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神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

広岡浅子をモデルにしたNHK朝ドラ「あさが来た」がおもしろい

2015年10月03日 09時34分21秒 | テレビ番組
NHK朝ドラの「あさが来た」がおもしろい。

見逃さないように録画して見ている。

主人公の「あさ」こと広岡浅子の評伝を読んだことがある。

古川智映子の『土佐堀川』がそれだ。

図書館で借りてきて読んだ。

私の簡単な読書感想を書いた記事を貼り付けておくので、興味をもたれた方はどうぞ。

広岡浅子伝『土佐堀川』

この本を読むきっかけになったのは、近江八幡市に住んで、様々な建物を手がけたウィリアム・メレル・ヴォーリズと結婚したヴォーリズ真喜子の評伝『負けんとき』がきっかけであった。

ヴォーリズ真喜子のお兄さんが広岡浅子の娘婿だったのだ。

これも、私の読書感想を書いた過去記事を貼り付けておくので、興味をもたれた方は、どうぞ。

↓玉岡かおる著『負けんとき』(ヴォーリズ真喜子の種まく日日)の感想記事

『負けんとき』上巻

『負けんとき』下巻

いずれも大変おもしろかったので、ときは読書の秋、一読されることをお奨めする。

(年甲斐もなく)素敵に変身?

2015年08月22日 11時22分38秒 | テレビ番組
                (↑そろそろ食べ上げなければ!)

遅い朝食を食べながらテレビを見ていると、「素敵に変身」というような番組名で、私と同年輩と思しき女性が「まな板の鯉」になって、変身させられていた。

いえ、ご本人は(頼まれて演技しているのかもしれないが)喜んでおられる様子だったから、「まな板の鯉」と言ってしまうのは語弊があると思う。だから正式な番組名は書かない。

その番組を見ていて、私なら、「ああいうふうに変身させられるのは真っ平ごめん」と思った。

というのが、出てこられた初老の女性は年相応の知的な感じのよい方なのに、番組で変身させられて、「若作りのお化け」のようなファッションに変身させられていたから。

私はいつも思う。年相応でどこが悪い?

その年齢でしか体験できない老化、その他を、なぜごまかさなければならないのか。

女優さん達が若く見えるのは、それなりの職業的努力の結果だと思うし、それが必要な場面もあるかもしれないが、素人のわれわれが、どうしてそれを真似ねばならないのか。

適齢期に(適齢期でなくてもいいが)結婚して、子供ができて、その子供が結婚して孫ができる。

なら、孫のおばあさんらしい風貌でいいではないか。

変に若々しいおばあさんだと孫も気持ち悪く思うかも知れないし、その前に、子供達がいやではないか。

いつまでも不自然に若々しくいる必要はない。

まして派手な浮ついたファッションなど、こちらから願い下げだ。

年相応に老けて、年相応に枯れていく。これが一番の幸せではないかと思う。

最近の私は、お化粧もしないし、服も地味なものを着る。

そうしているのが、一番心安らかにいられるから。

まあ、しかし、人それぞれなので、年齢に抗って、若作りをするのが生きがいの人は、それはそれで、またいいとも思う。

それに私も前期高齢期の現在は地味にしているが、よぼよぼの後期高齢期になったら、あるいは、ど派手な格好をおっぱじめるかもしれないし・・・。(笑)

「どう選ぶ?ついの住みか」

2015年08月19日 15時42分03秒 | テレビ番組
NHK「あさイチ」でタイトルにした番組をやっていた。

老人世代に突入したわれわれには切実な問題だ。

親の世代のことを思い出してみると、

私の父は57歳で亡くなったから、老後はなかった。

義父は78歳で亡くなったが、末期膵臓がんであることが判明して、1ヶ月の入院期間もなかったから、やはり老後という期間はなかったに等しい。

義母は、晩年は認知症になった。

私達が同居を始めたころは、かなり進んでいた。

が、まだオムツを当てたり、トイレの世話をするところまではいかなかった。

それでも、日常的に変なことをするから、その後始末が大変だったことはある。

が、そういう状態のとき、私の大腸がんが判明した。

最初はあちこちの福祉施設のショートステイでしのいでいたが、本人が「もうたらいまわしをされるのはいや」と言い出したので、ケアマネージャーさんのお世話で近くの老人ホームに入所した。

