工業規格の国際標準を決める機関がISOです。ここで様々な規格が作られるお陰で、テレビはどの製品を購入しても動くし、車はどこの会社のガソリンを入れても動くのです。
私の専門のダイヤモンド状炭素膜はこれまで規格がなかったのに世界中の工業で使われています。そのため、様々なトラブルが最先端の製品で発生しました。その規格を作るのがこの会議の趣旨です。
今回は千葉県で開催されました。今日は私の研究室の博士課程の学生も会議に連れていきました。自分が研究している材料が国際標準ではどういう風に扱われているのか勉強をしてもらいました。
研究室で人生は決まりますが、いい人生に決まるかどうかは、本人の努力次第です。だけれども、いくら努力しても見られない世界というものはあるものです。だから、研究室選びは慎重にしたいものです。