今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

第59回すすきの祭り「花魁道中」(北海道札幌市中央区)

2023年08月05日 | 北海道
訪問日 令和5年8月3日

第59回すすきの祭り「花魁道中」
2023年 すすきの祭りは8月3日(木)~5日(土)
メインイベントとともいえる「花魁道中」は初日8月3日(木)20時 豊川稲荷から始まった



写真ブログを始めてからネタを探すために撮り始めたが、年々観客が多くなっている
今回は30分前に場所を確保、偶然出発前の待機場所付近だった



出発前ではあるがこの先頭の女性は常にキリッとした表情を崩さずにいた



今年の花魁「夢千代太夫」役は、相川 みりあ さん (会社受付)
以前はススキノに勤務するホステスが選ばれていたが、最近は学生や会社員から選ばれている



出発前なので高下駄(7kg)は履いていない
この下駄の高さは30cmほどある
花魁道中の歴史を調べると、衣装や髪飾りが豪華になるにつれ、バランスをとるために高くなっていったという



出発前最後の衣装や髪飾りの確認をしている



新造役の女性も少し緊張感が増してきている



禿(かむろ)役の女の子も親から声を掛けられていた



この女性はずっと表情も姿勢もを崩さずにいる
プロ意識を感じる女性(美しい)



花魁役も着物で足もとが見えず、周囲に助けられ高下駄に足を通した



花魁の準備もできた



札幌の花魁道中の歴史について
第20回(昭和59年)に、記念行事として東京浅草から花魁役等9名を招き「花魁道中」を披露した
それが、予想以上の人気となり、翌年(昭和60年)から恒例の出し物となった
花魁は公募により2名が選ばれ「夢千代大夫」「佳津乃大夫」と命名された



拍子木が鳴り花魁道中が始まった



始まったばかりで、ここでは余裕の表情だが衣装等で30kgほどの重量がある















高げたを履いた太夫が、つま先を内側に向けた後、大きく外側に開く「外八文字」という独特の歩き方で進んで行く









花魁道中の情報をわかりやすくアナウンスしてくれている女性が目の前にいた
この美しい声は聞き慣れていたが、様子を見ていると大変そうだった



佳津乃大夫の列が続く



昔は顔を白くして薄明りの中でも出来るだけ顔を認識しやすくしたというが、写真を撮っていてなるほどと思った



新造役の女性



今年の花魁 佳津乃太夫役は、小林 世佳 さん(ネイリスト)



「花魁道中」花魁役が決定してから、この日に備えて稽古をこなしてきたと想像する



一生一度の機会に恵まれ、いい想い出になったことだろう



見事でした









「外八文字」の歩き方をしている時の顔は真剣そのもの



無事終わったあとの表情がとても可愛い



後ろ姿も艶やか



撮影 令和5年8月3日
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