入所したのが88歳で亡くなったのが92歳だったから、足掛け4年の入所だったことになる。

建物は古かったが、良心的な老人ホームで、料金も最初の頃は義母の年金で払えていた。

が、だんだん介護度が上がるに連れ費用が嵩むようになり、義母の預金を切り崩して支払わなければならなくなっていた。

しかし、われわれの負担にならない段階で亡くなったから、子孝行であったと思う。

それを鑑みて、私は自分の老後の心配をする。

年金は年々実質的に減ってきている。

預金もそれほど多くない。

あまり長生きをすると子供達に迷惑が及ぶかもしれないということが一番の恐怖だ。

生きている間は元気に死ぬ時はころっとという昔からの年寄りの願望を私も強く持つ。

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朝一番に書いた記事を送信しようとすると、どういうわけか消えてしまった。同じ文章は書けないし、書きたくないので、最初に思っていたのとはニュアンスの違う記事になってしまった。

「皇室アルバム」で拝見した雅子さま

2015年07月26日 23時26分28秒 | テレビ番組
最近、毎日系の番組「皇室アルバム」を録画して拝見している。

今日は、トンガ王国の載冠式に臨まれた皇太子ご夫妻だった。

雅子さまのお元気そうなお姿を拝見できて嬉しく思った。



笑顔もごく自然な感じで、「ああ、ずいぶんよくなられた」と思わせていただいた。



日本大使館員の人たちのお話を伺う表情も本来の雅子さまらしい自然体であられた。

巷では、無責任にいろいろ言う人達がいるが、どうぞ、そんなことは気になさらずに、ゆっくり回復していただきたいと思う。

↓帰国の飛行機に搭乗される際、お手振りをされる雅子さま



皇室不要論を言う人たちもいるが、私は、天皇、皇后あっての日本と思っているから、テレビではあっても、天皇、皇后両陛下を拝見すると心が安らぐ。

日本の国の平和を毎日祈ってくださっている天皇、皇后両陛下は、神様のように拝見するし、来るべき天皇、皇后になられる皇太子様、雅子さまも、特別なオーラをお持ちの方だと思う。

国民が、日本の平和を祈ってくれる自国の神様を尊敬して、初めて日本の国は安泰といえる。

同調できない人たちもいるとは思うが、ここは私のブログなので、自分の思うところを書かせていただいた。

アマゾン大紀行

2015年06月01日 18時24分35秒 | テレビ番組
このごろ、写真が入らないから、録画してあった番組を観るついでに、画面を撮影しながら、趣味の短歌を作っていくことにした。

