67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ソフトサウンドはデスモンド/ホールならではだ!

2008-07-16 07:19:00 | jazz & vocal
First Plays Again!/Paul Desmond
(Warner Bros. WS1356 jp.reissue)

 テイク・ファイブで有名なデスモンドの作品はファンタジーやコロンビアのブルーベックとの共演を除けば、有名なものはRCAの諸作でしょう。それ以前には、本日アップのワーナー盤も忘れることができないアルバムだと思います。デスモンドの共演者としてはブルーベック以外では、ここでも共演するギターのジム・ホールが有名ですよね。以前にアップしたGlad to Be Happy同様、2人のコラボレイションでは極めてジェントルでソフトなサウンドが展開されます。タイトルのファーストプレイスはプレイボーイ誌のアルト部門で58年、59年と連続一位に輝いたことに由来するタイトルです。本日はこのワーナー盤をアップいたします。

 メンバーはPaul Desmond(as), Jim Hall(g), Percy Heath(b), Connie Kay(ds)のカルテットです。このフロントにふさわしく手堅いMJQのリズムが選ばれている天が興味を惹きますね。また、このアルバムではピアノレスカルテットですが、やはりMJQのジョン・ルイス作の"2 Degrees East, 3 Degrees West"を選曲しているあたりが、彼らのにかよった音楽性を感じます。ここではルイス抜きですがパシフィック盤ではジム、パーシーも参加していましたよね。A面ではこの「二度東、三度西」が白眉ですが、B面の"Greensleeves", "You Go To My Head", "East Of The Sun", "Time After Time"という選曲の見事さは、彼らのソフトサウンドにまさにぴったりと言えるのではないでしょうか。

 所有盤は、お決まりの国内盤再発ですが、デスモンド~ホールの類い稀なソフトサウンドを楽しむには格好の一枚と言えますね。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
デスモンド/ホール (swan)
2008-07-17 04:59:42
おはようございます。

自分もこのコンビ大好きです。特にこのワーナー盤は新鮮な感じしますね。もう1枚の所有盤テイク・テンも愛聴盤ですが、こちらはオルフェが有名でしたか。

このソフトサウンド・・コルトレーンの後とかに聴くとたまりません(笑)
返信する
Jim Hall (67camper)
2008-07-17 05:36:19
swanさん、コメントありがとうございます。
ジム・ホールってのは不思議なギタリストですね。ロリンズ、ジミー・ジュフリー、アート・ファーマー、そしてこのデスモンドとあらゆるスタイルに不思議とマッチしてしまう。
ソフトなトーンとコードワークが素晴らしいですね。

返信する

コメントを投稿