神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

翌日10日朝の彦根の空には綺麗な鱗雲が~その後、朝食の後、駅前を散歩~彦根市立図書館創設100周年記念式典

2016年10月10日 16時26分31秒 | 旅行


彦根駅の改札口は2階にあって、コンコースの窓からは、石田三成のお城のあった佐和山が見えていました。

この彦根は、豊臣軍の石田三成が築城したところであり、その後、幕末に活躍した井伊直弼は、ここで生まれたのですね。

結果的に、二人は敵味方の立場ではあったわけですが・・・。

彦根の人たちは、どちらを応援している、否、していたのでしょうか?

コンコースを奥のほうに歩くと、近江鉄道の彦根駅になっていました。

いい機会だから、階段を下りて、近江鉄道の電車を撮影しました。

車社会になって、こうした地方の私鉄は経営が厳しいようですね。

でも、がんばってほしいと思います。私のように車の運転のできない人間のために。

また駅前に戻って、今日行く「ひこね市文化プラザ行き」のバスを確かめました。


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昼前のバスに乗って、ひこね市文化プラザまできました。

大きな建物でした。

今回の彦根行きの目的は、よくこのブログにコメントをくださるハイジさんというハンドルネームの方に送ってきていただいた招待状で、この日、このひこね市文化プラザで開催される「彦根市立図書館創設100周年式典」で記念講演される作家夢枕獏さんの話を聞かせていただくことでした。

ことの発端は、ハイジさんが、「この記念式典と記念講演には要約筆記と手話がつく」と教えてくれたことからでした。ハイジさんとはケイタイアドレスの交換をしてあります。

  ブログにて知り得し人に招待状いただき来たり彦根の町に  biko

私は、なんとなく今日の会場は彦根駅の近くだと思っていたのでしたが、ホテルでこの文化プラザが彦根駅から遠いことを教えていただき、バスで来ることになったのです。


↓これが文化プラザの全体図です。


↓ここが会場のグランドホールの入り口ですが、

まだ時間が早いので、ホール前のベンチで、バス停前のコンビニで買ってきたサンドイッチとおにぎりで腹ごしらえをしているところへハイジさんがやってきました。

お互い面識はないのですが、私がときどきブログの中に夫を混じりこませているので、わかったらしいです(笑)。

私達は、せっかくだから、図書館の記念式典から聞かせていただいたのでしたが、彦根市長さんは、恰幅のよい、なかなか立派な方でした。図書館の歴史を紹介するスライドも見せていただきました。

その後、待望の夢枕獏さんの記念講演「物語と旅」が始まりました。

思った以上に面白いお話が聞かせていただけて感激だったのですが、ただ肝心の私に前日からの疲れが出て、途中居眠りをしてしまったことが申し訳なく、残念でした。

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印象に残った夢枕獏さんの言葉を少し。

これは講演が終わったあとの質疑応答で夢枕獏さんが答えた回答。

神仏の話が好き。霊魂は9割ないと思っているのだが、怖い。

最近本離れの傾向について、

本そのものは読んでいないが、ネットで読んでいる。

本を書くにあたって売れるためにリサーチして書くということはしない。好きだから書いている。


おもしろかったのは、最初のほうの「山で熊に出会ったときの対処法」。

山で大きな熊に真向かったときは絶対に勝てないので熊に抱きつくのがよい。しかし、いつその熊の体から離れるかが問題。

彼女といて熊に出会ったときは、男らしく彼女に「逃げよ」という。が、熊は逃げる獲物を追いかける習性があるから、熊は彼女を追いかけてしまう。その間に自分が逃げればよいという、ずるい解決法も指南してくれた。(笑)

いずれも、ブラックユーモアとして聞かせていただいた。

  夢枕獏の語れるお話を夢枕となしわれの居眠り  biko

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講演のあとで、車で迎えに来た次男夫婦をハイジさんに紹介して、お別れしました。

  午後四時に迎えにきたる次男らを紹介せしのち帰途につきたり  biko

三連休の最後の日だったので、渋滞でしたが、午後8時過ぎ、なんとか無事に帰宅できました。

ハイジさん、どうもお世話になりました。

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(註)昨日の昼間、石田三成を彦根で生まれたと書きましたが、ハイジさんの指摘で、ちがっていたことに気づきました。なので、その部分は訂正して書き直しました。

この部分に限らず、まとめてたくさん書いたので、また後で訂正する箇所が出てくるかもしれません。