観た番組は、「世界ふしぎ発見」の【アマゾン大紀行】

まず、最初は「オオオニバス」

オオオニバスは受粉するため、虫を引きつける芳香を放つが、その期間は3日間。

↓虫が近づいたら、たちまち花を閉じてしまう。


↓閉じられた花の中では、虫が暴れまわるので、受粉に成功する。


受粉ののちは、また花を開くが、まもなく枯れると。

  芳香に近づく虫を閉じ込めてオオオニバスの花は受粉す  biko

  花の香に閉じ込められて暴れたり暴れたあとに花の香を出(い)づ  biko

  受粉してのちにふたたび咲(ひら)く花やがて枯れ果て花の残骸 biko

↓ナマケモノは、陸上では動作が緩慢だが、水中では意外と機敏に動く。


  ナマケモノ水の中では怠けずに健気に泳ぐアンチナマケモノ  biko

↓アマゾンの密林には、ウアカリという顔の赤い猿が棲んでいる。


人間の生まれ変わりといわれているらしい。

↓赤い顔は、顔に皮下脂肪がなく、毛細血管がそのまま見えるため赤いのだそう。


  血管をそのまま見せてウアカリは赤い顔してアマゾンの森  biko

↓ゴムの木は、傷つけられたところから粘りのある白い汁を出す。


  その幹を傷つけられてゴムの木はゴムとなるべき白き汁出す  biko

葉加瀬太郎さんの魅力

2015年04月29日 23時07分23秒 | テレビ番組
最近、「林修の今でしょ」を録画して観ている。

昨日は、「科学で料理が美味しくなる&葉加瀬太郎の音楽講座」であった。

それを今日の午後観た。

「科学で料理が美味しくなる」も、それなりによかったが、それより、私が感動したのは、葉加瀬太郎氏の音楽講座であった。

私は、難聴が進んでからは音楽を楽しむことは、ほとんどなくなった。

特に最近の音楽とか歌は聞くことすらしない。

が、今日観たこの番組で演奏された曲は、私が、まだ音楽を楽しんでいた頃に聞きなれていた曲ばかりだったから、両耳の補聴器をオンにして、耳を澄まして聴いた。

演奏された曲は、

モーツアルトの「交響曲第40番」、
ロッシーニの「ウイリアム・テル」、
ドヴォルザークの「新世界より」、
ラヴェルの「ボレロ」、
ワーグナーの「ワルキューレの騎行」、
ショパンのノクターン」、
ベートーベンの「第九」など。

これらの曲のさわり部分を葉加瀬氏がバイオリンで演奏してくれたのだが、これにしびれてしまった。

葉加瀬氏は、ふだんはニコニコしているのに、バイオリンを弾くときには、急に怖いくらい真顔になって、真剣に弾く。そのギャップが、非常に魅力的だった。

彼は、女優、高田万由子さんの夫君である。

私は、高田万由子さんのファンだったから、彼女が葉加瀬氏と結婚するというニュースを聴いたときには驚いた。

あんなに可愛い顔をして東大を出ている万由子さんは、今から20年ほど前、大人気であった。

そんな高田さんが結婚する相手は、どんな人だろうと期待して(テレビか週刊誌か忘れたが)葉加瀬氏を見たとき、「えっ」と思ってしまったのだ。(葉加瀬さん、ごめんなさい)

が、今日、バイオリンを演奏する彼を見て、惚れ惚れしてしまった。

演奏の合間、合間にしてくれる作曲家達のエピソードも、おもしろくて、彼が非常に有能な人ということを知った。

高田万由子さんが、彼を好きになったはずだ。

 補聴器をきつちり着けて聴きてをり葉加瀬太郎のヴァイオリンの音(ね)  biko

 知らざりき高田万由子の連れ合ひの葉加瀬太郎のあの博学を  biko

「ダウントン・アビー」に学ぶ警句

2015年03月30日 13時24分45秒 | テレビ番組
毎週日曜日に放映されるダウントン・アビーというドラマを楽しみに観ている。

私は、日曜日に観ることは、ほとんどなくて、大概、その翌日の月曜日の午前中に観る。

というのが、リビングのテレビのチャンネル権は夫がもっているから、基本的に、私は夜は好きな番組を観ることができないのだ。

しかし、録画は私優先にさせてもらっている。夫は、2階の自分の寝室にもテレビをもっているから、夫の録画はそちらでできるから。

と、前置きが長くなってしまったが、私がこのドラマを好きなわけは、家居の好きな私にとって、お屋敷(お城)で起きる出来事は規模こそ違うが、私の日常の参考になるから。



今回も期待に応えてくれた。

前回は、この城の主の投資の失敗により、ダウントン・アビー城を手放さなければならない瀬戸際に立たされたが、長女の夫に遺産が入ったことで、ひとまず危機は脱することができた。

今回も盛りだくさんな事件が起きて、主の次女と身分違いの結婚を果たした元運転手の事件とか、以前従者だった男性が「妻殺し」という無実の罪で牢獄に入れられているのであるが、その従者と、従者と再婚した、その城の家政婦長のやり取りとか、第一次世界大戦中、このダウントン・アビー城が病院代わりになっていた時期があったが、その時に入院していた大佐と小間使いの間にできた子供に関わるドラマとか。

一話に、さまざまなドラマが同時進行で繰り広げられる面白さもさることながら、人生の警句も散りばめられているのが、見ごたえになるのだ。

もちろん、当時の貴族の生活の再現を見ることができるというのが、一番の大きな魅力ではあるが・・・。

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ところで、今回ご紹介する警句は、この家の主の母親であるおばあさん(大奥様)の言葉だ。

