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神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

野々村県議について~過剰な報道は慎みたまえ

2016年01月26日 14時56分39秒 | ニュース
ここ2,3日、野々村県議のことが新聞紙面やテレビのニュースを賑わせている。

たしかに彼は悪いことをした。

しかし、これほど大騒ぎされるほどの悪いことをしたのだろうか?

既に騙し取っていた政務活動費は返還したとも聞く。

政治の世界だけ見ても、もっと巨悪の犯罪はいっぱいあるのではないだろうか?

彼がこれほど騒がれるのは、悪事が見付かったときに大泣きしたのが原因だろう。

あれは確かにみっともなかった。

が、あれだけ話題にされて、皆に笑われて、彼は十分罰せられたと思う。

あとは、法的な罰を受けるだけだ。

今日の裁判の傍聴に、定員80名のところに1000名の応募があったと昼のニュースで報じていた。

みな野次馬根性丸出しだ。

しかし、同じ野次馬根性を出すなら、もっと巨悪の犯罪に出してほしいと思う。

同じ兵庫県議でも、同じような、あるいは、もっと大きな罪を犯した人もあったのに、なぜ彼ばかりなのか。

別に私が彼の肩を持つ必要性は全くないが、しかし、もし彼が自分の息子とか弟だったことも想像してみたいと思う。

身内の人たちは、いたたまれないだろう。

私は、彼や、彼のご両親が気の毒でならない。

余談だが、彼は一時、我が家の近くに住んでいたらしく、昨夏、新聞記者のような人が我が家を訪ねてきた。

私は、本当に彼のことは何も知らなかったので、正直に「知りません」と応えたのだが、夫が、そのことを町内会長さんに話すと、町内会長さんところには何社もの新聞社から取材があったそう。

新聞社の皆さんにも申し上げたい。

確かに耳目を引く犯罪ではあったかもしれませんが、もっと取材しないといけない犯罪はいっぱいあるのではありませんか?と。

新聞社記者というと知的職業だと思うが、しかしこういう弱い者いじめみたいな取材は「ハイエナなような」と申し上げたい。

  罪人といへど人権あるゆゑに興味本位の取材慎め  biko

以前のニュースで耳にしたが、彼は大阪府下ではトップ公立高校の北野高校卒業生だとか。

別に北野高校を卒業しているから偉いというわけではないが、泣き顔の画面ばかりが繰り返し放映される彼にも、人並み以上のプライドはあるだろうから、それを思いやる想像力は失いたくない。、

琴奨菊の奥さんって綺麗な方ですね

2016年01月25日 14時19分20秒 | ニュース
大相撲を観なくなって久しい。

若貴あたりまでは観ていた。

最近は、これが国技かと思うくらい外国勢が活躍しているから、いつのまにか観るのを止めてしまっていた。

が、昨日の夕方のテレビでは、琴奨菊という日本人力士の優勝で持ちきりだった。

ニュースには、琴奨菊の奥さんの映った録画も放映された。

私は、その奥さんの綺麗なことに驚いた。

それも、ただ綺麗なだけではなく、語学も4ヶ国語を操れる才女だというではないか。

へぇ~、お相撲さんってモテるんですね。

私には、お相撲さんって、無口で無骨なイメージしかないのですが、この琴奨菊という方は、面白いことも言って女性を喜ばせたりされるのでしょうか?

