先の土日で清水の吉原へ行ってきました。3月10日の安曇野以来の車中泊だったのですが、季節はもう初夏になっていました。
防寒一辺倒から、涼しさを求める夏向きの泊の仕様に変更です。
まず何といっても雪の対策備品が、扇風機や網戸になります。そして寝袋は、夏と冬の寝袋の間に入っていた毛布を外します。
更に冬用の寝袋の中のシーツはフリースから木綿に取替えて、またそれを夏の寝袋の中にセットします。
「ワゴンRで車中泊 厳冬用の寝袋メーキング。」 http://blog.goo.ne.jp/3c_master/d/20140210
この組み合わせなら、暑い夜は寝袋の上に寝て、小さな毛布を。温度が下がってきたら、冬用の寝袋と夏の寝袋の間に入ります。
更に冷える時は、冬用の寝袋の中に寝ます。それでも寒いときは衣類を重ね着したり、ダウンジャケットを着て温度調節します。
これによって、富士山の五合目から海辺の泊までの気温に対応できます。10℃より下がらない旅行なら、夏用だけでもOKです。
吉原では冬と夏の寝袋の間に寝ましたが、夏の寝袋の方が約8㎝も広いので、手足が横に伸ばせてとても開放感がありました。
なお、今回は暖かそうだったのでフロント目隠しに旧の夏用タイプを使ったら、朝しっかり結露していました。
寒くない時でも、銀マット製の方がよさそうです。またリアの網戸も片方使いましたが、涼しい風が入ってきて、いい感じでした。
「やっぱり夏は、網戸でしょう」 http://blog.goo.ne.jp/3c_master/d/20130618 で紹介しています。
写真の方は吉原で夜明け、三保の松原・日本平でも富士山を撮りました。その後、用宗海岸の広野海浜公園にも寄ってみましたが、
天気の良い休日は家族連れで大賑わい。夢中で遊んでいる小さな子供や親の楽しそうな姿に、何となく昔を思い出しました。
帰りに焼津さかなセンターで、新鮮な刺身がいっぱいの「大とろ赤身丼」を食べましたけど、最高に美味しかったですねえ。
雨の日の車中泊などで時間が余っている時に、車内で映画などを楽しめるように、ポータブルDVDプレーヤーを持って行きます。
これは2011年に伊吹山で日中、ナビで映画を見ていてバッテリーを上げてしまってから、再発防止策としてポータブル電源と
同時期に購入した物です。やっぱり暇な時間は、映画でも見るのが一番休まりますので、映像が映る装置を使うことにしました。ポータブルDVDプレーヤにもいろいろ種類がありまして、機種を選ぶ際に条件とし
たのは、次の事項です。充電式の内部電池方式は、取り替えが出来ないので駄目、
乾電池か外部電池方式のタイプにします。これなら直接の電源で、動作できます。
また将来iPodの出力を映したいのでAV入力端子があること、大容量のSDカー
ドが使えること、CPRMディスクの再生が出来、ワンセグチューナは無くていい、
そして画面は、7インチ位で解像度が良いものを探しました。そしてネットでいろ
いろ比較検討した結果、「BLUEDOT BDP-1735」の黒にしました。
通常は充電式の外部電池パックを取り付けて使用するのですが、案の定暫くしたら駄目になったので、以後はACアダプタかUS
B電源に接続して使っています。もちろん電源の供給には車のバッテリーは使わず、ポータブル電源の方を使用しています。
今までの旅ではDVDを何枚か用意したり、SDカードに動画などを入れておいて楽しんでいましたが、もっと自由度を上げたい
ということで、この度iPodを接続する方法を検討しました。すると、外部装置の出力を接続して、観ることができそうです。
丁度手元に、カーナビを更改した際に購入したコンポジットケーブルがありましたので接続してみましたら、古い型は正常に表示
出来たのですが、最近購入の160GBのiPodでは何故か映像が映りません。何かケーブルに規制がしてあるようです。
そこでネットでいろいろ探して、安い物も幾つかありましたが、やや高価でも絶対に安心のできる純正のケーブルを購入しました。