「新聞に投稿するなんて、レディのすることじゃないわ」

そうか、そうなのかもしれない。

私は、過去2回新聞投稿したことがある。

2回とも郷里の高知新聞にしたのであったが、2回とも採用されたので、投稿って簡単に採用されるものと思っていた。が、必ずしもそうでもなくて、何回投稿しても没になったという話を最近聞いたので、私は、たまたま運がよかったということを知った。

しかし、喜んでいてはいけないのである。

新聞に投稿したりするのは、はしたないことなのかもしれないのだから。

だいたい、こんなふうに物を書くという行為自体、あまり品のいいものではないのかもしれない。

佐藤愛子さんという作家がおられるが、彼女のお父さんは自分が物書きながら、だからこそかもしれないが、女の物書きを特に嫌ったと何かに書いていた。だから彼女が作家になったことを今は亡きお父さんが知ったら、どんなに悲しんだろうということを何かに書かれてあった、という記憶がある。

彼女の場合は生活のため、やむを得ず書いた事情があったから許されるが、私など書いたところで売れるわけでもなし、ただ好きだから書いているという事情だから一番始末に終えない書き手かもしれない。

そんなことを考えると、そろそろブログを書くことも止めないとと思ったりもする。

ん、良家の奥様だから?

いや、まったくそうではないから、別に書いてもいいか。(笑)

それに、私は、書かなければ、ただの耳の遠いおばあさんで終わりだ。

  書くことが生きがいなれば書くなとは言ふてくれるな桜の花よ  biko

阪神・淡路大震災20年

2015年01月16日 14時28分47秒 | テレビ番組
昨日のNHK”クローズアップ現代”では、「阪神・淡路大震災20年」と題して、大震災のその後を取り上げていた。

おもに取り上げられていたのは、震災後、家を建て替えた人たち、震災後、震災前にやっていた商売を再開した人たちなどであった。

年齢的には、われわれ団塊の世代か、それより少し上の世代の人たちである。

当時、われわれ団塊の世代の人間は、まだ45、6歳だったと思う。

まだまだ若く、元気もあった。

だから、無理して家を建て替えたり、商売を再開したりされたのだろうが、その後、景気の低迷と、地震前より人口が減ったことなどが相俟って、経済的に苦しい状況が続いているという。

まったく他人事ではない、

われわれも、現在住んでいる川西の家は、地震の翌年建て替えたものだ。

地震前の建て替える前の家には、夫の母、つまり義母が一人で住んでいた。

建て替える前の家は、築60年の古家だったから、地震で半壊になった。だから一階はまだしも、二階はまっすぐ歩けないような状態になっていた。

われわれは当時住んでいた大阪のマンションもまだローン返済中だったけれど、この建て替える前の川西の家は、もうひと揺れすれば義母の命にかかわるかもと、義母の預金の一部と夫のローンで建て替えた。

当時、長男、長女は大学生で、教育費も山場だった。

思えば、どうやって、この20年を過ごしてきたかと感慨深いものがある。

”クローズアップ現代”では、今夜も明夜も「阪神・淡路大震災」がテーマだそうだ。

  ふたむかし前は壮年だつたはず老い坂くだる団塊世代も  biko

空き家問題

2015年01月10日 22時11分47秒 | テレビ番組
テレビをつけると、NHKスペシャルで「空き家列島ニッポン」という番組をやっていた。

私も最近、空き家について思うところがある。

私の住んでいる地域は、川西市でも、駅から近く、ごく便利なところだ。

こんな便利な地域でも、夜散歩してみると、明りの点いていない空き家を散見する。

我が家の建っている小路も、9軒中、1軒が空き家、1軒が週1回持主のご長女が確認のため泊まりにこられるだけ、あと空き家にはなっていないが、一人暮らしの後期高齢者の方が入退院を繰り返しておられるから、いつ空き家になるか分からないという状況だ。大目に見ると、約3割近くが空き家という状況になりつつある。

