春のゴールデンウィークが近づいた2012年4月14日、新東名高速道路の御殿場-三ケ日JCT間が部分開通しました。
連休の渋滞緩和対策で、予定より早めの開通だったそうです。TVでは早速、各SAの紹介や道路のリポート番組ばかりです。
でも本当のところは、大多数の人がまだナビのデータを更新していないから、矢印は空中を走っていたのでしょうね。さて季節も夏になって、以前からちょっと不満を感じていた調理をする為の
熱源に、ガスバーナを購入しました。
今まではコストが優先で、超小型の簡易コンロ「エスビット」に、旅館料理用の
固形燃料を2つ使ってお湯を沸かしていました。
この組み合わせの良いところは、とにかく安上がりなこと。不満なところは風や
低温に弱いし、中断等の調整が出来ないことです。
やっぱり熱源はもっと強力で使い良くなくちゃということで、今普及しているガス
ボンベを使ったバーナに興味が移りました。
ガスバーナを決める時、コールマンとイワタニの製品が候補に上がり、いろいろ
迷いました。どちらもボンベは普及しています。
そして以前、伊吹山の駐車場で使っているのを見た時、コールマンの着火部が
外れていた事もあって、結局、価格は倍くらい高いのですが信頼性とカスタマ
レビューで評判がいいので、イワタニプリムスに決めました。
なるほど火力が強いし取り扱いも簡単です。また少しぐらいの風でも全然平気なので、なかなか使い易いです。
車中泊では火を使う事が禁止の場所が多いので、ガスバーナの出番はあまり多くはありませんが、食事を買い損なった時の自炊とか、
暖かいコーヒーが飲みたくなった時などには使う事もあります。
ワゴンRの扉は大きなガラスとプラスチックの内張りだけで中はガラガラです。だから真冬の泊の時にはエンジンを止めて3分後には、
足元からどんどん冷えてきます。
そこで、この年(2011年)の8月に思い切って、車室の底面とドアーに防音と防寒の対策をすることにしましました。
車内のめぼしい装備を外し、カーペットを剥がしますと殆ど断熱対策らしい物はありません。乗車室は兎も角、荷物室は鉄板むき出しの
状態なので、これでは音は響くし冬は冷えるだろうなと思いました。
まず鉄板の上にアスファルト材のシート(オトナシート)を張って、その上に10㎜厚のフェルトを敷いていきますが、なるべく均等になる
ようにします。厚く出来るところは多めにしました。そして左右のドアは4枚とも内張りにフェルトを張りました。
リア扉の空間は雨が入る可能性があるので、フェルトをビニール袋に入れて密封し、その塊を隙間に詰め込むようにしました。
エンジンルームとの仕切りは、ダッシュパネルが外せないので、とにかくそれらしい隙間にフェルト片を詰め込んでおきました。
こうして四日間掛かって見た目は元通りになりましたが、断熱効果のほどは次の冬までお預けです
そして2011年の暮れの冬が来て断熱効果はというと、今まで外気と車内の温度差が2℃だったものが3℃になった程度です。
素人の対処では、残念ながらこの程度なのでしょう。また走行音などは、少し小さくなったような気がします。
普通車では内外の温度差は7~10℃くらいあるそうですが、軽自動車では殆ど防寒の効果がない様で、とにかく寒いです。
もうすこしお金を出して「寒冷地仕様」とかにすれば、もっと暖かいかもしれませんが、まあ、あとは衣類で補います。
2011年の年頭の冬からはコールマンのフリースインナーが一番暖かく、春になるまで殆どの
旅行で常用していました。
そして、寝袋と毛布を組み合わせることによって、何とか寒さをしのいできました。
それ以外にも少しでも暖かくしたいということで、2月にはUSB電源で温まるひざ掛けをフリース
インナーに縫い付けてみました。
寝る前に通電しておけば、寝袋に入った時にほんのりと暖かく結構いい感じです。そして、眠る
ときは電源を切っておきます。
しかしこのひざ掛けは、寝返りで皺になりやすいのと、ポータブル電源の減りが思ったより早い
ので結局使うのをやめました。
この時の組み合わせは、フリースインナーにUSBひざ掛け - 二つ折り毛布 - 冬用羽毛寝袋 -
足元に小毛布 - 夏用の寝袋です。
そして春になってそろそろ暖かくなった頃、やっと目隠し板をペラペラの物から厚手の銀マット製
に変更しました。
