一瞬、このアメリカ中西部の平原に何故地下鉄が必要だったのかと考えさせられるのですが、地下鉄ならぬ、地下鉄道です。それも、アメリカ南部から北部やカナダへの黒人奴隷の逃亡を援助する秘密組織の事だったのです。一軒普通の民家であるのですが、それが1800年代の逃亡を手助けした人たちの駅として使われたのです。駅は一夜の泊まり、食事だけでなく、お金そして次の駅へのルートを教えていたのです。今はそれらが保存され暗い歴史の証として各地に保存されています。逃亡した人たちは口伝えにその駅の存在を聞き、夜に移動しながらその駅を伝って北へ北へと自由への逃亡をしたのでした。そして、個人の名前を一切使わず隠語で、その手助けをした人たちを車掌と称していたのです。
ノースカロライナ州はオバマ候補が制し、たった今勝利の演説が終わったところです。しかしインディアナ州は開票率74%時点ですが、どちらが勝利するのかの決定がでません。現在クリントン候補52%、オバマ候補48%と、オバマ候補がじりじりと迫っている状況です。残る26%の開票で逆転するのでしょうか?インディアナ北西部のオバマ候補の地元シカゴに近いカウンティーが残っているだけに先は読みきれていません。逆転するとこれで民主党のレースが終わるのかどうか?クリントン候補がレースからの降板演説をするのかどうか?でも、きちんと勝利する州に候補者がいるというのが何か不思議です。クリントン候補はインディアナにいて今か遅しとその勝利結果をまっているのですが、何時になることやら?勝利演説か、降板演説か?結果の出る前にヒラリー候補はそろそろ演説が始まるようです。
アメリカ大統領候補を決める予備選挙の中盤の山場、今日はインディアナ州とノースカロライナ州です。今日、オバマ候補が両州を制すればおそらく、民主党のつば競り合いもこれで終わり、でもクリントン候補が取れば逆転の可能性が出てきます。そんな事でも今日の結果は大いに注目したいのです。つい先ほど、開票率0%ですが、第一報がCNNから出てきました。インディアナ州、クリントン64%、オバマ36%。ノースカロライナ州、クリントン55%、オバマ45%と両州ともクリントン候補が幸先宵スタートを切っています。この所発言問題や、牧師からの発言で苦境に立たされているオバマ候補です。しかしオバマ候補の経済政策を支持するという人も多く昨今の経済情勢で、結果はまだまだわかりません。
日本ではあまり違和感の無い、報告連絡相談のホウレンソウですが、こちらアメリカではなかなか大変です。妙にプロ意識が強いのか、相談でもしようものなら自分の技量を疑われてしまい、得にならない。報告も良い事はしても、自分にプラスにならないことは勿論しません、連絡もこちらが指示をしておかない限りはナシのつぶてで、挙句は、連絡がないのは問題の無い証拠だと開き直ります。先日もアメリカ人に会議の後この結果は必ず君のところの日本人上司に報告しておきなさいと助言をしておいたのですが、やらずじまい。その結果そこの日本人上司は逆上して「1ヶ月たっても何の報告もない」と顔色を変えての詰問です。私も彼等の前で、「だから言ったじゃないの」と開き直ってやりました。このあたり社内での重要なコミュニケーションなのですが、アメリカ人には理解が難しいようです。
トレイルミックスはその名のとおり、もともとはハイキングや山登りをしながらトレイル(散策路)で簡単に食べられるように作られた携帯食なのだそうです。消化と栄養の分解が早く、ジョギングや、自転車でのトレーニング途中での栄養補給に最適との売りです。ドライフルーツを主体とした、ナチュラルなものから、小さなチョコチップを混ぜて甘みを増した物などさまざまなトレールミックスが店頭を賑わせています。栄養価も高いようで、これで昼食をすませるアメリカ人も多くいます。彼らに言わせると市販の物は高いので、自分で材料を買ってきて自家製のトレールミックスを楽しんでいます。大きな物は小さくしてやれば、クッキーでも煎餅でも自分の好きなものをミックスして行けるところが最高でしょう。ただし、栄養価が高いだけに食べ過ぎると、メタボになることも有りという事です。
