き込んだジョニー・スミスとの共演盤は探索中です。
彼女にはDECCA, Capitol, Rouletteとアルバムがありますよね。やはりサザンスタイルを含むデッカのアルバム群が好みです。
御指摘のジョニー・スミスとの共演盤はスミスの華麗なコードワークとブルージーなロングトーンを交えたサウンドとの相性が抜群で大好きなアルバムです。自分のはFSRの盤ですが、このFSRのカバーのひどさには閉口です。あれはコピー丸出しですよね。
オリジナルが欲しいアルバムです。
も含めて5,6枚あるのですが「A PRELUDE TO AKISS」(残念ながら国内プレス)がマイベストです。http://bluesvoice.cocolog-nifty.com/blog/2004/04/jerisouthernwhe_3082.html
それにしても67Camperさんの精力的な更新には頭が下がります、改めてブログ1周年おめでとうございます。
これからも色んなアルバムを紹介して下さるのを楽しみにしています。
Jeri SouthernのTBさせて下さい。
DECCA盤“You Better Go Now”ですが、好きな歌手の一人です。
さて御指摘のWhen Your Heart's On Fireの”煙が目にしみる”は自分も好きです。これもDeccaの原盤です。ebiさんと同じでA PRELUDE TO A KISSは自分も国内盤再発です。(笑)ebiさんの記事にTBさせてもらいました。
これからもボーカルも入れながら更新していく予定です。熱いコメント期待しています。
1年で一応、形は出来たかななんて思っています。
You Better Go Now、良いアルバムですね。ログに書いたようにこのサザンスタイルでいくかYou Better Go Nowで行くか迷ってデビュー盤のサザンスタイルにしました。
自分の方からもTBさせていただきました。
これからも宜しくお願いたします。