今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

醍醐山 醍醐寺 その1(京都府京都市伏見区醍醐東大路町22)

2022年07月29日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月23日

世界遺産 醍醐山 醍醐寺 その1
真言宗醍醐派の総本山の寺院
広大な地域に位置し、山頂一帯を「上醍醐」山裾を「下醍醐」と称している
下醍醐もパンフレットによると「三宝院・伽藍・霊宝館」エリアに分けられている

<三宝院エリア>
三宝院唐門(国宝)
門跡寺院としての三宝院にあり、朝廷からの使者を迎える時だけに扉を開いたとされる門(勅使門)が唐門






門全体が黒の漆塗で菊と桐の四つの大きな紋には金箔が施されている(平成22年7月修復)



玄関(重要文化財)
受付で初めて訪れる寺院だと告げると、三宝院から拝観することを勧められた






堂内に入ると更に受付があり、特別拝観料が必要とのこと(合計1,500円)



京都らしい雰囲気のある写経所






有料区域に入る



葵の間(重要文化財)



襖絵は、京都三大祭りの一つ「葵祭の風景」






秋草の間(重要文化財)



秋の七草の風景が描かれている



勅使の間(重要文化財)



桃山時代の作品で「竹林花鳥図」が描かれている







表書院(国宝)
平安時代の寝殿造りの様式を取り入れたユニークな建築で、下段・中段・上段の間がある



下段の間は別名「揚舞台の間」とも呼ばれ、畳をあげると能舞台になる



中段の間、上段の間は下段の間より一段高く、能楽や狂言を高い位置から見下ろせるようになっている












本堂側から表書院を観る






純浄観(重要文化財)



秀吉が「醍醐の花見」で使用した建物を槍山から移築したといわれている



襖絵の桜・紅葉図は平成に入り浜田泰助画伯によって描かれた






特別名勝・特別史跡 庭園



「亀島」と「鶴島」
左が亀島で、樹齢500年以上といわれる五葉松(姫小松)が亀の甲羅のように亀島を覆っている



右が鶴島 石橋が鶴の首にあたり、鶴の躍動感を表している



「賀茂の三石」
左の石は、賀茂川の「流れが速い様」中央の石は「川の淀んだ状態」を
右の石は「川の水が割れて砕け散る様子」を表している









瀬戸石(天下の名石)
天下を治める者が所有する石として、室町時代から歴代の権力者によって引き継がれてきた
醍醐の花見の後に、秀吉の命により聚楽第より運びこまれた






三段の滝(中央)



屋根は枕流亭か



本堂(重要文化財)



堂内には快慶作の本尊:弥勒菩薩を安置



係の人の説明によると彫刻も素晴らしいとか






松月亭






奥宸殿(重要文化財)



「醍醐棚」と呼ばれる違い棚
修学院離宮の「霞棚」、桂離宮の「桂棚」とともに「天下の三大名棚」と称されている






江戸時代の建築で座主の居住空間といわれ、武者隠しがある









次回に続く
撮影日 令和4年5月23日

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