67camper's Blog

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ビートルズナンバー

2008-07-17 05:28:32 | jazz & vocal
Basie's Beatle Bag/Count Basie
(Verve V-8659 jp.reissue)


 60年代のポピュラーミュージック界をリードした最大のスターはリバプール出身の4人組ビートルズであったことは間違いない事実であり、彼らのヒット曲は現在スタンダードとなり多くのカバーがありますよね。ジャズでも、彼らの曲を取り入れたアルバム作りというのは60年代から盛んに行われており、有名どころではウェスの"A Day In The Life", Grant Greenの"I Want To Hold Your Hand", モーガン、ケリーの"Yesterday"なパッと思いつくだけでもいくつかあがってきますよね。ジャズボーカル界ではさらに頻繁で、アルバム単位でレノン/マッカートニーの曲を取り上げたものもあったように思います。インストものでは全曲というのは結構少ないのでは???本日は、全編ビートルズナンバーというベイシーバンドのアルバムをアップしますね。

 録音は1966年、ビートルスが日本公演を行った年ですね。という訳で"A Day In The Life"なその後期の曲が全くないのも特徴です。サイドAがHelp, Can't Buy Me Love, Michelle, I Wanna Be Your Man, Do You Want know A Secret, A Hard Days Night, B面がAll My Lovng, Yesterday, And I Love Her, Hold Me Tight, She Loves You, Kansas Cityの12曲ですね。最後がベイシーの出身地カンザスシティが取り上げられているのは面白いですね。メンバーは後期ベイシーですので有名プレイヤーはやや少なめですがAl Aarons(tp), Al Grey(tb), Marshal Royal(as, cl), Eric Dixon(ts, fl), Eddie Lockjad Davis(ts), Charie Folks(bs)等の名もみえます。元々、スィングナンバーではないことから、盟友Freddie Greenの活躍の場が少なくやっぱりベイシーバンドとしてはインパクトに欠ける感じは否めません。白眉はB-2、Bill Hendersonがベイシーのオルガンを相手に唄う"Yesterday"ですね。やっぱりインストになると、淋しさは拭えませんね。美しいメロディとジョン、ポール、ジョージ、リンゴのボーカル、コーラスがいかに凄いかを再認識したアルバムでもありますね。

 所有盤は国内盤再発です。ベイシーにとっては失敗作と感じていたんかも知れませんが、話題性ということでご容赦を!


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2 コメント

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ビートルズもJAZZ界では不調? (bob)
2008-07-17 20:51:51
こんばんは

全曲ビートルズナンバーは少し珍しいでしょうか。

この盤、中古屋で遭遇した際に大いに悩んだことを思い出します。
ジャケの微笑ましさと、やはり選曲が珍品(?)でしょうかね。

そうですか、ややインパクト弱いですか…。
結局逃した魚が大きかったかどうかはちょっと分かりません(笑)。

ビートルズ集で気になるのはジョー・パス盤。
パスのストーンズ集はたまに見かけるのですが、ビートルズ集は見かけたことありません。
たしかパシフィック時代に制作されたはずと思っているのですが、私の勘違いでしょうか?
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Joe Pass (67camper)
2008-07-17 22:03:04
bobさん、コメントありがとうございます。
ビートルズに対する思い入れが強ければ強いほど、このアルバムを貧弱に思うのかもしれません。自分は、beatlesとS&Gで音楽を聞き始めたし、プレイし始めたのでどうしてもジャジーなビートルズにはついて行けないところがありますね。

ジョー・パスについては、"The Stones Jazz"がありますね。ビートルズ集は自分はまだ見たことがないのですが・・・。
"A Sign Of The Times"で「ひとりぼっちのあいつ」がセレクトされてますね。
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