67camper's Blog

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Brubeck&Desmondの初期コロンビア・スタジオ録音

2008-02-15 02:17:32 | jazz & vocal
Brubeck Time/Dave Brubeck
(Columbia CL622)


 ジャズの大定番曲「テイクファイブ」を含む"Time Out"は賛否両論はあるでしょうがやっぱりジャズの大名盤であろうと思われます。その証拠にDave Brubeck Timeで検索すると出てくるのはこのタイムアウトばかりです。Brubeckのアルバムはfantasyとcolumbiaに集中していますが、年代的に新しいColumbiaの諸作はこのタイムアウトを境に急速に人気を失っていくように思います。タイムアウトではドラムのジョー・モレロの卓越したドラミングがこのグループでの重要な役割を果たし、一大ピークを作ったと言えます。初期のコロンビアのアルバムでは、ブルーベックとデスモンドの2大スターが引っ張るグループと言っても過言ではありません。この初期のColumbia盤の中に本日アップの"Brubeck Time"があります。タイム誌の表紙を飾ったイラストを駆使した美しいカバーがお気に入りの一枚でもあります。

 メンバーはBrubeck, Desmondに加えBob Bates(b), Joe Dodge(ds)を加えたカルテットです。当時盛んにライブレコーディングを行っていたBrubeck Quartetの数少ないスタジオレコーディングです。A-1の"Audrey"からデスモンドの特徴的な甘いアルトサックスが聴けますね。続くJeepers Creepersも好演です。B-1の"Stompin' For Milli"の叩き付けるようなブロックコードも印象的ですね。B-3の"A Fine Romance"のデスモンドが出てくるくだりもいい感じです。

 所有盤はcolumbia 6 eyeのモノラルオリジナル盤です。当時のブルーベックグループがデスモンドの存在もありきわめて個性豊かなグループで注目されていたト推測できる好アルバムですね。