今日はまだアメリカでも真新しいと言う遊び、キャノピーツアーを体験してきました。森の高い木々にワイヤーロープを渡し、身に着けたキャノピーとトロリー滑車(フランス製)で木と木を渡って遊ぶのです。二人のガイドが先頭と後に付き、トロリーの着脱を行ってきます。途中にいくつものつり橋がありそれも確実にカラビナをワイヤーに通して渡っていきます。季節も若葉の時期、そして今日は天候も良くかなりの人が遊びに来ていましたが、一回に8人そして一回り約3時間かかりますから、そんなに多くの人が行けるという訳でもないようです。珍しさもあって州内だけでなく、近在のミシガンやケンタッキーからも遊びにきていました。これでお値段の方は、75ドルです。日本にも其のうち出来るでしょう。
マイクロソフトがヤフーの買収をあきらめました。ヤフー株33ドル/株で総額420億ドルの提案をしたのですが、ヤフー側はそんな値段はどこの会社でも喜んでだすとして、37ドル/株で530億ドルを逆提案したのですが、折り合わず、マイクロソフトは断念したようです。この大手の策略は、最近伸びてきたグーグルに対応するものでしたが、これで一層グーグルは伸してくるのでしょう。利用する我々としては、どちらでも便利な方を利用するだけですが、今後のヤフーの動向が注目されます。また、マイクロソフトも大きな戦略としているだけに、どういった余波がでてくるのか注目です。
我々が中学校で倣ったフォスターの歌、デュダーデュダーオーデュダディは、草競馬ですが、アメリカの競馬と言えば、ケンタキーダービーです。昨日はその第134大会が開催されました。結果は、ビッグブラウンが勝利したのですが、2位に入ったエイトベルが、ゴールしてそのまま駆け抜けて行ったかと思うと突然倒れてしまったのです。両足首を骨折してしまい起き上がれず、多くの観客の前で安楽死をされてしまいました。レース前は何の兆候もなかったのですが、突然の出来事に調教師も馬主も呆然でした。今朝の新聞では、「勝利、悲劇」と題しスポーツ欄で報道されています。
BBは、ブリジッドバルドー、CCはカラウディアカルディナール、昔懐かしい往年のフランス映画女優の名前です。日本では結構フランス映画が入っていましたが、アメリカではあまり目に付きません。今日、私が言いたいのはそういったことではなくて、VV(バーバルバイオレンス)言葉の暴力のことです。それも最新の電子、携帯メールを使ったものです。不要なジャンクメールもその一つです。兎に角、直接顔を合わせないので、性質が悪いです。それも各個人の目前まで勝手に、一方的に入って来て人を傷つける言葉を残していくのですから、如何しようもありません。相手が前にいればお互いに釈明とか弁明をできるのでしょうが、それも無く捨て台詞を残していくのです。もしそれに反論があってもメールでは結構時間がかかるものです。最新の便利な物のネガティブな一面かも知れません。
オハイオ州内には72の州立公園(ステートパーク)があります。灯台、博物館、珍しい自然造形物、歴史的な村、昔の砦、キャンプサイト、海岸それぞれを特徴とした公園が散在しています。オハイオ州立公園の特徴は入場料が無料(全米で8州だけ)と言うことです。管理もきちんとされていて殆どがいつ行っても綺麗です。また州内のセキュリティーも公園内パトロールが徹底されていてルールが守られています。この写真は近くのディアクリーク州立公園です。名の通り多くの鹿が公園内で見かけられます。
この時期、オハイオ州ではハナミズキ(別名ヤマボウシ)が目を楽しませてくれます。北アメリカが原産だけに、こちらには色んな色をしたものがあります。たぶんこの写真もそうだと思うのですが?日本のモクレンに近い花の形をしています。これは近くのステートパークで撮影した物です。おりしも前線の通過で風が強くちょっとぶれています。薄い紫色をした花びらです。英名はドッグウッドですが、これは、木の煮汁で犬の蚤退治をしたことに始まるようです。樹皮や根皮は整腸や強壮に効果があるようです。1912年に東京がワシントンDCに桜のソメイヨシノを贈った際、1915年にその返礼として贈られたのが始まりとか?
