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知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『日本の防衛「防衛白書」令和3年版の表紙が凄い』 「周辺事情から南北朝時代の騎馬武者よりも、元寇に備えた鎌倉武士を彷彿!」

2021-08-17 11:15:15 | 政治・経済

『日本の防衛「防衛白書」令和3年版の表紙が凄い』

「周辺事情から南北朝時代の騎馬武者よりも、元寇に備えた鎌倉武士を彷彿!」

 

ウエブ情報から引用

令和3年度防衛白書』の表紙に素描された武将は、皇居外苑の大楠公像がモデルだそうです。  昨今の日本周辺の状況から「戦国時代初めの騎馬武者よりは、元寇に備えた鎌倉武士を」彷彿しました。

『はじめての防衛白書』

 

ウエブ情報から抜粋・引用です。 『岸信夫防衛大臣は10日の記者会見で「小学校高学年から中学生を主な対象にした『はじめての防衛白書(まるわかり!日本の防衛)』を作成し、16日から防衛省ホームページで公開する」と発表した。「わが国の防衛政策に若年のうちから接していただき、理解を深めてもらいたい」としている。憲法と自衛隊の関係や中国・ロシア・北朝鮮など国別情勢を紹介する予定。

この中で岸大臣は「トピック別の『まんがで読む防衛白書』とは違い、ターゲットを絞ったわが国の防衛政策について幅広く学べるコンテンツを、初の試みとして新たに作成した。国の防衛には、わが国の将来を担う若年層を含む国民の理解と支援が不可欠。1人でも多くの皆様に御覧いただき、防衛省・自衛隊に対する理解を深めていただければと願っている」と述べた。』

上記とは好対照に立花隆の宇宙教室』があります。 立花隆氏の発案により、JAXA職員(当時)岩田陽子氏のコーディネートで、宮城県仙台市の小学校で「宇宙を考える」授業が行われました。

「教科書に書いてあることだけが正しいとは限らない」

「物事を行うには、モノ、カネ、ヒト、そして時間を考えなければならない」

「未来像は、時間軸と科学的な裏付けをもって考えなければならない」

等々、知の巨匠が次々と繰り出す「正しく思考する」ための技術に、最初は戸惑っていた小学生6年生たちも、やがてその意図するところを理解し始めます。
インターネットを駆使して大人顔負けの知識を身につけ、正しく思考する技術を学んだ子どもたちは、宇宙にどのような未来像を描くのか……。
野心的な授業によって、成長する子どもたちの姿を紹介します。

『立花隆の宇宙教室』『はじめての防衛白書(まるわかり!日本の防衛)』どちらも重要なことですが…。

                   (20210817纏め、#373)

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『同郷・同世代の旧飯岡町出身の女流詩人 高橋順子氏のこと 2』 ―古里・飯岡のことを、いつも話題にされる詩人・エッセイスト―

2021-08-15 18:12:15 | 読書

   『同郷・同世代の旧飯岡町出身の女流詩人 高橋順子氏のこと 2』

『古里・飯岡のことを、いつも話題にされる詩人・エッセイスト』

先ずは、高橋順子氏のプロフィールです。 

経歴

千葉県飯岡町(現旭市)生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。青土社などの出版社に勤務。1998~2004年、法政大学日本文学科非常勤講師。

1993年10月、作家車谷長吉と結婚。2005年、車谷、新藤涼子と世界一周の船旅をする。2008年2~5月、車谷と四国八十八ヶ所を巡礼する。

受賞歴

  • 1987年 『花まいらせず』で現代詩女流賞
  • 1990年 『幸福な葉っぱ』で現代詩花椿賞
  • 1997年 『時の雨』で読売文学賞
  • 2000年 『貧乏な椅子』で丸山豊記念現代詩賞
  • 2014年 『海へ』で藤村記念歴程賞、三好達治賞
  • 2018年 『夫・車谷長吉』で講談社エッセイ賞