これが、川西でも、駅からさらにバスで行く新興住宅地だと、現在はまだしも、これから空き家率はぐっと高くなってくるだろう。

川西市は、かつては人口増加率が全国一であったくらい住宅開発が盛んであった。

新しい住宅地は各家の庭も広く、道路も広く、憧れの住宅地であった。

しかし、都心回帰が進んで、その新しかった住宅地に空き家が目だってきていると市の広報か何かに書かれてあった。

郊外の人口が減ってくると、そこにできていたお店が閉店するケースも出てくるだろう。

そうなってきたときに、山を切り開いて開発して、坂道の多い住宅地は非常に住み難くなってくる。

川西市は、ここ数年、駅前近くにマンションの建設ラッシュが続いている。
 
郊外の住宅地の人たちが、こういう駅前のマンションに住み替えることも多いだろう。

そうすると、郊外の住宅地は、ますます寂れていく。

そんなことを最近思っていた矢先だったので、今夜この番組を見て、これは全国的な問題なのだと思った。

 人口の減りゆく日本の西東(にしひがし)空き家は増えて冬の雪ふる  biko

老いらくの恋

2014年12月07日 15時18分30秒 | テレビ番組
昼頃テレビをつけると、読売テレビで「クギヅケ」という番組をやっていた。

例によって芸能ニュースかと思ってチャンネルを変えようとした時、「田原総一朗80歳で新恋人」という画面の文字が目に入って、文字通りクギヅケになった。

すごい!

タイトルにした「老いらくの恋」という言葉には、年を重ねた人の恋愛を揶揄する響きがあるが、私は、逆に、「ご立派!」と拍手したい気持ちになった。

田原氏も、お相手も、ともに連れ合いを亡くされているらしい。だから、一見何の問題もなさそうだが、しかし、

普通だったら、この年齢になると、たとえ好きと思う人が現れても、世間体とか考えて、恋人同士になることを躊躇すると思う。

途中から観たので、詳しいことは分からないが、同窓会で、昔のマドンナだった女性に再会して、猛アタックしたらしいから、お相手も同い年の80歳ということになる。

男は、年をとるほど、年の差のある若い女性を求めると聞いたことがあるが、必ずしもそうと決まったわけでもなさそうだ。

猛アタックした田原氏も凄いが、猛アタックされた女性は、もっと凄いと思う。

もちろん美しい人ではあろうが、しかし、それだけではあるまい。

たぶん、内面から醸し出されるオーラをお持ちの方なのであろう。

世間的には、80歳というと、老女ともいわれる年齢だが、そういわせない、きりっとした雰囲気をお持ちの方なのだろう。

とにかく、これから本格的に老年に向かっていく私達に夢を与えてくれる存在の女性だと思った。

  八十の翁とおうなの物語り花さき花ちりまた花が咲く biko

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朝、夫が「今日は奈良に行かないか?古事記展が開催されているから」と誘ってきた。

まあ、昼食の後で、唐突に言われるのと比べると、心の準備もできないこともなかったが、、私は、現在は、あまり「奈良」という気分ではないのだ。夫は、現在、古事記、日本書紀に関する本を読んでいるようだから、わざわざでも行きたかっただろうが・・・。

こういうときに、さっと夫に合わせるのが良妻なのかもしれないが、私は、別に行きたいところがあるし、それに、読みたい本が溜まっている。

ということで、夫は、昼食後、一人で出かけた。

ブログに写真を入れるためには出かけて、晩秋の奈良を撮影してきたほうがよかったかなぁ。

  妻われの死にたるあとの予行とて初冬の奈良に一人で行けり biko

大事なものは足元にある

2014年12月04日 15時49分29秒 | テレビ番組
録画してあったNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を観る。

今回は、イギリス人造園家のポール・スミザーさんの大事なものは足元にある。

マツムシソウの苗

スミザーさんは、英国のウィズリー王立園芸協会で学んだ園芸家だ。

植物を育てるモットーは、無理させない。自分の力で。

植えたあと、肥料をやったり水をやったりの特別な世話をしないでも、植物自らの力で生きていけるような造園を心がけているらしい。

居場所があれば、生きていける。

つまり、どの植物も、その植物に合った場所に植えてやれば、ひとりでに育つ。

が、日陰で生きる植物を日なたに植えたら、植物にとっては拷問に等しい。



これは、人間についてもいえることではないだろうか。

私などは、どちらかといえば、陰を好む人間である。

「陰を好む人間」は、ともすれば、否定的にみられがちだが、しかし、それが、その人の持ち味であれば、無理に向日性になることもないのでは?と私などは思っている。

大事なものは、足元にある。

スミザーさんは、イギリスで園芸を学ぶうちに、日本が植物の宝庫ということを知った。

たとえば日本のススキなど、英国ではわざわざ植えないと自然に存在するということはないらしいが、日本は野山などに自然に生えていると聞いて驚いたらしい。

それで19歳のときに日本に来たが、日本は折からのイングリッシュガーデン大流行のころで、夏暑く、冬寒い日本には合わないバラなどが、植えられていて、がっかりしたという。