関取の奥さんになったら、将来は、相撲部屋の女将さんになられるのですね。

この才色兼備の奥さんは、きっとそれも軽々とやってのけるでしょうね。

昨夜は、琴奨菊の優勝よりも、その奥さんの魅力に圧倒された私でした。

  優勝の力士の妻は映されてわれは驚くその美しさに  biko

  ふるさとの明徳高校母校とぞ知れば応援しようと思ふ  biko、

私はもう命は惜しくありませんが、若い人が亡くなるのは痛ましい

2016年01月18日 21時04分44秒 | ニュース
軽井沢でのスキーバス事故の詳しいニュースがテレビ、新聞から入ってくる。

今回のスキーバスに限らず、高速バスは、安価であるから若い人たちの利用が多い。

が、実は、シニアの私も高速バスは大好きである。

若い人たち同様、安価な魅力も大きいが、それよりも聴覚障害のある私には、ひとたび乗れば、黙っていても、目的地まで運んでくれる安心感が大きい。

これが、新幹線も含めた列車だと、放送が聞こえないから、間違って乗らないか、とても神経を使う。

いったん乗っても、今度は降りるときの車内放送が聞こえないので、神経を使う。

それで、降りる駅が近づいてきたら、電車が停まるたびに駅名を確認することになる。

私達には、列車、電車には、そんな不便があるので、バス便がいい。

しかし、バスには、今回の事故のような危険性もあるわけですね。

そりゃ、電車にもありますけれど、軌道が定まっているだけあって、今回のバス事故のような事故は、あまりないでしょうね。

そうはいっても、私は、今後とも、バスに乗ることを止めません。

危険を計算に入れても、やはりバスのほうが便利だし、楽しい。

欠点は、時間がかかることだけ。

その欠点も、私にとっては美点です。

だって、長い乗車時間は私にとって日常から離れてゆっくりできる至福の時間ですから。

今までも、そうしていたけれど、今後も、あまり格安なバスには乗らないように気をつければいいんじゃないかと思っています。

格安だと、どうしても、運行に無理が出てきてしまうでしょうから。

  バスが好き座ればすぐに居眠りもできるし景色眺めることも  biko

14人の犠牲者の皆さん、並びにご親族の皆さんには謹んでお悔やみ申し上げます。

ベッキーさんの不倫騒動について~なぜそこまで大騒ぎするの?

2016年01月10日 15時24分10秒 | ニュース
私は、ベッキーさんというタレントさんを、お顔はテレビで拝見したことがあるような気はするが、どんな人かも、何をなさっている人かも知らなかった。

その私が偶々テレビをつけると、涙ながらの記者会見の最中の画面が目に飛び込んできた。

で、どうした人だろうと少しネットで調べてみた。

お顔を見れば分かるのですが、ハーフの方なのですね。そして、綺麗な方ですね。

清楚な感じの方なのですが、不倫なさったとか?

相手の方のお名前も出ていますが、あまりテレビを観ない私には、どんな方か分かりません。

こんな綺麗なベッキーさんが好きになられた男性ですから、魅力的な男性なのでしょうね。

というふうにしか私には言えないのですが、でも、そのベッキーさんが不倫したからといって、その男性の奥様とか、そのご親族でもない人たちが何故これほどまでも大騒ぎされるのでしょうか?

私には不可解です。

そりゃ、法事国家なのだから、法に反することをしたら罰せられます。

しかし、当事者でもない人たちが、なぜこれほど大騒ぎをしてベッキーさんを痛めつけないといけないのですか?

誰に許されてそんなことができるのですか?

私はクリスチャンではありませんが、イエスキリストの寓話にも「姦通の女(『罪の女』)」というのがありましたね。

この寓話から鑑みても、誰がベッキーさんに石を投げられるというのでしょう。

私が、今回の事件に憤りを感じるのは、私が鬱病になったきっかけも、ほんのささいなことからでした。

それをメーリングリスト上で糾弾されたことがきっかけでした。

信頼していた人に糾弾された私のショックは、言葉に言い尽くせないほどでした。

今から考えると、彼女は、私の何かに嫉妬していたのかもしれません。彼女自身も気づかぬほどに・・・。

  完璧な人などをらぬこの世にて人を糾弾するなかれゆめ  biko

ベッキーさんのことをもっと弁護すれば、昔の日本では夜這いという風習があって結婚前の男女の交際は許されていたし、欧米では逆に既婚者の交際は許されていたとか。

欧米のパーティなどで着飾った上流階級の既婚男女が親しくなるのは皆見て見ぬふりだったという話を何かで読んだ記憶もあります。

  不倫など満ち満ちてゐし中世の社交界とぞ聞けば肯ふ  biko

  大勢でか弱き女性いちにんを糾弾すること異常と思ふ  biko、

ん、美白が人気?生まれつきのものは変えられないのでは?

2016年01月09日 07時43分04秒 | ニュース
今、朝のNHKニュースを見ていると、「美白が人気」というのをやっている。

え、美白って、生まれつきのものだから、変えられないでしょう?

男が女になることができないのと同様に、これは峻厳な理(ことわり)だと思うのですが??

私などには、これはまた化粧品会社の悪巧みのように思える。

それに、色白がよいというのは偏見ではありませんか?

日本人は基本的には黄色人種である。

だから、色白、色黒といっても、わずかな差しかないと私は思う。

これが欧米などに行くと歴然としているというのは、自明の理である。

その黄色であるわれわれが美白がどうのこうのというのは基本的におかしいと私などは考える。

それに、数年前までは、ガングロとかいって、わざとに顔の色を黒くするのが流行っていませんでしたか?

