パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

長岡京市・「走田(はしりだ)神社と勧請縄」

2022年05月04日 | 日記
寂照院の後方に寂照院の元鎮守「走田神社」がありました。




神社駒札
奥海印寺・長法寺両村の産土紙。式内社で、
「延喜式」にのる乙訓十九座の一つである。
祭神は天児屋根命・武甕槌神・経津主神・
姫大神の春日四柱を祀る。       
 かっては「妙見社」と言われ寂照院の鎮守
であったが、明治以後、正式に「走田神社」
と呼ばれるようになった。社名の「走田」は
初穂をつくる田を指し、早稲田の守護神であ
ったであろう。なお、正月十三日には御千度
詣りや弓講が行われる。また、明治初め頃ま
で同じ祭神を祀る小倉神社(大山崎町円明寺)
の神輿がこの社まで渡御し、その道がまだ古
老たちによって語り継がれている。    

 
鳥居            扁額

  
御神木と二の鳥居    階段上から御神木を振り返る


 
「勧請縄」
朱色に塗られた鉄のポールに青竹をとおした「勧請縄」が架けられてている。
        重いほどびっしりと「榊の枝」を付けた「小勧請」が十二束吊り下げられる。        
 一束が一月分で十二束で一年分の悪霊、災厄を防ぐとの意味合いと考えられる。
      通常は悪霊、災厄を防ぐために「道切り」と言い、集落の境界等に架けられている。  

           近隣の松尾大社では「脇勧請」と呼ばれ、鳥居の原型といわれています。             
          例年、榊の束は十二個あって、榊の枯れ方により、月々の農作物の出来具合を占ったそうです。  
       榊が完全に枯れると豊作で、一部が枯れ残ると不作なのだとか。             
             

  
手水舎              拝殿             本殿

     
狛犬 方向を変えて


 
乙訓景観十景 「走田神社」

   
稲荷社・春日社・・・・・                    


コメント
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