その事は、http://blog.goo.ne.jp/3c_master/d/20130609 から3回の記事で紹介してあります。こちらも面白いですよ。
2013.06.29の「ティッシュボックスをサンバイザーに」という記事で、ティッシュペーパーの使い勝手のよさを紹介しました。
当初は便利に使っていましたが、その後荒れた道などを走行した際に、ティッシュボックスが外れて落ちてしまうということが度々あり
ましたので、「何とかしなきゃあ」と思っていました。http://blog.goo.ne.jp/3c_master/d/20130629
すると先日、ネットで「ナポレックス(NAPOLEX)ティッシュホルダー ブラック JK-61」というのを見つけまして、これなら使えそうだと思い
早速購入しました。なんといっても500円以下という安さが魅力です。この金額なら自作する必要はありません。
今までと同じ、サンバイーザーに簡単に取り付けることが出来ます。私は、念のためにもう一本ゴム紐を追加して2箇所で固定しまし
たが、これなら北富士山演習場の凸凹道でも、たぶん外れないと思います。これで外れたら、更に横方向にゴム紐を増やします。
オートショップへ行くと車の芳香剤をいろいろ売ってますが、取り付けてもいつの間にか無くなってしまってまた購入です。
その代わりに安くていいものを見つけました。今流行の洗濯の香りづけに使う粒の柔軟剤が最適です。わたしは紫色の「アメジスト
バニラ」に金色の「パールドリームの香り」の粒を少し混合してネット布で包み、運転席の肘掛の下側に吊るしています。
これなら香りの組み合わせや量の多少もお好み次第です。運転中にほんのり甘い香りが漂ってきて、ちょっといい気分です。
なおこれには消臭能力はありませんので、他の匂いがする車は、先に「リセッシュ等」をしておいたほうがいいかもしれません。
この記事は記念すべき100稿目になります。ずいぶん書いたものだと自分でも驚きました。読んで頂いて感謝しております。
いままで車中泊では直接寝袋に入って寝ていましたが汚れ等が気になりだしたので、中に敷くシーツを購入することにしました。
まずシーツといえば木綿製、そこで思い出したのがユースホステルのスリーピングシーツ、早速ネットで見つけてポチっと。
ネットの買い物は早いですね、すぐに商品が届きました。早速開いてみると肌触りはいいけど、布団用ですから大きいんです。
それでもまずは試してみようということで、半分に畳んで狭くして寝袋に組んでみました。
寝袋の内側から、木綿のシーツ - 二つ折りにした一般毛布(クリップで固定)- 冬用の羽毛寝袋 - 夏用の寝袋の組み合わせ
毛布も挟み込むようになって、だんだん冬の対応になっていきます。この組み合わせは後日の山中湖で試す事にしました。
私の寝袋は助手席に置きますので、通常とは逆の側から出入りします。よって写真はすべて向かって右開きで写しています。
泊をしている時に、顔や手を洗いたいことがあります。車には5Lのポリタンクが乗せてあって、これに蛇口が付けばいいなぁ・・・と。
そんな発想で、DIYなどで蛇口付のキャップを探しましたが、きっちり適合するものが全然見つかりません。
それなら蛇口の着いたタイプに替えればいいと考えましたが、今の収納位置にぴったり入るのはこのタンクだけなのでそれも駄目。
仕方がないので、いつものように工作をして、キャップに蛇口のような物を取り付けてみることにしました。
まず取り付ける蛇口の小型のものを探した結果、庭に水をまくホースの部品に、止水コックの付いたジョイントがありました。
これなら使えそうだと考えて購入し、後はポリタンクのキャップに取り付けるための、ポリエチレンとゴムのパッキンを作成します。
今回の蛇口の作成に当たっての条件は、普段はほとんど使わないので完成度は求めない、よって使用時の密閉度は適度で良い。
ただし取り付け方はいたって簡単でコツが不要なこと、また取り外した後は全く元の状態に戻ること。と、こんなとこでしょうか。
そして出来上がったのが写真です。ちょっと使うだけならこれで十分です。取り外した後も、小さいので何処にでもしまっておけます。
これから冬に向かっては使う機会は少ないですが、持っていても邪魔にはならないでしょう。来年の夏には役に立つと思います。
先日の乗鞍高原で、寒い朝にエンジンを始動した時「クゥン・・・シュル・・シュルブルルン」という心許ない感じがしました。 まずい!