そして接続してみるとiPod内の映画がDVDプレーヤーに、とても綺麗に映ります。遂にiPod-DVDシアターの完成。
160GBのiPodには映画や動画がたくさん入るので、ちょっと費用が掛かりますがダウンロードすれば、思う存分楽しめます。
10日から信州安曇野の白鳥を撮りに行ってきました。それまで暖かかったのですが、この日は寒の戻りで少し雪が降っています。
朝早く向かったのは御宝田遊水池の方で、まだ白鳥が何羽かいて、首を羽に入れて眠っているのもいます。
冷たい風が時折、小雪混じりで吹き付けます。超望遠レンズを付けたカメラを三脚にセットして、池の端で飛び立つのを待ちます。
何羽かの白鳥が池の風下側に集まって来ました、声を出して確認しているのでしょうか。先頭が飛び始めたら、それっ、と連写で
録りまくります。そして後で、その中からいいのを選ぶというパターンです。
午後、白鳥も少なくなったので、立ち寄り湯「湯多里山の神」へ行きました。熱めのお湯で、冷えている手と足がジンジンします。
今日の泊まりは、道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」です。未明にトイレに起きた時、車内は-5℃でした。外気温を計ると、
何と-12℃です。今回もフロントに銀マットの目隠しをしているので、そのおかげでこんなに温度差があるのでしょうか。大成
功です。「フロント目隠し板を銀マットで作成しました。」 http://blog.goo.ne.jp/3c_master/d/20140222
朝は6時に起きてすぐ遊水池に行きました。空はピーカンに晴れて、北アルプスも綺麗です。昨日より白鳥が大量に増えています。
今日は寒いので、池ではなく車の横に三脚をセットして、ずっと車の中で待機。そして飛び立つ時だけ外に出て写真を撮ります。
寒くても春がわかるのでしょうか、幾羽ずつ組になって北帰行に飛び立っていきました。
今年の冬用に新しいスタッドレスタイヤを購入しました。以前はヨコハマのアイスガードというタイプで3シーズン履きました。
今回購入したのはTOYOのスタッドレスで、GARIT-G4シリーズです。ホイル付きで4万円という安売りだったので決めまし
た。このタイヤで雪道を走ったときの感想をお伝えします。ただしこれは、あくまで個人の感想であることをご了解ください。
12月にスタッドレスに履き替えて、まずは富士山方面に行ってみました。今年は道路に雪が無いので、林道へ入ってみました。
林道には少し雪が残っており、本道に戻るために坂を登ろうとすると、なんと雪で滑ってしまい登れません。そんなに凍っていない
のに全然登れません。2度ほど試みましたが、すぐにスリップしてズルズルと下がってしまいます。
こんなに食い付きが悪いとは、ちょっと意外でした。
不安を持ったまま後日、奥三河の茶臼山に行ってみました。今年は雪が少ないのですが、雪のある道路を走りながら。試しに
急ブレーキを踏んでみると、スピードメータがゼロになってもズズズッと動いています。
あれっ?ちょっと滑り出しが早いんじゃないの?・・・・。
以前のヨコハマの3年目のタイヤでも、こんなに滑った感じはした事がなかったのに、思ったよりタイヤロックが早いですねえ。
また走行中にハンドルを振ってみると、車の揺れがハンドルの感覚と違う勝手な動きをします。どうも滑っているような感じです。
その後、白川郷の雪道も走ってみましたが、普通にまっすぐに走る分には問題ないのですが、登り坂では滑る不安があります。
軽自動車で前輪駆動なので元々登り坂には強くはありませんが、履き替える前のヨコハマより登坂性能が劣るのがショックでした。
止まりにくいのは注意で対処できますが、登らないのは致命的です。最悪の場合、先へ進めず旅の断念になるかもしれません。
結論としてタイヤは命に関わる事なので、もう少し奮発してブリジストンやヨコハマにすればよかったかなと、思い始めています。
ちなみに雪の無い通常の道での走りは、ふらつくこともなく普通タイヤと遜色ないフィーリングですが、走行音は気になりますね。
