
緩やかで長い坂の参道を上ると石段の上に二天門が見えてくる
二天門(重要文化財)
室町時代の建立

前回訪れた時には草鞋の記憶はないが

二天像を撮るのに苦労したことを思い出す

この障害となる木も

Canon G1Xの力により、全体像を撮ることができた。


大悲閣本堂(国宝)
弘安11年(1288)1月建立の銘が須弥壇にあり鎌倉時代の代表的な和様建造物


「大悲閣」の額が掲げられている


鐘楼



伝教大師童形像

三重塔(重要文化財)
天正元年(1573年)、信長の兵火で金剛輪寺も被害を受けるが、現存の本堂、三重塔は寺僧の尽力で焼失をまぬがれた

中心堂宇は総門や本坊のある地点から数百メートルの石段を上ったはるか奥にあるため、見落とされ、焼き討ちをまぬがれた

時代は違うが境内案内図を見ながら歩いても、三重塔を探し出すには苦労する

塔全体を撮そうとあちこち歩いてもみたが、いい場所がみあたらない。

ここならという場所はあったが土砂崩れかなにかで通行禁止となっている。

あきらめて、本堂内の仏像を拝観することにした。

堂内では本堂と共に国宝となっている「須弥壇」や内陣の説明を女性が、後陣に安置されている仏像の説明を若い男性がしてくれた
建物も仏像も凄いが、この二人の人柄もこの寺の一隅を照らしている

周辺の木々もわずかではあるが色づきはじめている


二天門を後に車に戻る。長い道が続くが人生もそうだが下り坂もまた楽しい

白門
黒門・赤門に加え白門、他の二つとの違いは門に色がついていないことだ。


名勝庭園の入口となる

明寿院
金剛輪寺の本坊



茶室「水雲閣」

江戸時代の建立

明寿院から見た白門

撮影 平成26年10月19日