ちょっとバッテリーが不安ですねえ。もう4年半近くも使っているし、一度上げてしまった事もあるので、今年の冬を越すのは無理かも
しれない・・・・・ということで、用心の為に新品に取り替えることにしました。
バッテリーが新しくなると起動時はもちろん、エンジンの調子も良くなりますねえ。
調子が良くなるといえば・・・・・・ そう、昔のことを思い出しました。
車がこんなに電子制御でなかった頃は、エンジンの調子を良くするために、あれこれ省燃費とか性能向上部品を取り付けたものです。
どれもこれも胡散臭いけれど、どうしても試してみたくなっちゃうんです。原理がわかった物は、代わりの物で作ってみましたけど。
何となく覚えているのは、キャプレター近くのガソリンの配管に磁石を取り付けて、ガソリンを原子分解?して性能アップするというしろもの。
買うと高いので、ドライバー(ねじ回し)を磁化させるマグネットを取り付けてましたねえ。
それと、ディストリビュータに高圧が流れるのでその漏れ電流を利用するという回路、これはディストリビュータに線を巻き付けネオン管を
接続することで同等品を作って取り付けました。確かにエンジンを掛けるとネオン管が光るので漏れ電流があるのがわかります。
そしてスパークプラグの火花を強くする為の、トランジスタイグニッション回路と低抵抗のイグニッションコードなど、いろいろ。
ここまでやってみて、その効果は?、 燃費はいつもと変わらないし、走りにも特別には何も感じませんでした。・・・・・・・ が、
その後買い替えの為にそれらの部品を全部取り外してみたら、何と重い走りだったことか・・・、元に戻して始めてその効果を知りました。
今ではたぶん必要ないと思いますが、全てのスパークプラグの火花端子の向きを、吸気バルブ側に向くように調整すると、ミスファイアが
無くなって、4でも6気筒のようなすごく滑らかなアイドリングになります。これは不経済を承知でやりましたが、確かに効果はありました。
そういえば、豊田市までユーザ車検を受けに行ったこともありましたよぉ。 今では懐かしい思い出です。
先日の乗鞍高原では急激な寒さに出会ったのですが、非常用の防寒装備がコンテナに入っていたので事なきを得ました。
そこで車中泊の際、後部棚に積んであるコンテナには何を入れているのか、中身をご紹介することにします。
コンテナは半透明なので、後車から見えないように古いファイルの表紙片が挟んであり、丁度三色に色分けしてあります。
青色は毎回必ず搭載するもので、まずクーラボックス内のパック氷が溶けた時、その水を保存しておく2.5リットルのポリタンク。
この水は捨てないで、飲料用とか炊事などに使用します。この器は市販ウォッシャー液の角張った形状の物を利用しています。
次が立ち寄り湯に行く時の大き目の布バッグ、これにお風呂セットと肌着類・タオルなどをいれて行きます。この時は用心の為、財布より
小銭入れにしています。お風呂セットにお勧めなのが「あかすり」で、100均で売っているナイロン製のシンプルなのがいいです。
その他にはシッポーのオイル懐炉と、揉むと化学反応で熱を出すヒートパック(ホッカイロ等は、寒い外では暖かくなりません)
食料品も入っています、缶詰に入ったデザートとかパン類、非常食などなるべく火を使わなくても食べられるものを収納しています。
最後にその上のスペースにタオルとかハンカチ類を入れると、丁度一杯になります。