先日(20210814)の日経新聞文化欄に、高橋順子氏のエッセイが、タイトルは『津波が生んだ文学賞』でした。 このエッセイを読んで初めて知ったのは『元禄大地震(17031231)、関東地方を襲った巨大地震、震源は相模トラフ沿いの、房総半島南端の千葉県の野島崎付近で、M7.9-8.5と推定』でした。 大地震や大津波の災害記憶は風化しやすいことがよく分かりました。

 

エッセイの抜粋・引用です。

『千葉県の九十九里浜に面した飯岡町(現旭市)が私の古里である。 弓なりの海岸線をもつが、それは海風が強くて、中心部がへこんだせいとかいう。 近隣には湿地帯が多かったことが地名で分かるが、それも風が強くて水は川となって流れることが出来なかったのだという説がある。』

屏風ヶ浦 南端に位置する刑部岬灯台、奥は飯岡漁港、上にへこんだ飯岡海岸』

ウエブ情報から引用

『利根川でもって東北地方とは分断されているが、べえべえ言葉や漁師言葉と言われる私たちの町の方言には、東京・下町言葉の類似とともに東北弁の濁りがある。 東北と地続きだったことの証しである。 

「ヒ」とフランスの人々は発音せず「イ」と発音するというが、下町でも私たちの町でも「ヒ」と言えず「シ」と発音した。 「エ」と「イ」も混乱している。 小学校の校長先生は「しょくんしつさいって、んぴつとってきて」と言っていた。

10年前の東日本大震災で飯岡も被災し、旭市では14人が犠牲になった。 「この浜に津波は来ねえ」と漁師までもが言っていたために、津波を見に行って命を落とした夫婦もいた。』

 

津波を見に行って命を落とした夫婦のこと、後で知ったのですが、中学時代の友人のお兄さん夫婦でした。 今回の飯岡津波については、ずぶ素人の自分が、いろいろ調べた結果です。

『2011年3月11日の東北地方三陸沖地震の飯岡津波の被害が、「入り江もなく遠浅」の飯岡海岸で、大きかったのは、津波の第一波が九十九里の西端の大東岬で反射し、その反射波(というより、むしろ海岸流が正しい、土地の人々が津波は西からも来たといった)と第三波(東から来た)が飯岡港沖でぶつかり合成波になり、波高7.6ⅿにもなった。 一般に、津波の合成波は,岸とは平行になりますが、飯岡の場合は、ほぼ直角でした。この合成波は、幅が狭く、合成部分が盛り上がり、飯岡津波の被害は下永井地区の狭い範囲に集中した。

地震津波の合成波が飯岡津波のケースのように起こることは「稀有」のことと、いまだに信じています。飯岡津波の合成波再発がないことを祈っています。』

 

エッセイの抜粋・引用戻ります。

『神社や寺に伝わる古文書には、元禄年間に大津波があって、70人以上の犠牲者がこの浜から出たことが記されていた。 それが今に伝わっていなかったことに地域のNPO法人「光と風」の人たちは衝撃を受けた。 耳で聞く方言だけなく、目で見る言葉にも親しむ風土にしなければと壮大で必死な夢が語られたのだった。』とありました。

 

今回の飯岡津波は、東からと西からの津波の合成波が、波高7.6ⅿでしたが、元禄大津波は西からのもので、波高5-6ⅿであったようです。 この元禄地震について調べてみました。

元禄地震

元禄地震は、元禄16年(1703年)12月31日、関東地方を襲った巨大地震。

震源は相模トラフ沿いの、房総半島南端の千葉県の野島崎付近にあたる。M7.9-8.5と推定,元禄大地震と呼ばれる。 大正12年(1923年)に起きた関東大震災と類似のタイプの海溝型地震である上に、震源分布図も類似することから相模トラフ巨大地震と考えられている。 

ただし、地殻変動は大正関東地震よりも大きいものであった。 大規模な地盤変動を伴い、震源地にあたる南房総では海底平面が隆起して段丘を形成した元禄段丘が分布し、野島岬は沖合の小島から地続きの岬に変貌したという。

