パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

奥蓼科「御射鹿池」

2017年10月12日 | 日記
蓼科、奥蓼科をドライブしてきました。
最近、人気のスポット、特に趣味のカメラマンに人気があるそうです。
そのせいか、観光資源として道路、駐車場なども整備されて来たそうです。
「御射鹿池」ってどんなところ?
日本画の巨匠、東山 魁夷の作品で、白馬が水辺を駆ける『緑響く』のモデル地が「御射鹿池」。
 
東山魁夷作品『緑響く』


コンパクトデジカメで朝日で逆光の下、挑戦

腕とカメラの限界? 


翠色の池に水鳥…作品の色のイメージ?


『緑響く』は、テレビCMにも登場して話題となった、東山魁夷の代表作のひとつ。
白樺湖と同様、農業用のため池としてつくられた「御射鹿池(みしゃかいけ)」が
モチーフです。
八ヶ岳中心高原国定公園のなかにあり、2010年には農林水産省により、ため池百選に選定されました。
その幻想的な美しさから多くのカメラマンが撮影に訪れ賑わうときもありますが、
人がいないときの湖面に映り込む自然の美しさは絵画に写し込まれたそのもの。
木陰から白馬が出てきても不思議ではないような、そんな思いに駆られます。
酸性が強く、生き物が棲息することができません。
絵画のなかの凛とした空気感が、まるでその事実を伝えるようです。
酸性を好むチャツボミゴケが湖底に繁茂しているために、
青緑に光る湖面に木々が美しく映るのだそうです。

『東山魁夷館所蔵作品集』(1991)で、東山魁夷は次にように記しています。
一頭の白い馬が緑の樹々に覆われた山裾の池畔に現れ、
画面を右から左へと歩いて消え去った――
そんな空想が私の心のなかに浮かびました。
私はその時、なんとなくモーツアルトのピアノ協奏曲の第二楽章の旋律が響いているのを感じました。
おだやかで、ひかえ目がちな主題がまず、ピアノの独奏で奏でられ、
深い底から立ち昇る嘆きとも祈りとも感じられるオーケストラの調べが
慰めるかのようにそれに答えます。
白い馬はピアノの旋律で、木々の繁る背景はオーケストラです。
               (白樺リゾート観光協会HPより)