現在の車中泊では夏の暑い日から冬の寒い日まで、フロントの目隠しは夏の折り畳み式の吸盤で貼り付けるタイプを使っています。
2013.08.11 フロント目隠し板の、吸盤を取替えました。
この手の目隠しでは、特に冬の寒い朝にはフロントガラスの内側全体が結露し、タオルなどでその水滴を拭き取るのが大変です。
一方、左右のドアの目隠し板は、銀マットを使ったガラスに密着するタイプなので、こちらは寒い朝でもガラスが結露する事はあり
ませんでした。やっぱり密着して無駄な空気層を作らない事が、断熱に効果があるのではないかと思いました。
そこで、「フロントも銀マットで密着する目隠し板にしたら、結露しなくなるかもしれない。また冷たい空気を遮断するので、冷え
が少ないかもしれない。」ということで、取り替えることにしました。同等品の市販品もあるようですが、高価なので自作します。
ただしフロントガラスの面積が広く、失敗すると材料の無駄が大きいので今迄のノウハウを結集して、慎重に進めることにします。
まずフロントガラスの型取りですが、新聞紙では弱いので何を使おうか迷っていた所、お米を入れる紙の袋が丈夫そうなので、その
片端を切り離して広げてみると、ガラス全体を被う大きさになりました。それをガムテープで貼り付けて動かないようにしておき、
フロントガラスの端をなぞるようにして、爪やボールペンなどで印を付けていきます。一通り出来たら、鋏で切り取ります。
なお今回使用した袋は、ホームセンターで購入しました。
次に、今は外側のガラスサイズなので、車内側のサイズを想定して再度印をつけ、それに沿って更に切り縮めます。大体の形が出来
たらこの型紙を銀マットに転写し、勇気を出して切り抜きます。型紙が外側での測定なので、まずは大きめの形になるはずです。
次は、車内側から銀マットをフロントガラスに押し当て少しずつ調整していきますが、とりあえずは大きいので少し切ってみます。
そしてテーパーを付けて嵌めてみて、様子をみます。まだ大きい所があれば、またちょっと切って嵌めるを繰り返しながら、少しず
つ合わせていきます。この時あせって切り急ぐと、隙間が出来て取り返しがつかなくなってしまいますので、兎に角少しずつです。
だんだん完成に近くなってくると、嵌めたときのほんの少しの皺を縦が長いのか横が長いのか反りなのかという事を正しく判断しな
いと、ぴったり合った物になりません。更に少しずつ調整します。そして隙間も皺もなく、ぴったり嵌れば出来上がりです。
フロントガラスは内側からは凸状なので、ぴったり嵌れば銀マットはガラス面に密着し、吸盤は使わなくても外れてきませんが、念
の為に中央あたりに吸盤を取り付けた方がいいかもしれません。後は、いつものように「染めQ」で黒くする塗装処理を施します。
2013.06.26 車中泊の目隠し板を、黒くしました
半日を2回使って物は完成しましたが、しかし、これを何処に収納するかという問題が残っているんですよね。
2月15日に白川郷ライトアップに出掛け、その日「道の駅白川郷」に泊して、フロントガラスの銀マット目隠し板を試しました。
その晩は強風雪でしたが、そんなに冷え込みはなく、朝の外気温は0℃で、車内温度は5℃でした。やはりフロントガラスからの冷
気で2℃ほど冷えていたようです。そして何よりフロントガラスの内側の結露が全然ありません。これは大変満足する効果でした。
問題の収納場所ですが、二つ折りにして天井のネットの上に置いてみたら、全体が下がってきて後方の視界が狭くなったので、後
部の荷物の上に置き場所を変えました。厳冬期だけの使用ということにして、暖かくなったら、また夏の目隠しを作りましょうか。
いや、もしかしたらコメントでも頂きましたが、夏でもこちらの方が断熱効果があって、いいかもしれないですね。試してみます。
車中泊旅行にはいつもクーラーボックスを持っていきます。特に夏は飲み物などを冷やすのに必需品なんですぅ。
そこで当初購入したのは「アイセラ・14Lタイプ」でした。性能は考慮せず2千円未満で安かったので軽い気持ちで決めました。