江戸時代中期の元禄から宝永年間は巨大地震、噴火が続発した時期であり、本地震の4年後の宝永4年(1707年)にM8.4-8.6と推定される宝永地震、および宝永大噴火も発生している。

旧飯岡町(現旭市)の死者は三ヶ所の浜(下永井浜、飯岡浜、平松行内浜)で70余人と記録がある。

 

『天災は忘れたころにやってくる』を肝に銘じて、相模トラフ巨大地震や首都圏直下型地震に備えたいと思います。

(記事投稿日:2021/08/15、最終更新日:2022/02/11、#372)

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『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 44-S)』 ―非常事態!、ワクチン接種と陽性者の把握『自主隔離とお願い隔離』徹底―

2021-08-12 22:29:37 | 政治・経済

『COVID-19は長期戦で深刻 1(参考にすべき国々と比較 44-S)』

―非常事態!、ワクチン接種と陽性者の把握『自主隔離とお願い隔離』徹底―

ワクチン接種の状態が異なり比較は難しいが、特に、日本は厳しい局面に―

 

COVID-19のSARS-Cov-2変異株・多種類(アルファ・ベータ・ガンマ・デルタ・ラムダ)、特に、感染力の強いデルタ株の影響が、深刻です。 アジアでは、韓国・日本が、かなり厳しい状態にあると思います。 メディアは、皆様に理解できるように、『数値(PPM)とその推移・傾向をグラフで、海外との比較』して報道して欲しいと思います。

 

COVID-19をSARS・MERSに比較

   

 

SARS

MERS

COVID-19 

感染者数/死者数

 8,096 / 774

2,494 / 858

20,461.7万人/
432.3万人(増加
20210812現在

潜伏期間

2-10日(平均5日)

2-15

1-14
(202101
16現在)

感染経路

飛沫感染 
接触感染 
(糞口感染)
(空気感染)

不明
(現在調査中) 

飛沫感染
接触感染

致死率(全体)

約9.6%
(20030930現在)

症例致死率
34.4%
(20191130現在)  

約2.11%(減少
20210812現在

致死率(年齢別)

34歳未満: 1%
25-44歳: 6% 
45-64歳: 15%
65歳以上:50%以上

不明

不明

終息時期

最初の患者から 
8カ月後

 現在も終息に
至っていない

不明

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(東アジアの4カ国)

『人口100万人あたり感染者数、PPMベースで韓国の2.14倍(前月2.93倍から減少)台湾の15.70倍(3.60倍から急増)』

 8月10日のデータで更新しました。

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者増加率(11ヶ国と世界)

日本が急増、韓国は高止まりか!

  中国 台湾 日本 韓国 インド スウェーデン ドイツ 英国 米国 ブラジル 南ア 世界
2002 0.06 0.00 0.00 0.06 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.01
2003 0.06 0.01 0.02 0.19 0.00 0.40 0.74 0.57 0.50 0.02 0.02 0.10
2004 0.06 0.02 0.11 0.21 0.02 2.01 1.90 2.63 3.14 0.37 0.10 0.40
2005 0.06 0.02 0.13 0.22 0.13 3.68 2.17 3.79 5.35 2.19 0.55 0.77
2006 0.06 0.02 0.15 0.25 0.41 6.70 2.32 4.20 7.83 6.44 2.55 1.31
2007 0.06 0.02 0.27 0.28 1.19 8.93 2.49 4.49 13.58 12.28 8.32 2.22
2008 0.06 0.02 0.54 0.39 2.62 8.34 3.18 4.98 18.17 18.17 10.57 3.24
2009 0.06 0.02 0.66 0.46 4.51 9.22 3.45 6.72 21.73 22.48 11.37 4.33
2010 0.06 0.02 0.79 0.52 5.90 12.78 6.19 14.95 27.33 25.95 12.23 5.87
2011 0.06 0.03 1.18 0.68 6.86 24.07 12.77 24.07 40.91 29.81 13.32 8.12
2012 0.07 0.03 1.86 1.21 7.44 43.31 21.01 36.77 60.33 36.11 17.83 10.70
2101 0.07 0.04 3.09 1.53 7.80 56.14 26.56 56.39 79.11 43.30 24.51 13.14
2102 0.07 0.04 3.42 1.76 8.05 65.09 29.25 61.70 86.34 49.64 25.52 14.64
2103 0.07 0.04 3.75 2.02 8.86 79.70 33.94 64.23 92.03 59.98 26.10 16.54
2104 0.07 0.05 4.69 2.39 13.89 96.40 40.65 65.29 97.72 68.96 26.66 19.42
2105 0.06 0.36 5.91 2.75 20.32 105.80 44.04 66.34 100.50 77.84 28.08 21.89
2106 0.06 0.62 6.33 3.08 22.04 107.93 44.59 70.96 101.71 87.30 33.28 23.38
2107 0.06 0.66 7.31 3.89 29.37 108.92 45.08 86.67 105.75 93.71 41.27 25.39
8月末予測 0.07 0.67 10.52 4.90 23.71 111.01 46.06 98.68 115.56 97.99 46.45 27.80

