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67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

SteepleChaseを代表するピアノトリオ

2008-08-25 22:39:56 | jazz & vocal
Dark Beauty/Kenny Drew
(Steeple Chase RJ-6011 Jp.reissue)

 SteepleChaseは1970年代という、ジャズの一時的衰退に合わせてヨーロッパに移り住んだジャズメンの録音を行うことでのし上がって来た新興レーベルですよね。デンマークのジャズ愛好家ニールス・ウィンターが設立したレーベルで、この時代をリアルタイムで聴いて来た自分にとっては比較的身近なレーベルです。パウエル、デックス、マクリーンなどのビッグネームの録音の他、ピアノトリオではケニー・ドリュー、デューク・ジョーダン、テテ・モントリューなどの好録音があります。中でも、白基調のカバーのジョーダンの"Flight to Denmark"と本日アップの黒基調のドリューの"Dark Beauty"は当時のジャズ喫茶でもとも良く知られたSteeple Chase盤であったと言っても過言ではないと思います。

 メンバーは言うまでもないかも知れませんが、Kenny Drew(p), Niels-Henning Ørsted Pedersen(b), Albert Heath(ds)のトリオです。この時代のDrewの演奏のなかでは最も快活と言える一枚で、Pedersenの超然テクニックも冴えてますね。個人的に気になるのがヒースのドラムスです。なんでこんなにバスバスの音なんでしょう???"Tete!"でもこのドラムスなんですよね。レコーディングエンジニアFreddy Hanssonの好みなんでしょうが・・・。ドリューの得意のパターン、すなわちイントロからピアノのみのルバートで出て途中からリズムをかぶせてスィンギーな演奏にうつるパターンが聴けるB-1の"It Could Happen to You"が有名ですよね。A面のタイトル曲"Dark Beauty"やマイルスのA-4"All Blues"も好きですが、やはりIt Could~"から大好きな"Love Letters"、ラテンリズムの"Silk Bossa"と続くB面が好きですね。

 所有盤は、ジャケの丈夫さを考え、当時あえて買った国内再発盤です。学生時代のジャズ喫茶全盛期を思い出す一枚ですね。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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もう一回CD買おうかな (マイムーナ)
2008-08-25 23:32:31
今晩は
実は今まで一番数多く聴いたのが、このアルバムです。持っているのはCDなので車の中でしか聞けませんでした。聞くのはボーナス曲の A FELICIDADE 一曲のみを、運転している間繰り返しリピート再生、かなり長い間はまっていました。(千回以上は聞いたでしょう)
冒頭からペデルセンのソロが延々と続きバッキングをしているドリューが「何時までやっているんだ」と無理やりソロを始めていくところが何度聞いてもおもしろい演奏です。
でもフリーマーケットで間違えてこのCDを売ってしまったので今は聞くことができません、残念。
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ボーナス曲 (67camper)
2008-08-26 00:09:48
マイムーナさん、コメントありがとうございます。
ボーナス曲があったのですね。CDのみですね。
当時、ビニルからCD移行期にはよくこういうエサを付属させてましたねぇ。
オリジナル盤と国内再発盤でもよくalternate takeが加えられていたことを思い出します。
残念ながらこのボーナス曲は一度も聴いてません。
マイムーナさんが1000回も聴いたとなると気になりますね。
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Heathのドラム (swan)
2008-08-26 06:56:12
おはようございます。

このアルバムのヒースのバスバス音・・確かに最初聴いた時は驚きました(笑)なんかフュージョンぽいというか?時代を感じさせてくれます。

自分もジャズ喫茶で聴いて気に入って買ったものですが、It Could~やLove Lettersなんか印象的でしたね。ジャズ初心者には案外これが良いのかもしれませんね。
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アルバート・ヒース (67camper)
2008-08-26 08:31:22
swanさん,コメントありがとうございます。
いかんでしょう!このヒースのバスバス・・・。
うまく録音してりゃ,もっと価値が上がった筈なのに・・・
テテもそうですからね。
罪深いよ,これ。
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