私は、あのころも変なことをするものだと違和感をもって眺めていました。

いや、黒いのがよくないなどとは思っていません。

黒人の方々には、黒人の美というものがあると思うのです。

だけど、そうでもない、黄色の人たちが黒人の人たちの真似をすることはないと思うのですね。

美白もしかりです。

色白ではない人には色白ではない魅力というものがあるではありませんか。

実は、私の娘は色白ではありません。

が、母親の私がいうのは変ですが、チャーミングで、ひと様には美人と言われます。

若い頃は、どちらかといえば色白だった私の若い頃よりずっとモテました。

どういう神様の計らいか分かりませんが、長男は色白です。

高校生のころは、友人達にホワイトと呼ばれていたようです。

長男は、それを嫌がっていました。

親の私から見ると、長男は色白だけでなく、背は高いし鼻も高いから欧米人のようだと思うですが、本人は何が嫌なのでしょうね?

で、色白の子も、そうでない子も持っている私から見ると、どちらでもいいではないかと思ってしまうのです。

もっといえば、最近の私は、世間的な美人、不美人というのも、どうでもいいではないかとさえ思えます。


皆が美人になって、同じ顔になったらつまりません。

世は整形手術のブームらしいですが、せっかく親から、いや神様からいただいた個性をつぶしてしまうのはもったいないと私などは思うのですが・・・。

これも、私が年取ったから、このように思うのでしょうかねぇ?

  美人より醜女(しこめ)のほうが個性的それに味はひもある  biko

  美男より醜男このむわたくしの夫どういふわけかハンサム  biko

そうそう、私の短大時代に、世間的には凄い醜女(しこめ)の友人がいました。

でも、話術が天才的で、1分喋ればその話術のとりこになるというほどの才のある人でした。

私が結婚してからも、何度か我が家に来てくれていましたが、夫は、「最初はその顔に驚くが、すぐその顔に慣れて、むしろ話術の魅力に引き込まれる」と言っていました。

私が川西市に引越してからは来宅してくれていないのですが、一度来るという連絡があったことがありました。結局来なかったのでしたが、夫は、彼女が来るかもしれないというだけで、凄い楽しみにしていました。

彼女のことを思うと、顔なんて符牒のようなものではないかと思ってしまう私なのです。

  美醜超え話術冴えたる友のゐてその来訪を我が夫は待つ  biko

遅ればせながら羽生結弦君の演技は神がかっていたと思う

2015年11月30日 23時36分11秒 | ニュース
フィギュアスケートは好きだが、難聴で音楽を聴くことができないのでチャンネルを合わせることは少ない。

その上、私が見ていても夫が興味を示さないで勝手にチャンネルを替えてしまったりもする。

が、一昨日、浅田真央ちゃんの演技は見た。

彼女は、少し迷っているというか、その前に見せてくれた演技より固さが感じられた。

羽生君の演技は残念ながら見逃した。

が、昨日はニュース等で持ちきりだったので、遅ればせながら、今日、ユーチューブで見せてもらった。

息を呑んだ。

完璧だった。

踊った「陰陽師」の安倍晴明が乗り移ったようだった。

安倍晴明は大阪市阿倍野区で生れている。

母親は狐だったという言い伝えがある。

羽生君にも、狐が乗り移ったかもしれないとも思った。

とにかく人間業とは思えなかった。

ここまで限界に近い演技をしたあとは、どうなるだろう。

逆にそのことを心配してしまった。

  陰陽師おどれる羽生結弦君に安倍晴明は現れたりき  biko

菊地直子さん~中川智正死刑因&短歌、俳句の短詩型文学

2015年11月29日 04時08分06秒 | ニュース
                  11月28日産経新聞朝刊記事)