 

                    1月度       2月度       3月度     4月末   5月末   6月末   7月末  8月末予測

                   前月末比  前月末比 前月末比 前月末比 前月末比 前月末比 前月末比 前月末比

ドイツ    126%   110%     116%  120%  108%  101%  101%   102%

スウェーデン 130 %  116%   123%  121%  110%  102%  101%   102%

英国      153%      109%    104%  102%  101%  107%   122%   114%

米国      131%      109%     107%  106%  103%  101%  104%   109%

ブラジル    120%      115%   121%  115%  113%  112%  107%  105%

台湾      114%  105%      108%  110%  755%   174%  106%  101%

中国      104%      101%      101%  101%   99%  101%  100%  105%

韓国        127%  115%     115%   118%      115%   112%  127%  126%

日本        166%      111%     110%    125%      126%      107%   116%  144%

インド       105%  103%    110%   157%      146%      108%   133%    103%

南ア        138%      104%      102%   102%      105%       119%  124%   113%

世界       123%  111%     113%   118%      113%   107%  109%    110%

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(東アジアの4カ国)

  中国 台湾 日本 韓国
2002 0.06 0.00 0.00 0.06
2003 0.06 0.01 0.02 0.19
2004 0.06 0.02 0.11 0.21
2005 0.06 0.02 0.13 0.22
2006 0.06 0.02 0.15 0.25
2007 0.06 0.02 0.27 0.28
2008 0.06 0.02 0.54 0.39
2009 0.06 0.02 0.66 0.46
2010 0.06 0.02 0.79 0.52
2011 0.06 0.03 1.18 0.68
2012 0.07 0.03 1.86 1.21
2101 0.07 0.04 3.09 1.53
2102 0.07 0.04 3.42 1.76
2103 0.07 0.04 3.75 2.02
2104 0.07 0.05 4.69 2.39
2105 0.06 0.36 5.91 2.75
2106 0.06 0.62 6.33 3.08
2107 0.06 0.66 7.31 3.89
8月末予測 0.07 0.67 10.52 4.90

日本・韓国が増加、特に日本が急増、ワクチン接種率が、韓国より高い日本は、感染者数増加推移はは酷い状況です。

   (20210812纏め #371)

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『紫陽花・アジサイのこと(原種がガクアジサイに驚き)』 ―紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラックに に付けた名―

2021-08-11 22:42:54 | 

『紫陽花・アジサイのこと(原種がガクアジサイに驚き)』

 ―紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラックに に付けた名―

 

カメラを、ぶら提げての散歩中には『花鳥風月から犬猫太陽』までなんでも撮

りますが、自分にとって撮りやすい花は『蓮、水蓮、薔薇、曼殊沙華、梅、アジサイ・・・など』です。 アジサイの原種がガクアジサイです。

 

地味なガクアジサイ一輪

花に見えるところは『がく!』本当の花はどこにあるの?

