今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

北海道 道北の旅 その2(道の駅・野寒布岬・朱鞠内湖)

2022年09月07日 | 北海道
訪問日 令和4年9月5日

道の駅「わっかない」
国道40号の終点の位置にある日本最北端の道の駅
「JR稚内駅」と、再開発ビル「キタカラ(KITAcolor)」などが一体となった建物で「道の駅」としての機能も担っている



駅舎の前で記念写真を撮っている人が多かったので近くに寄ってみると……



「日本最北端の線路」があった



「JR稚内駅」を突き抜けて駅前広場へレールが続いている



このレールの続く先には(痕跡から)……北埠頭へと続く



稚内港北防波堤ドーム
北埠頭は旧樺太航路の発着場として使われていた
北防波堤ドームは、ここに通じる道路や鉄道へ波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で、昭和6年(1931年)から昭和11年(1936年)にかけ建設された防波堤



稚内公園から見える稚内港北防波堤ドーム



設計者は、北海道庁の技師として稚内築港事務所に赴任してきた当時26歳であった土谷実
古代ローマ建築物を思わせる太い円柱となだらかな曲線を描いた回廊は、世界でも類のない建築物



高さ13.6m、柱の内側から壁までが8m、総延長427m、柱の総数70本、半アーチ式の構造形式






土木学会選奨土木遺産
国内の歴史的建造物のうち土木構造物について、これの保存に資することを目的として構造物群を「土木遺産」に認定して顕彰する制度









防波堤の機能を持った芸術作品。26歳の若者が設計したとは驚きだ






平成13年(2001年)に北海道遺産に指定された



稚内灯台(北海道稚内市ノシャップ2丁目)
高さは42.7mで、北海道では一番高い灯台であり、全国では島根県日御碕(ひのみさき)灯台に次いで2番目の高さを誇る
明治33年(1900年)ノシャップ岬の丘陵地(現レーダーサイト)に建てられた旧稚内灯台
昭和41年(1966年)1月10日現在の位置に移された



ノシャップ岬(野寒布岬)
ノシャップとは、「岬のそば」「岬がアゴのように突き出たところ」というアイヌ語、「ノッ・シャム」が語源となっている



この日は曇り空ではっきりとは見えないが
眼前には秀峰「利尻山」と花の浮島「礼文島」、サハリンの島影をも一望することができるという



広場の様子






ノシャップ岬の丘陵地には航空自衛隊稚内分屯基地のレーダーサイトがある




朱鞠内湖(北海道雨竜郡幌加内町)
国道40号(豊富バイパス)-275号を通り帰宅途中、道路沿いの展望台からの眺望






朱鞠内湖畔展望台から



雨竜川上流に位置する人造湖
日本最大の湛水面積(広さ2,373ha、23.73k㎡)を持ち、総貯水容量も戦後に佐久間ダムが完成するまでは日本一であった



車中泊による一泊二日の旅(走行距離760km)を終えたが地元の旅も楽しい



撮影日 令和4年9月5日

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