分子栄養学講師の気ままなブログ

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炭水化物を考える

2016年05月19日 | 身体・健康
リウマチで悩む人にとりあえずは糖質制限や遅発性フードアレルギー検査を勧めてみたところで、

「え~!炭水化物抜きなんて絶対無理~!」

「遅発性?なにそれ?」

と言われる

確かに直ぐに湿疹や痒みなどの症状がでる即時型アレルギーに比べて、遅発型アレルギーはほとんど知られていない

しかし、"無理"ではなく、今の現段階でやる気がないのだ
と、思えてならない

本当に本当にその症状が辛くて苦しくて悩んでいるのなら、自分で何故徹底的にその症状について調べないのかどうして改善策を見つけ、片っ端から試してみないのか

私には分からない…

今は、インターネットで誰もが簡単に膨大な情報を得られる、本当に便利な時代

情報を得る方法はいくらでもある

"炭水化物をやめなければ足を1年以内に切断ですよ"

と、医師から宣告された糖尿病患者は、炭水化物を絶対にやめるだろう

しかも意外と簡単に
何せ自分の"足"がかかっているのだから

けれど、自分がさほど困ることに直結しない限り、人は簡単には行動を変えないもの

炭水化物を美味しそうに食べる人に向って、

「毒かもしれない、麻薬と同じかもしれない」

とは言えない言わない

(ここでわたしのKYぶりを発揮してしまいそうになるところだが、ドン引きされるだろうから言うのはやめておくのが無難)

ではわたしが一切炭水化物を一口も口にしないのか?ということでもない

わたしも食べることはある
(翌日には倦怠感が出るんだけど最近特にそれを感じるようになってきている)

炭水化物は直ぐにエネルギー源になるという利点もあります

人が生きていく上で必要なエネルギーです

がっ
しかし

摂取量と消費利点を考えなくてはっ

1日に過度な運動をするスポーツ選手や、肉体を使う職業の人などは、炭水化物から摂取したエネルギーをきっとしっかりと消費している

また、昔の人は移動は徒歩、何をするにも自分の体を使い、活動量は大変多かったと言える

それに加えて現代人の移動は車、電車
便利な世の中

炭水化物を過剰摂取する上に、消費出来るほどの活動などしていない

デスクワークなどの体を使わない仕事の人ならば、尚更昔とは違い、摂取した炭水化物は消費されず、脂肪となって蓄積される

ほとんどの人が炭水化物をやめない

問題の一つに、炭水化物(糖質)に対する認識

3大栄養素の一つと信じてやまない

自分の疾患と炭水化物との因果関係に結びつかない


などがあるのかもしれません
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