それからは、日本は素晴らしい植物の宝庫ということを説いて回ったが、最初のころは、誰にも聞いてもらえなかったらしい。

が、コンクールで一等賞をとってから、だんだんスミザーさんの言い分も聞いてもらえるようになったという。

今では、イギリス人の彼が、日本人に、「この植物は外来で、この植物は日本固有種」というふうに教えて回っている。

どこにでも生えている雑草こそ外来種の勢いに日本固有種が肩身を狭くしているのは問題と捉えておられる。いつか外来種が日本の野原を席巻してしまうかもしれないと。

まさに、「大事なものは足元にある」のだ。

私も、元々、人工的に育てられた華やかな園芸種の花より、野原などに自然に咲いている花を好む傾向があるから、スミザーさんのお考えには賛成だ。

  イギリスの人に教わる日の本の草木で造る庭のよろしさ  biko

録画して観ているテレビ番組

2014年12月03日 12時13分12秒 | テレビ番組
難聴の私は、パソコンもよく見るが、テレビも、よく視聴する。

テレビのほうは、録画して観ることが多い。

なぜなら、観たい番組を見逃すことがないし、時間の空いたときに、観たくもない番組をだらだら観ることも避けられるから。

現在録画しているのは、NHKの朝ドラ「マッサン」を始めとして、「きょうの料理」、「きょうの料理ビギナーズ」、「みんなの手話」、「ワンポイント手話」、「短歌」、「きょうの健康」、「歴史秘話ヒストリア」、「プロフェッショナル・仕事の流儀」、それから最近は、「ダウントン・アビー・華麗なる英国貴族の館」も。

民間の番組では、朝日系の「世界の村で発見『こんなところに日本人』」、毎日系の「世界不思議発見」などがある。

最近は字幕の付く番組が多くて助かっている。

もちろん、全部観られるわけでもないので、観ずに消してしまうものもあるし、観ても、早送りでというのもある。

民間の番組は、大きな声ではいえないが、コマーシャルを飛ばしながら観ることもある。

料理番組は、毎日なので、すぐに溜まる。が、メニューに行き詰まったときに助かるし、昔はなかった最近の食材の料理の仕方なども知ることができるので役立つ。わざわざ録画しなくても毎日2回放映があるのにと思われる向きもあるかもしれないが、実際作ってみようと思ったとき、材料の分量などを確かめるのに重宝する。

手話の番組は、もっともっと難聴が進んだときのために観ているのだが、あまり熱心に観ているとはいえない。

「短歌」は所属する結社の主宰、永田和宏氏の出る回以外は、ほとんど観ずに、消してしまうことが多い。

「きょうの健康」も、興味のないテーマのときは、観ずに消す。

イギリスのドラマ、「ダウントン・アビー」は、お気に入りである。時間のあるときに、2回、3回と繰り返し観ることもある。

私は、イギリスの「シャーロットホームズ」シリーズとか、アガサ・クリスティーの「ミス・マーブル」シリーズなども大好きだ。

夫に、「私が、こんなにイギリスが好きなのは、ひょっとすると、前世がイギリス人だったかも」というと、「アホな、アイヌに決まっているやんか」と言われてしまった。

  イギリスを好みてをれど髪おほく情あつければアイヌと言はる  biko

「マッサン」

2014年09月29日 14時04分42秒 | テレビ番組
NHK朝ドラで、ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝の「マッサン」が始まった。

