斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

本日の長岡技術科学大学

2014年07月04日 23時13分44秒 | 長岡技術科学大学の広報
明日に3年次入学試験をひかえ、今日の長岡は雨降りでした。それほど強い雨ではないので、ほっとしています。大きな交通機関の乱れもなかったようです。
受験生諸君は、もうすでに長岡市内に待機して明日の試験に臨む準備をしていることでしょう。
われわれもこのように準備をしています。


明日はバスを降りたら、この道をすすんで試験会場にお越しください。


私は明日は朝7時過ぎに出勤して皆さんの到着を迎える予定です。
特に先輩の下宿に泊まっている諸君、今晩と明日の夜は飲みすぎないようにくれぐれも注意して受験に専念してください。ときどき二日酔いで受験会場にくる人がいます。30年前と羽目の外し方が変わっていないので、びっくりです。

地元(深才地区)・長岡技術科学大学懇和会

2014年07月04日 23時03分48秒 | 長岡技術科学大学の広報
本日、7月4日15時30分より、地元の深才地区と長岡技術科学大学の間で懇話会を開催しました。

地元の町内会長の皆様と長岡市からは市民部長が出席し、本学側からは学長をはじめとする執行部ならびに事務局が参加して、さまざまな意見交換を行いました。
日頃の学生の生活については大学教職員より地元の皆様のほうが見えるため、さまざまな注意などをいただきました。
本学側からは大学のアクティビティについて最近のトピックスをお伝えしました。

地元の皆様が本学を温かい目で見ていただいているようで、たいへんうれしく思いました。





今日の新潟日報より

2014年07月04日 21時43分19秒 | 水難・ういてまて
本日朝刊の28面に神田智子記者による上越・水難事故2ヶ月という検証記事が掲載されていました。細かく取材されていて理解しやすかったと思います。その中で私もコメントを寄せました。

記事を読んだ感想です。新潟県と長野県で連携して事故の再発を防ぐために様々な対策が立てられているようです。その中で皆さん、どうしてよいか相当悩まれているように感じました。
それもそのはずで、水難を防止するのか、死亡事故を無くしたいのか、そのあたりの決意があいまいだからです。

水難を防止するためにはそうとうな税金を投入しなければならず、しかし防止策をすり抜けてやはり死亡事故は防げないわけです。「すり抜けない」という確信を誰も得ることができないから、悩むわけです。
一方、死亡事故を防ぐなら、ういてまてと迅速な救助活動の組み合わせを考えればよいわけです。水難に遭ってしまった人が生還できるようにコンパクトかつインパクトのある対策がうてるので、効果が目に見えて上がる確信が持てます。
そのようなことは水難学会ではすでに議論済みで、生還するための最終手段として、ういてまて講習会を全国に普及しています。講習会の指導員はボランティアですから税金に頼る直接経費はかかっていません。その分税金は迅速な救助活動ができるように効果的に使ってほしいと思います。すなわち、

1.119番、110番、118番、いずれの緊急通報でも「水難」というキーワードが含まれていたら、迅速にこの3機関で数分以内に情報共有すること。
2.「水難」のキーワードが含まれる緊急通報では、すぐに3機関のすべての航空隊が救助に向かうこと。特に陸上隊の要請を待つような規則は撤廃すること。

税金を使ってやること、コミュニティーが自主的にやること、このあたりをきりわけて考えないといけません。