紫陽花の花は、装飾花と両性花です。 まず、装飾花とは、一般的に花と認識されている部分のことを指します。 つまり、花びらが3~5枚あるように見えている部分のことです。 一方で、両性花はガクアジサイやヤマアジサイの花房の中心部分にある、地味な花のことを指します。 ガクアジサイの装飾花に囲まれた部分のことです。

 

アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている。 もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説だそうです。

 

日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人は白居易が別の花、おそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている。 草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ、「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられている。

 

日本語だからこそ、豊かな表現ができるようです。 改めて日本語は凄いと思います。

(20210811纏め、#370)

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『地球はもう温暖化してない (科学と政治の大転換へ)』 ―地球は温暖化しており、地球は冷やすすべがない―

2021-08-09 09:13:10 | 科学

『地球はもう温暖化してない (科学と政治の大転換へ)

   ―地球は温暖化しており、地球は冷やすすべがない―

 

今でも、以前も、同じ考えです。 『地球は温暖化しており、その上、地球は冷やす術がない』と。 超悲観論者の傘寿には、この表題のようなセンセーショナルなタイトルの本が出たので、真実は何か、訳のわからない時代ですので、今、備忘録に残して今後に備えます。

 ウエブ情報から引用

この本は、 3つの主張にまとめられると思います。

  • 気候変動の原因として太陽活動の影響もある。
  • 今後寒冷化する可能性がある。
  • CO2の増加自体に悪い影響はない。

 

世に言われている、CO2の増加が、地球温暖化につながるという主張と、本書の主張のどちらが正しいのか、素人・傘寿の自分には判断がつきません。

 

地球は温暖化しており原因はCO2と言われていますがそれは間違いという衝撃的な内容でした。 そもそもCO2は有害なのか?CO2が増えた事で地球の緑化が進んでいる!? 実験でCO2の濃度を今の2倍にしたら稲の成長が30%良くなったそうで植物にはとても良いそうです。 

 

地球の温暖化は太陽活動が原因。 今は太陽活動が弱まってきているので寒冷化に進む可能性が高い、温暖化より寒冷化対策をするべき。 あれだけテレビ温暖化を煽っているのに、それを嘘だとは何とも恐ろしい本でした。 

 

以下は、いろいろ工夫観測された気温データに関するウエブ情報です。

 

近年の観測精度に関する議論、

地球温暖化の進行状況を見積もる際は、どの変化に焦点を当てるか、また研究に使用できるデータベースなどによって議論の対象となる時間の長さは異なってくる。 計測機器を使用した地球規模での気温の観測は1860年頃から始まっており、観測点は年々増え移動する観測点も多い。

 

先ずはIPCCとは、国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)の略。 人為起源による気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行う。

 

IPCCの第四次報告書の陸地の「世界平均気温」については、都市のヒートアイランド現象の影響が最小限となるようGHCN(Global Historica Climatology  Network)などのデータから観測地点を選び、さらに人口などによる都市化の補正を行うことで地表平均気温の値を算出している。

 

これまでIPCCは基本的にGHCNのような地上観測データに準拠してきたが、近年はrajラジオゾンデや衛星観測などによって精密なデータが得られるようになってきた。 しかし、衛星データには観測年数が少ないという欠点がある。 また、温室効果モデルによれば地上よりも対流圏中層の気温が上がるといわれているが、ラジオゾンデなどによって実際に観測された気温データには、対流圏中層の特異的な昇温現象(ホットスポット)は観測されていないなど、モデルと観測の食い違いが指摘されている。

 

一方、気象庁の陸地の「世界の年平均気温」はこれまでGHCNの全データを用いて算出していたが、データ精度の信頼性をより高めるために、2001年以降は気象庁に世界各国の気象機関から入電された月気候気象通報(CLIMAT報)の全データを用いて算出しており、都市化による補正は行われていない

 

また、全球平均海面水温はCOBE-SSTが用いられるようになり、陸地と海洋部分のデータを合わせることで、これまでよりさらに誤差の少ない全球平均気温が気象庁においても得られるようになってきた。

 

GHCNの観測地点は増減を繰り返しているため、その平均気温は絶えず異なる数の母集団から求められており、継続した気温の変化を単純に比較することを難しくしている。 特に1990年前後を境に観測地点の急激な減少と平均気温の急上昇が同期して起こっている。 