共産主義のキューバで初めて一般にコンピュータが販売されるようになったと云うニュースが土曜日のコロンバスディスパッチに掲載されていました。タワー型のものでDVDプレイヤ、モニター、マウス、キーボード、セルロンのプロセッサー、80ギガのディスク、マイクロソフトウィンドウズXPが搭載されていて、お値段は780ドルです。ウィンドウズXPとセルロンプロセッサーはアメリカ貿易協定に抵触している可能性があります。店頭にはこのPCは見ようと群がって見ています。しかし、実際に購入できる人は僅かとのことです。世界中にはこんな国もまだあるのだと言うことを再認識しました。
船場吉兆の食べ残し問題が日本ではクローズアップされていますが、一流船場の料理店だから特別視されていますが、中小の料理店でも同様のことが行われているのでは無いでしょうか?以前、廉価で人気のある料亭で宴会をしたときのこと、散会後用事があって宴会場に引き返したら、料亭の人全員で再利用できそうな品を選択している場に遭遇しました。何か罰が悪そうな対応だったのを思い出します。その後私はその料亭には行かないようにしております。アメリカのように兎に角残った物は、すべて自分たちお客がお金を払ったものだから、箱に入れて持ち帰るようになれば、こんな問題はなくなるのかもしれません。日本人には残り物を持ち帰ることはなにか、格好悪く、そのまま残して行くのが、格好いいように思われていますから、ドギーバッグが普及しないのでしょう。そんな無意味なスタイルを変えてもいいのではないでしょうか?持ち帰っても全部食べることは、食材の成仏にも通じる良い事では無いでしょうか?
ラッシュアワーと言ってもアメリカ中西部の田舎ですから、鉄道とかバスの話ではありません。ファーストフードのドライブスルーのラッシュなのです。最近わかったのですが、会社が引けて帰路にどうやら、ドライブスルーで夕食を買って帰るようです。とにかく長い列がドライブスルーに出来ているのです。日本的に考えると何か夕食をファーストフードのドライブスルーでは味気ない気がしますが、それも構わないアメリカです。そんな列を見るとむしろ車から降りて中で買ったほうが早い気がするのですが、ガマン強く車の中で待っています。
平和運動家と称する人に会ったことがありますか?今日はそんな平和運動家に会ったのです。いつも通過する道沿いに小さな店があったので寄ってみたのです。とても繁盛するとは思わない店で、入ったときも電気を消していて、暗いのです。主人がその平和運動家で、数匹の猫と時間つぶしにテレビを見ていました、。店の中を見て良いかと、尋ねましたら、OKと言うので見てみましたが、古本、Tシャツ、手染めのTシャツ。何屋さんなのかわからないおかしな店でした。話すほどに、平和運動家で、毎週火曜日の夕方には、ベトナム戦争以来のアメリカがかかわった戦争のベテランが集まってくるそうです。奇遇だったのが、大のマッキントッシュ好きのようで、そちらでも話が盛り上がりました。とてもあの店で生活はなりたたないと思うのですが、どうやら親が資産を残して行き、それを元に暮らしているようです。隣接の庭にはイラクでの戦死者を模した棺おけを犠牲者の数だけ作り置いて、「戦争のコスト、最後の隊列」と書いた看板を立て、道行く人にアピールしていました。