黄色は旅行中の着替えとか靴下、衣類を、季節や泊数に合わせてその都度入れていますが、2~3泊程度の旅なら余裕です。
だんだん寒い時期になると、衣類が厚くなって種類も多くなるので、アウターウェア等は赤色のコンテナの方に入れることもあります。
赤色は非常用防寒装備として、想定外の低温に遭遇した場合に対処する為、真冬用の厚手の肌着上下と、フリースセーターとダウン
ジャケット、手袋などが畳んで入れてあります。
これは「夏の富士山五合目」http://blog.goo.ne.jp/3c_master/d/20130916や「道の駅なるさわ」で思いがけない寒さを体験
してから、真夏でも必ず持って行く様になった装備です。
また、九州や東北など長期間旅行の際には、青色コンテナの食料品を減らしてそこにも衣類を収めました。
途中でコインランドリーに立ち寄れば、10泊以上でも十分補えるコンテナスペースです。
とにかく車中泊には横になれるベッドが必需ですが、更に衣類等の生活品を整理して収納するスペースも不可欠だと思います。
9~10月は、富士山周辺や乗鞍高原の紅葉を撮影に行きました。少しぐらい遠くても、車中泊できるので気楽です。
それまでは、夜もそんなに冷えることもなく順調に車中泊が出来ましたが、しかし11月に入って気温が急に下がり始めたようです。
2010.11.03:富士山北側の山梨県の道の駅「なるさわ」で泊まった際、夜中にとても寒くて寝ることが出来ませんでした。
車内温度は0℃。あまりに寒いので早々に道の駅「ふじおやま」まで移動しましたが、その時の道端の標識の温度表示は-2℃でした。
この時初めて富士山の北側(山梨県方面)は、少し温度が低いのだということを体感しました。
帰宅後このままの装備では無理と判断し、冬用の-2℃まで使える羽毛の寝袋を購入しました。これは夏用の内側に入れて使用します。
そして、これから冬に向かって防寒着が増え衣類等が厚くなっていきますので、今までよりもっと置き場所が必要になるでしょう。
そこで後部に棚を作成して、物入れのコンテナを置けるように改造をすることになったのでした。
その様子は「2013.05.30 後部棚で収容力拡大」で紹介しました。
今回からは『ワゴンRで車中泊』の、秋冬シリーズです。
時期は車を購入して車中泊設備を充実させている頃(2010年)の、秋から厳しい冬を越すまでの「旅行記」がメインです。
木製ベッドを作った2010年の8月の最終日に、富士山の南側の「富士山スカイライン」で富士宮口五合目の駐車場(標高2380m)まで
登ってみました。もうシーズンオフなので車はほとんどいませんが、他の車の邪魔にならないように深夜に登りました。
登山道も富士山ともなればその勾配は軽自動車には厳しく、アクセルを床が抜けるほど踏込んでも30Kmでしか登らないのです。
わたしの車はNAなので、急な登り坂で更に空気が薄い?と力が全然出ないんです。
終点の五合目の駐車場に車を停めて、星の写真や下界の夜景を撮った後、いつもの寝袋に綿パンと長袖シャツで寝ていました。
暫くして薄明るくなってきたので外に出ると、寒くてびっくり。測ってみると、気温は10℃以下なのです。体が震えて動けません。
何とか車に戻ってエンジンを掛け暖房を入れたら、やっと落ち着く事が出来ました。そしてたくさん羽織ってから外に出ました。
そのうちに太陽が昇ってきましたが、ここからは拝めません。代わりに素晴らしい雲海が現れたのと、帰りには影富士も見えました。