 

また、GHCNの観測地点はアメリカやヨーロッパなどの先進国に偏っており、気温測定そのものに対しても、観測地点の周囲の環境の変化による影響や百葉箱などの保守管理に対する不備を指摘する声もあり、観測地点の選定や都市化の影響等を受けた近年の気温測定に関する不備を指摘する声は少なくない。

 

一方、IPCCの報告書によれば気温変化における都市化の影響はそれほど大きくないとされているが、観測地点の変化と平均気温の間に高い相関が見られることなどから、IPCCの気温データに対して批判的な見方がある。 長期の見積もりに関しては、樹木の年輪や氷床など様々な自然界の指標を用いて1000年単位の気温変化の復元が行われている。

 

これほど気温の推移・変化を定量的・継続的に把握し難い中で、測定期間(数十年・数百年・数千年)の問題、観測規模、地球規模・宇宙規模(太陽光主因説もあり)が立ちはだかります。

  • 偏西風の蛇行と、その原因はエルニーニョ説
  • エルニーニョの原因と、その原因は貿易風説
  • 海底を流れる深層海流に変化

北大西洋で海の底へ沈み込む冷たい海水は、海底を大西洋、インド洋、太平洋へと流れ、北太平洋で表面に上り、再び北大西洋へ戻る大循環(およそ2,000年で一周)を続けています。

  • コンクリートジャングル
  • 太陽光

 

更に、古くて・新しい説、気候激変(Climate upheaval)さえも、前倒しされそうです。 このような気候を表す用語は、地球規模・太陽系規模での現象ですから、日本語でも英語でも、『言い得て妙・適正なキャプション』はない様です。

 

昨今の、最も、相応しい気象の表現は『気温異常上昇』ではないでしょうか。

これから即、恐怖を感じるのは『凍土下のメタンハイドレ―ドの露出、シェールオイル、泥炭の自然発火』などが起こったらと思うとゾッとします。

 

気候激変説ですが、地球が気候の激変を経験する時期は、すでに28年後(発表当時は34年後)に迫っており、私たちが見知っている環境は永遠に変わってしまうとする気候変動予測が2013年10月18日 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表されました。

 

ネイチャー発表の抜粋です。

【2013年10月18日 AFP】地球が気候の激変を経験する時期はすでに34年後に迫っており、私たちが見知っている環境は永遠に変わってしまうとする気候変動予測が前週、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

 

論文によると、現在の温室効果ガスの排出傾向でいけば、地球上の多くの場所が、過去に記録されている異常気象を超える気候に移行するのは2047年。仮に化石燃料の使用による排出量が安定化するシナリオであれば、2069年まで先延ばしされるという。

 今回の論文の主著者でハワイ大学(University of Hawaii)地理学部のカミーロ・モラ(Camilo Mora)氏は声明で「この結果にがく然とした。私たちの生きているうちに、私たちが慣れ親しんでいる気候は過去のものになってしまうということだ」と驚きを語った。

 

また、余談です。

今春も話題になった,桜の開花日の前倒しの要因は、冬が極端に寒く、春が極端に暖かいことと、 その温度変化のタイミングによると言われます。 これは温暖化によるもので はなく、寒暖の差の拡大による異様な気象が原因とも、想像できます。

 

現段階では、温暖化の原因は、温室効果ガス主因説が主流です。 それも温室効果ガスの約76%が二酸化炭素(化石燃料由来;約65%と森林減少による:約11%)です。 二酸化炭素削減が急務と言われています。

 

さて、もう一度『地球はもう温暖化してない』というセンセーショナルな説に戻ります。

 

2015 年末に初版の本『地球はもう温暖化してない―科学と政治の大転換へ―』 を図書館で見つけました。 『地球温暖化の主因は、CO2』の狂信者の自分は、 ショックを受けました。 著者は東京大学金属物理学専攻の理学博士で、執筆 当時 81 歳の深井有氏です。

 