一昨日はオウムの菊地直子さんが逆転無罪になったというニュースが駆け巡った。

菊地直子さんのためにはよかったと思う。

しかし、知らなかったとはいえ、事件に加担したことは間違いないことなので、これまで同様、加害者としての自覚は持ちながら生きていってほしいと思う。

それにしても、人生、どんなことで暗転するか分からない。

自身の足の治療のためオウムのヨガにかかわったのが入信のきっかけと聞けば、誰にでも起こりうる話である。

当時、彼女は高校3年生で、まだ未熟な年齢であったことを思えば尚更。

少なくとも、私には、彼女を責める資格はない。

人は弱いものである。

私も、いい歳をして、鬱病になり、そのお薬のため、一時は大変なことになっていた。

お薬があんなに恐ろしいものとは初めて知った。

事情は少し違うが、菊地直子さんが足の治療のためオウムにかかわったことは誰にも責められないと思う。

自分の意志でオウムに入信したといっても、悩み事でもあれば唯々諾々と従ってしまうこともあるだろう。

私も、鬱病で苦しんだあと、スピリチュアルに関心をもつようになった。

特定の信仰はしていないが、時間が許せばスピリチュアル系のサイトを読んでいるし、本も読んでいる。

子供の頃から優秀だった彼女も、高校時代に成績が伸び悩んだらしいから、その悩みから入信したのかもしれない。

それがオウムだったから運が悪かったのだ。

昨日はあるサイトで、やはりオウムに関わってしまった中川智正死刑因の話も読んだ。

彼のお母さんは彼より一年でも長生きするのが夢なのだそう。

なぜかといえば、彼の死刑が執行されたあと、「連れて帰りたい」からだという。

「連れて帰って」骨壷を仏壇においたままにしておいて、自分の死後自分の骨を一緒に入れてもらいたいのだそう。

私も人の親である。

中川死刑因のお母様の気持ちを慮るといたたまれない。

凶悪犯罪を犯したといっても、彼もある意味、被害者でもあったのだから。

オウムに入信するまでは、医師にもなった自慢の息子であったろうに・・・。

オウムの被害に遭って亡くなられた方々のご冥福をお祈りさせていただくとともに、犯罪に手を染めてしまった人たちの魂も救われんことをと思う。

中川死刑因は、現在俳句に凝っているという。

  先知れぬ身なれど冬服買わんとす  中川智正死刑因
  
願わくば、私が短歌を詠むことから救いを得るように、彼も俳句に救われてほしい。

そういえば連合赤軍事件の坂口弘死刑因は短歌に拠り所を見つけている。坂口弘の歌

  足にかかる脱ぎし肌着の温(ぬく)もりに妻なる肌膚(はだへ)のぬくもり思ふ
                      坂口 弘

短歌や俳句のような短詩型には、そういう功徳もあることを思う。

  取り返しつかざることの後悔を慰めるべし短歌、俳句は  biko

建造物のくい打ちの「データ改竄常態化」だったとは、われわれはいったい何を信じればよいのか

2015年10月30日 11時45分32秒 | ニュース
いまyahooのニュースを見ると、「建造物のデータ改竄常態化」だったとある。

これは恐ろしいことだ。

国内にどれだけのマンション、ビルがあるか知らないが、今までは、その安全を信じていたからこそ巨大な建造物も安心して見ていられたし、住んでいられた。

その信頼が根底から覆されたら、いったい何を信じておればよいのか。

その理不尽に怒りを覚えるのは、今回の横浜のマンションの住民の皆さんだけでない。

日本全国のマンションの居住者は恐怖におののいているだろう。

マンションの居住者でなくても、たとえば、我が家には隣接してマンションが建っている。

そのマンションの基礎となる”くい”が固い地盤に届いていないとすれば、いつこちらに傾いてくるかわからないし、万一倒れてきたら、我が家は確実に押しつぶされる。

こんな心配をしないといけない人は、全国でいったいどれだけいるだろうか。

日本は、いま地震活動期だと聞く。

ただでさえ地震の破壊力を恐ろしく思っているのに、今後は、これに人工的な災害への恐怖心が加わる。

日本の国を誇りに思い、信頼してきたが、ここに至って震度5くらいの揺さぶりをかけられたような気持ちでいる。

杞憂が杞憂でなくなった。

むかし空が堕ちて来ないかと心配したという杞の国の人を私達は笑うことができない。

横浜市都筑区のマンションで杭の一部が強固な地盤に届いておらず建物が傾いていたというニュースに思う

2015年10月16日 10時50分42秒 | ニュース
我が家の裏側(北側)は4階建てのマンションである。斜め裏側(北東側)は6階建てのマンションである。

裏側の向こう側が旧国道だから、我が家が裏側ともいえるのだけれども・・・。

という講釈はさておき、この北側は我が家に対してわずかに傾斜している。

というのが、私の住んでいる地域は、宝塚市の長尾連山の裾野のさらに裾野になっていて、ゆるやかな傾斜になっているのだ。

マンションが建つ事になったとき説明会があって、当初は斜め裏側のマンションは9階建ての予定だった。それを既に住んでいるわれわれ住民が6階に変更してもらった。

