2012年の10月には、この車で紅葉の東北へ行って来ました。走行距離3800Km、10泊の旅でした。その時の体験です。
その日は適当な場所に道の駅が無く、仕方無しに道路脇の簡易駐車場で宿泊しました。すぐ横の道路を夜中に車が通りますし、
トイレに寄る車もやって来ます。そこに窓を銀色にした軽自動車が一台だけ停まっているのは、ちょっと不安な気がしました。
「銀色が目立つなあ、そうだ黒にすればいい。ワゴンなどの窓は皆黒い」ということで、戻ってから目隠し板の黒色化をしました。
簡単に出来ると思っていた作業ですが、とんでもない。マットの銀色はアルミ蒸着なので、いきなり黒色のスプレーを吹いただけ
ではすぐ剥がれてしまうのです。ならばと黒いシートを張ってみたら皺くしゃになってしまうし、裏側のスポンジの方に塗ってみた
ら反ってしまうし、いろいろ試したけれど、どれも満足な結果になりませんでした。
この間、何枚も作り直し、何本もスプレーを消費してしまいました。
結局一番良い方法は、最初に密着させるスプレーを吹いておいて、次に銀色を抑えるためにベースコートを塗り、最後に黒の
スプレーで色を付ける方法でした。横着をせずに、順序通りにやればよかったと後悔山盛りです。
また使う塗料は、銀マットが柔らかいので柔軟性が必要ということで、ソファなどの革製品にも使用できる「染めQ」という塗料を
使いました。これがちょっとお高くて量が少ないのですが、出来上がりはどんなに折り曲げても塗装が割れないので安心です。
この塗料は、後になって「フロント目隠し板を銀マットで作成しました。」 http://blog.goo.ne.jp/3c_master/d/20140222 でも、
使用しました。
後日、黒仕様の目隠し板を使って車中泊をしてみると、チラッと見ただけでは目隠し中とは気付きません。いい感じになりました。
追伸.2014.02.14、染めQテクノロジィさんへ問い合わせをした回答を、掲載いたします。
質 問:この銀マットに一番効果的に強力に黒くする方法は、どういう組み合わせの塗料が良いのでしょうか?
染めQ:いつも弊社製品をご愛用くださいまして、誠にありがとうございます。
こちらですが、既にベースコートもご使用いただいているとの事で、現状の施工方法がベストの手段だと思います。
また、黒を強くするために塗布量を増やすと、塗膜が厚くなってしまい剥がれの原因となります。
3C様のブログを拝見させて頂きました。
銀マットを型紙から作成し塗装をされており、非常に本格的なDIY作業と完成度の高さに驚いております。
今後とも、弊社製品がお役に立てれば幸いでございます。