斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

人のふんどし考

2016年04月27日 12時06分30秒 | 斎藤秀俊の着眼
謝罪記者会見というのは、誠意を見せて、迷惑をかけた人を明確にして、きちんと謝るのに尽きます。
お辞儀の角度とか、本質でないところを指導するアドバイザーもいるようですが、海千山千の記者会見を6年もやっていると本質が見えてくるものです。

ある場所の10日目の取り組みが終わり、関取である大関出井ノ山がインタビューを受けています。
A放送局「関取、昨日の取り組みの際、ふんどしから悪臭が匂ってきたと、升席から苦情が殺到したようですが」

それを受けて、大関は「それはな、昨日同じ部屋の後輩の云酷祭が貸してくれてまわしていたふんどしに、あれがくっついていたんだな。迷惑だっていうなら、云酷祭に苦情をもっていけよ」と言おうかと頭によぎったが、それは違うだろうと。そこで、

大関「悪臭を嗅いで不快な思いをされた方一人ひとりにお詫びすることは事実上不可能なので、この場でメディアを通じてお詫びを申し上げることをお許しください。メディアの皆様にも、本件をお詫びしなくてはならない皆様にしっかり伝えていただけますよう、お願い申し上げます。さて、匂いのもとは私の着装していたふんどしの手入れが行き届いていなかったためで、大関としての身だしなみに対する配慮が足りませんでした。今後、皆様に愛される大関として、しっかり身だしなみを整え、土俵に上がる所存でございます」

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