CO2 の増加で地球が温暖化し、大変なことになるから、お金を出し合って CO2 を減らそうと国連主導で始まったキャンペーンで毎年数十兆円が使われている。

これに疑問を持ったのが、この先生です。 この『カネメ』は気掛りです。

 

この疑問の背景が、人工衛星で観測した結果、地球の埴生の被覆率が、1982 ~2010 年の 29 年間で、11%増えており、これは主に、この間 CO2 が、約 14% 増加した為と言われている。 CO2 増加が地球を緑化する! CO2 の増加により 地球の緑化が進んでいることが判明~NASA 研究~。 

 

緑化が進んでいるほど、緑が濃くなっています。 主因は CO2 増加、この説は、 不思議なことにメージャーではないようです。 また、国会図書館通いです。

 

ウエブ情報の引用です。 ●国立極地研究所、グリーンランド過去 4 千年の温度復元(2015 年 1 月記)

 

このグラフでは、最近の気温上昇も、地球史上の大きなサイクルの一環と言え るのか、『水の惑星・奇跡の星』地球のことは解り難いものです。

 

深井有著『地球はもう温暖化してない―科学と政治の大転換へ―』によると地球温暖化の主因は、CO2増加ではなく、太陽が主役だと言っています。 一方、

国連機関IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は1990年の第1次報告書でCO2増加が地球温暖化の主因説を発表以来、一貫して主張は変えていない。

 

 2014年の第5次報告書では、彼らが頼りの気候モデル計算では、最近の気温頭打ちは説明ができない。 そんな中でも、国はCO2による温暖化を防止するという名目で毎年4兆円もの支出をしている。 この4兆円かけた対策は、GDPを年間1-2%、金額にして5-10兆円押し下げ、この逸失利益分を加えると、負担は国民一人当たり、20万円になる。

 

 2009年、クライメートウォーターゲート事件(IPCCの報告書作りの英国の研究所CRUから、温暖化を印象付ける為のデータ操作、批判封じなどの電子メール記録流出)が発生、IPCCの権威が失墜、各国、豪・カ・米・仏で温暖化対策法案が否決されています。 大多数の国の『人為的温暖化』を脅威と感じる人の割合は50-60%で、これに対して、日本の場合90%以上で、『日本の常識は世界の非常識』です。

 

 IPCCの見解の変遷

第1次報告書(1990年)温室効果が主にCO2により増大

第2次報告書(1995年)温室効果が取り返しのつかないものに

第3次報告書(2001年)温室効果がCO2増加原因だった可能性が高い。

第4次報告書(2007年) 温室効果がCO2増加原因だった可能性が非常に高い。

第5次報告書(2014年) 温室効果がCO2増加原因だった可能性が極めて高い。

第5次報告書では、人為的温暖化は、もはや動かしがたいものとみなされているが、第1次報告書では、中世温暖期にはCO2濃度が高かったという証拠もなく、火山活動や太陽活動との関連づける議論もあったがコンセンサスは得られていないとも述べており、気温の変化の過去データのとり方、と測定地点とその都市化等、分析に困難もありそうです。 

 

そこでホッケースティック曲線

ウエブ情報から引用

「20世紀の気温の急上昇」を表すホッケースティック曲線 (図1、以下HS曲線)は、2001年に発表されたIPCC第3報告書の目玉だった。 過去気候研究の分野としては画期的な数学的手法を用いて作成されたHS曲線は、過去1000年の北半球の気温の中で、20世紀の気温が例外的に高温であるという主張の根拠となり、それ以降、世界を席巻する人為的温暖化論の象徴であり続けた。

 

桜の開花日の前倒しの要因は、冬が極端に寒く、春が極端に暖かいことと、 その温度変化のタイミングによると言われます。 これは温暖化によるもので はなく、寒暖の差の拡大によるとも、想像できます。

 

この問題は、宇宙規模の現象・地球規模の現象・人類のなせる業なのか、いまだ浅学菲才の傘寿には難しすぎますが、まだまだ勉強します。

   (20210808纏め、#369)

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