その後も使っていましたが、氷が解ける速さは「こんなもんか」と思っており、解けた水を入れるポリタンクを用意していました。そして先日たまたまネットを見ていたら、夏でも二昼夜ぐらい氷が残って冷
やし続けるというぐらい断熱効果のある、クーラーボックスを見つけました。
やっぱり、今使っている物より性能の良い物があるのを知ると触手が動き
ます。どうせならなるべく高性能な物にしたいので、断熱材やサイズを調べ
値段は4倍ほどしましたが、最終的に2013年限定モデル「ダイワ タフ
クール4・13Lタイプ」を注文しました。
なおこの製品には水抜き栓がついているので、掃除に便利だと思います。
まもなく品物が届き開けてみると今までの物とほぼ同じくらいの大きさで、
このサイズならギリギリ乗せられそうです。
ただ天板の中央が3ミリ以上膨らんでいます???。
どうも変なので販売元へ問い合わせのメールを送りますと、こちらの要望を
聞き入れて下さって、すぐ代わりの物を送ってくれました。
そちらの方がもう少し程度が良かったので、取り替えてこれで満足です。とても善意的な販売店でした。
タフクールが横長なのは釣用だからでしょうか、またアイセラはレジャー用みたいで正方形に近いです。
この形の違いによって飲み物の入れ方が変わってきます。<写真内のサイズは、おおよそです>
クラッシュ氷を2袋入れて350mlの飲み物を立てると、アイセラは片側に4本ずつ計8本入りますが、深さがないので上には
乗せられません。使い勝手としては、飲み物を取り出したら必ず元の位置に戻さないと蓋が閉まりません。また盛夏は氷が解け
やすいので、飲み物を減らして3袋入れる事もありました。そして夏に外側に汗をかいたので、得意の銀マット片を張りました。
タフクールでは飲み物5本と栄養ドリンク程度が1本入ります。しかし深さがあるので、その上に更に飲み物2本とビールを追加
して入れることが出来ます。真夏なら、ここにクラッシュ氷をもう一袋置けば、もっと長期に冷やせるかもしれません。
二つのクーラボックスは収容量の数値には差がありますが、入る飲み物の量は同じ程度に感じます。
このクーラーボックスは走行中は助手席の前に置いており、飲み物を出すときに蓋を開けますが、グローブボックスがあるので
どちらも全開まではできません。しかし両者の背の高さに違いがあっても、飲み物を取出す操作には全然問題のない開放度です。
飲み物は一人分なので多くはありません。水分系:水・お茶、甘味系:桃水・紅茶・カルピス・コーヒー・コーラの内2本程度、
非常系:イオン飲料・ウイダインゼリー・栄養ドリンク、嗜好系:ビール・日本酒・チーズ等を、季節と気分によって適当に入れて
います。なお栄養ドリンクは疲労回復用以外に、眠気防止にとても効果があると教えてもらってからは、常に入れています。先日の
旅で2種類の栄養ドリンクの覚醒効果を試したら「リポビタンD」が4時間くらい、他のドリンクは2時間半ぐらい持ちました。
最近は体力も無くなっているので眠気はなるべく我慢せず、少しでも兆候があったら。速やかに休憩することを心がけています。
さて新しく購入したクーラボックス「タフクール4」、保温の性能についてはこれから確認したいと思いますが、まずは旅行に持
って行きました。サイズが酷似しているので、置く場所は一緒ですし、物をを置く台としても使えるのも同じでした。
深いというのは思ったより便利で、飲みかけボトルをポンと入れることが出来て、意外と使い勝手が良かったです。
しかしクーラボックス本来の「成果(セイカ)」を発揮するのは、やっぱり「盛夏(セイカ)」でしょう。ナンチャッテ
秋冬シリーズの番外編です。寝袋の事を忘れていました。
この冬も車中泊を楽しんでいますが、特に車内が冷える軽自動車で寒くなく寝る為には、寝袋の性能はとても重要です。過去の記事
でフリースシーツや毛布を組み合わせていることを書きましたが、ずれがひどくて長い連泊が出来ませんでした。今季やっと安定し
