斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

竹冠に旬なお話し

2016年04月16日 14時49分47秒 | 斎藤秀俊の着眼
科学とは、自然の混沌とした理をわかりやすく種類分けする手法と言えます。

そんなことを大学院の講義で話していますが、ちょうど筍のシーズンで、筍料理にまつわる話を教えてもらったときに、「姫皮」なる言葉がでて、そういえば、筍にも種類があるし、部位があると目覚め、少し調べてみました。

筍の主たる部位は次の通り

まず、外皮と芯からなります。

姫皮 先端です。外皮を除いた内側の白くやわらかい部分で、茎頂分裂組織と言います。この組織が筍の成長速度のカギを握ります。
穂先 姫皮の直下。やわらかい。
中央部 穂先の下の分裂組織(成長帯)で明確な節を持っている。
根元 中央部の下の繊維が多くてかたい部位。

それぞれ、香り、味、歯ごたえに特徴があって、様々な料理の材料になりますよね。



次は筍の親となる竹の種類

孟宗竹(もうそうちく)  日本最大の竹。中国原産で、一般にまるまる太った筍と言えばこれを指す。

淡竹(はちく)  孟宗竹より細い。筍は、粉をふいた淡い緑。

真竹(またけ)  筍は細めで、皮にうぶ毛が無く、黒い斑点がある。

根曲がり竹  比較的寒い地域の竹。小型で細い。山菜として売られている、よくお店で見ることのできる筍。

寒山竹(かんざんちく) 西南日本に広く分布している竹。
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