このドラマは、たぶん私には忘れられないドラマになるだろう。



なぜなら、昨年亡くなった兄は、若い頃、ニッカウヰスキーに勤めていたから。

ニッカウヰスキーが「スーパーニッカ」を売り出したころ、その命名について、兄がいろいろ話していたことを思い出した。

上の写真は、公共放送のNHKが商品名を出すことはできないので別名になっているが、「スーパーニッカ」のボトルそのものである。

ウイスキーのことではないが、竹鶴氏のこんな逸話も聞いたことがる。

竹鶴社長は、マヨネーズは味の素社のものを好んでいた。

が、当時、北海道では、発売後まもない味の素マヨネーズは売られていなかった。

そのため、わざわざ本州から取り寄せていた。

私の兄は頼まれて千歳空港まで受け取りにいって、竹鶴社長のところに届けたこともあったらしい。



兄が北海道にいたころ、私も、従姉と一緒に北海道を訪ねたことがある。

兄は、大学を出てまだ間もない頃だったので、それほどの給料でもなかっただろうに、北海道の有名店のあちこちに連れていってくれて、思いっきりご馳走してくれた。

ニッカ余市工場にも案内してくれた。



そのころは、社長の竹鶴氏に、そんなロマンスがあったことはしらなかった。

あの時代に国際結婚!

それも当時のイギリス人女性と。

よほど竹鶴社長に魅力があったのだろう。

ドラマを見ることで、竹鶴社長の若い頃の、その結婚に至ったロマンス、またウイスキー作りにかけた情熱などを知ることができるだろうし、同時に、亡兄の若い頃を思い出すよすがになるだろうから、今から期待は、いやがうえにも高まってくる。

中村メイコさん

2013年03月01日 14時00分34秒 | テレビ番組
昼食のあと、「徹子の部屋」を見ることがある。

今日のゲストは、中村メイコさんだった。

黒柳徹子さんは話を引き出す天才だが、今日は仲のよい中村メイコさんがゲストだったせいで、ふだん以上に盛り上がっていた。

中村メイコさんは、今年で結婚56周年だそう。凄い!

23歳で結婚して、24歳でカンナさんを産まれて、28歳ではづきさんを産まれたという。そしてその後38歳で、当時は超高齢出産と言われながら長男の善之介さんを産まれたそうだ。

その善之介さんは画家になられてスペインに住んでいらっしゃるそうだが、番組の途中から、その善之介さん一家も出てこられて、メイコさんのかわいいお孫さんも拝見することができた。



それにしても、メイコさんにしても徹子さんにしても、80歳近いお歳で、お元気で、しっかりしていらっしゃることに驚く。

メイコさんは、今でも、お連れ合いの神津善行氏のために三度三度の食事作りをされていられるらしい。昔の男だから、おかずの数もいるし、同じものは続けて出せないから大変らしい。が、それが老化予防になっているのかもと徹子さんが言われていたが、同感だ。毎日の食事作りは、ただ食べるだけの男性の思っている以上に大変な仕事なのだ!神津氏が今もお元気でいられるのは、メイコさんの毎日のご苦労の賜物だろうと思った。

                *

(独り言)ああ、早くマイコン直らないかなぁ!

アイアンシェフ

2013年02月23日 02時37分50秒 | テレビ番組
テレビをつけたら、「アイアンシェフ」という番組をやっていた。私は初めて見る。



昔やっていた「料理の鉄人」の復活版なのだそう。「料理の鉄人」は、子供達と一緒によく見ていた。

今回は、フランス料理で4回戦4勝中の、フレンチの鉄人、須賀洋介にラーメンの鉄人、入江瑛起が挑戦という。

ラーメンの鉄人といっても、入江瑛起は、さまざまな料理のできる料理人だという。



フレンチシェフの須賀洋介は、4週勝ち抜いているだけあって、余裕綽々である。



見ているほうも緊張してしまうほどの熱戦の結果、フレンチの須賀洋介が5戦連勝した。

試食するメンバーも気合が入っていて、みな正装である。褒め方も通り一遍ではない。

たかが料理といっても、あなどれないと思った。

が、さりながら、私は、料理も一つの立派な文化だと認識していながらも、あまり贅を尽くすのは、どこか後ろめたい感じがしてしまうところがある。それは、たぶん私が貧乏性だからだろう。

しかし、1時間たっぷり楽しませていただいた。