てきましたので、氷点下にも耐える厳冬用の「寝袋メーキング」をご紹介します。なお就寝時には、ダウンジャケットを着用してい
ます。また通常の寝袋は向かって左側から入るのですが、私は右の運転席側から入るので寝袋をひっくり返してセットしています。
①まず、一番外側の3シーズン用の寝袋を広げます。(ジッパーが右になるように、掛け敷き布団を逆で使用しています)
②敷布団の上にダウンの冬用寝袋を広げます。この寝袋は両開きなのでそのままです。③その上にフリースのシーツを置きます。
④そして、冬用の寝袋の掛け布団を乗せてジッパーを閉じます。⑤その上に3シーズン用の寝袋の中敷ライナーを乗せます。
⑥その上に70X140㎝のひざ掛け毛布(茶)を、下方に敷きます。下で折り返すと暖かそうですが、足元に違和感ができます。
⑦その上の方にもう一枚ひざ掛け毛布(青)を置きますが、この時襟元より顔の方に長めに出るようにして折り返しておきます。
この部分で、寒いときに顔を覆うようにすれば、冷気が直接顔に当たるのを防いだり、肩口に詰めることで暖かく寝られます。
⑧これらの毛布と中敷ライナーを、事務用の大きなクリップで4ヶ所留めます。これにより、起床後にずれを戻すことが出来ます
⑨最後に一番外側の寝袋の掛け布団を乗せますが、この時掛け布団と中敷ライナーを、二箇所の紐でそれぞれ縛っておきます。
この紐は、毛布のずれ防止には必須なので、洋服の欠継ぎ修理屋さんにお願いして、足元の両端に縫い付けてもらいました。
⑩そしてジッパーを閉めれば、5層になった寝袋の出来上がりです。現状では、この組み合わせを冬の標準仕様にしています。
なお、この状態で重量を測ったところ6.6kgありましたので、毛布などを入れると結構重くなるんですねえ。
ここで使用した3シーズン用の寝袋は 2010年にゼビオで購入したWALLRICH WR-9222 5℃対応で、総重量2.9kgのものです。
そろそろ痛んできたので、3年ぶりにロゴスのエルゴドライシュラフ2℃対応の寝袋を購入しました。展示品の半額販売でした。
この寝袋は総重量1.35kgで、薄くて軽くて快適そうに見えましたが、実際に泊で使ってみると、2℃対応なのに何故か寒いのです。
マイナス気温で寝ていて、身体の上側が冷えてくるのを感じます。今までと条件が一緒なので、保温能力が低いのでしょうか。
結論として、どんな高性能な中綿を使っていても、量が少なければ保温力が弱いということがわかりました。つまり綿の量の多さ
とか重量が重いほうが暖かいという、単純な常識を知りました。やっぱり冬に使う寝袋は、何よりも暖かさが最優先です。
自分のワゴンRが間もなく7万キロになるので、そろそろ次の候補車選びとしてデーラでハスラーに試乗させてもらいました。
試乗車はターボ仕様でしたので、スタートで強めの加速をしてみたら、ググーンと2段ぐらいですごくいい感じの加速をします。
これなら普通車に遅れを取る事はありませんし、高速道路を走るにも余裕があります。また富士山の急な坂も楽に登れるでしょう。
ターボ仕様でもそんなに高くはないですし、燃費も今のノーマルより良いみたいです。今回は完全にターボに魅せられました。
CVTのフィーリングとしては、初期の頃のような滑る感じは全く無く、最適な比を選ぶようにしてあるようで違和感はありません。
アイドリングストップは13km/hでエンジンが止まっても全く気になりません。もっと早く止めてもいいくらいに感じました。
またエンジンをリスタートする操作がいろいろあって迅速に反応するので、出足で遅れることはないでしょう。
静粛性はというと、やはり軽自動車の弱点の走行音が聞こえます。エンジンの音も、普通車のような静粛さは全然ありません。
室内はスズキ車伝統の造りで、助手席シートは分解して前に倒れますし、後部席等の造りはワゴンRとほとんど同じです。
木製ベッドを設置するならば、形状や寸法が違いますので完全に作り直しですが、3本足の構造は同じ感じでいけるでしょう。
