神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

株の売買その他

2016年01月08日 20時27分32秒 | わたしのこと
私は若い頃、銀行に勤めていたのに、経済には疎い。

家の経済は、全て夫任せである。

夫が経済に長けているというわけではないが、しかし、私よりは関心を持っている。

が、儲けることはあまり上手ではない、ようだ。

今までも、かなり株で損したといっているし、現在も、器用な人なので株式会社を興して会社経営はしているが、しかし、儲かっているようでもなさそうだ。

働き者だから、日夜仕事をしているが、その割りには、贅沢ができるほどの稼ぎはなさそうだ。

だから、私は、何があってもあわてないように、贅沢はしない。いや、できない性分だ。

夫も贅沢はできない性分なので、この点は似た者夫婦かもしれない。

私は、ぜいたくができない性分であるだけでなく、甲斐性もない。

甲斐性がないことが分かっているから贅沢しないともいえる。

で、タイトルにした株の売買だが、私は大金を持ったことはないが、ただ実家の母が、十年ほど前に倒れたとき、今後のことを考えてだろう、少し預金を分けてくれた。

以前も書いたが、母は、自分の死後の税金対策のために、預金の大半の名義を今は亡き兄にしてあった。だから、その預金も兄名義のものの一部を解約して分けてくれたのだった。

それをもらった頃たまたま証券会社の人が訊ねてきたので、口車に乗せられるように、その三分の一だけ投信した。

その後、あとの三分の二は国債と郵便局の預金とに三分の一ずつ分散していたが、国債は利が薄いからと勧められて国債を解約して、その三分の一も投信した。

その直後にリーマンショックがきた。

かなり損をした。

が、担当者が替わって、次に担当者になった若い証券マンが腕の立つ人だったようで、損を取り返してくれただけでなく、少し儲けさせてくれた。

それはありがたかったのだが、しょっちゅう売り買いをさせるのがうっとうしかった。

証券マンは売り買いをさせながら儲けさせてもくれるのだが、彼らもがっちり売り買いで利鞘を稼いでいる。

そんなころ、私は別件で鬱病になり、精神薬のせいで、精神が不安定になっていた。

たびたび訊ねてきてくれる証券マンに八つ当たりしてしまった。

薬のせいで何もかも不安でしようがなくなっていた私は、夫に頼んで持っていた日本株関係の債権全部を解約してしまった。(夫に頼んだのは、私は電話の授受ができないから)

その後、日本株はどんどん上昇を続けた。

あ、とは思ったが、それより、私は、精神薬で不眠症になって死の一歩前くらいになっていたから、それどころでなかった。

その後も、その債権はどんどん上昇を続けたが、私には既に関係ないことだった。

当時は、お金を儲けるより、精神的な安定を得ることのほうが大事だった。

その後、現在に至るのだが、昨日、今日のニュースを見ていると株の下落で持ちきりだ。

今後どうなるかなど素人の私にはさっぱり分からないが、しかし、私には関係ない話であることは確かなことだ。

上がったものは、いつかは下がる。

それがこの世の定めだと思う。

  贅沢はできずともよし命あり家族があればそれで満足  biko

  安くても美味い食べ物ありましてそを探すこと趣味となすわれ  biko

  手をかけて家族に美味いと喜んでもらへることがわれの生きがひ  biko

  金かけずできるお洒落を楽しまむ義母の遺しし服も着るなり  biko

  金儲けする才覚のなきことを自覚して食ふこの茶碗蒸し  biko