問題は室内の高さですが、ワゴンRと全高がほぼ同じなので、最低地上高が30mm高いハスラーのほうが、座った感じでも頭上の
余裕が少ない気がします。この低さが天井ネットとか木製ベッドと寝袋設置時の居住性に、どう影響するのかが未知の部分です。
外観では、ハスラーはホンダのNboxに似てフロントガラスの勾配が少なく、何となくブサイクで気に入らなかったのですが、実際に
乗ってみるとガラスからの圧迫感が少なく、日差しも顔に掛からないので、案外この角度でも悪くないなと思いました。
ワゴンRは、リアゲートの中央の両端が曲がっているので、開いている時によく頭をぶつけて痛い思いをしましたが、ハスラーの
リアゲートは曲がった部分がないので下を通っても頭をぶつけません。この設計は車中泊オーナーとしてとても嬉しいことです。
それにリアゲートシリンダーがゴムパッキンより外に付いたので、これならリアゲート口の全面網戸が設置し易くなりますね。
2013.06.20 「リアゲートを、全部網戸にしちゃおう。」 http://blog.goo.ne.jp/3c_master/d/20130620
寒冷地仕様について伺ってみたら「スズキの車は、原則すべて寒冷地仕様です」ということなので、居住性ではなく自動車本体の
耐寒性能が保障してあるということのようです。だからやっぱり、「冬の車中泊は、しっかり寒さ対策が必要」ということですねえ。
いままでは、身体に近い寝袋の話が多かったのですが、寝心地を直接左右する寝袋の下のマット関係も改善しています。
車中泊を始めた時は、木製寝台の板の上に銀マットとオートショップで購入した車中泊用のエアーマットを敷いていました。
冬を体験する度に「もう少し何とか」と思っていたので、氷の上でも寝られるというサーマレストマット(L)を購入しました。
ちょっと幅があり長いので、木製ベッドの形状に合わせて少し加工しました。これで背中からの冷えは減った感じがします。
最近購入したのはその上に敷くエアーマットで、モンベル・コンフォートSパッド180です。説明では180×60×3.8cmでしたがパッド部分の
実測値は177×61×3.3cmでした。この61cmという幅が最適で、あつらえた様に一番狭い場所にぴったり填まりました。
寝てみると、以前の55mmよりだいぶ幅の余裕を感じます。空気漏れはありませんし、なんといってもクッションが格段に高級です。
ちょっとお高かったですけど・・・・・、寝心地には代えられません。
2010年の暮れから4シーズン目の冬ということで、ほとんどの設備を紹介しましたので、秋冬シリーズは今回で終了です。
小さくて寒い軽自動車ですが、装備と工夫次第で、冬でも楽しい車中泊旅行が出来ることを知って頂ければ幸いです。
2011年から冬の車中泊には、コールマンのフリースインナーが一番暖かく、大変重宝して使っていました。
2012年暮れになってある日、ネットを見ていたら、フリースより毛足の長いボアシーツが目に付きました。いい感じです。
このシーツはロゴスの「ブランケットシュラフ」というもので、サイズは70×200cm、広げると毛布としても使えます。
生地はコールマンのフリースインナーより少し厚いくらいですが、肌側が起毛になっているのできっと暖かいと思います。
早速、購入してしまいました。
さて車中泊で寝た感想はというと、フリースより暖かいですが幅が70㎝とやや狭いので、何となく窮屈な感じがします。
それとファスナーの持ち手が外側にしかないので、閉めるときに動かし難い時もあります。でもいろいろ使えそうです。
その他のお勧めは、モンベルの「エクセロフト フットウォーマー」です。これを履くと不思議なくらい足先が温かいです。
これがあれば足の裏にカイロを貼らなくても、足の冷えは全然気にならなくなりました。
そして寝る時の衣類はというと、厳冬のシーズンは起きてそのまま外のトイレにいけるように、アウターのダウンジャケットまですべて
着ています。最近では日中に着る厚手のダウンと、寝る際に寝袋に入りやすい様にちょっと薄手のダウンとを使い分けています。