そういう要望は出しながらも、まあ鉄筋コンクリートの建物だから北側に建ってもさほど問題はなかろうと、われわれ住民は納得した。

が、今回のニュースを見て少し危惧もする。

もし北側の、どちらかのマンションの基礎工事に欠陥があった場合、倒れてくるのは物理的に当然傾斜している我が家側にである。

鉄筋コンクリート作りだから倒れるとかいう想定は杞憂かもしれない。

しかし、最近では、その杞憂が実際に起こったりするから困るのだ。

先の阪神大震災でも、地震の起こる前は日本の高速道路が崩れるなどは杞憂であるといわれていた。

が、実際は杞憂ではなく、崩れてしまった。

東北大震災では原発の施設が津波の被害に遭うことは想定外だったといわれている。

想定外、つまり杞憂であったことが実際に起きたということである。

今回の横浜市のマンションの住民の皆さんも、よもや、買ったマンションが傾くなどとは思いもしなかったに違いない。

震災の被害は天災であったが、今回の被害は人災であったという違いはありながらも、想定外という言葉を想定内という言葉に置き換えて考えてみる必要性をこのニュースを見ていて感じた。

神様から賜ったノーベル賞

2015年10月08日 22時54分18秒 | ニュース
作家の村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞しそこねたとニュースになっている。

一昨日の大村智・北里大特別栄誉教授の医学生理学賞と、昨日の梶田隆章・東京大宇宙線研究所長の物理学賞に続くかといわれていたが、私は、文学賞は、少し趣きを異にすると思う。

文学というのは、理系の賞と違って、選考委員の嗜好がかなり関係すると思う。

村上春樹氏は人気作家だが、しかし、皆がいいと思うわけではない。

私は、彼の作品が好きだが、私の短歌の友人の一人は、「あまり感心しない」と言っているから、好みは分かれるのだ。

受賞したときに「受賞した」と大々的にニュースにするのはいいが、こういう選考基準のはっきりしない文学賞に対しては、「受賞しそこねた」は、適切な表現でないような気がする。

それにしても今回受賞された大村氏も梶田氏も、頭はもちろんよいのだろうが、人柄も申し分ないようにお見受けした。

大村氏は、今回いただく賞金を所属する学会の若い人育成のために寄付されるとか。

こういう奇特な人だからこそ、こういう発見もできたのだろう。

我欲のためだけに研究するような人であれば、神様からのギフトはなかっただろう。

80歳と報じられているが、テレビで拝見する限り、姿勢もよいから、もっと若く見える。

梶田氏のほうは、56歳とのことであるから、これからまだまだ活躍できる。

宇宙の研究は、それ自体、神様の領域である。

私には、お二人とも神に選ばれた人に見える。

暗いニュースの多い昨今、本当にうれしい。

川島なお美さん亡くなる&12年前の私の遺書

2015年09月25日 16時52分45秒 | ニュース
昨日、くりまんじゅうさんへのコメント返しでも書いたが、私のケイタイのカメラ機能が使えなくなった。が、不思議なことに、このブログに投稿するカメラ機能は生きている。で、一昨日の神戸六甲山では六甲比命神社をブログ草稿に撮影してきたついでに記事にしてアップした。

諸般の事情が重なってブログは止めたのだったが、今日は、川島なお美さんの死去を聞いて、何か書きたくなったので、禁を犯して?書くことにする。

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私は、夜中に目覚めてネットで「花山天皇」のことを調べていたから、川島なお美さんの死去は夜中に知ることができた。

今朝は、どのテレビ局でもその話で持ちきりだ。

美人女優さんだったから、その若さを悼む論調一辺倒だ。

54歳、今の私の年齢からすると、たしかに若い。

が、私も、55歳のときに、心臓弁膜症で一度死に掛けた。

川島さんも、もう2ヶ月で55歳だったから私の最初の死期と変わりなかったことになる。

が、私は、当時、私が死ぬのはまだ若すぎるなどとは思いもしなかった。

十分生きたとも思わなかったが、とにかくまだ大学2年になったばかりで下宿を始めたばかりの次男が心配でならなかった。

夫に聞けば、私の母は最初落ち着いていたらしかったが、あとで、これは大変なことと気づいたようで、私が手術を受ける前日に喪服持参で(笑)病院にかけつけてくれた。

娘は生後3ヶ月の、私の初孫を連れて東京から駆けつけてくれた。

緊急を要する病態だったから、入院後5日目に手術は行われた。

近年は、心臓手術の成功率は飛躍的に高くなっているので、心配することはなかった。

それでも、心臓弁膜症の診断がつくまでの数ヶ月は、毎日、もう死ぬか、もう死ぬかというような体調だった。

そのころに書いた遺書が残っている。苦しい最中に書いたので、ごく短い文だが、家族一人ひとりにしたためた。

短い文ながら、そのときの嘘いつわりのない気持ちだった。

あのときは、その後12年も生きながらえるとは思いもしなかった。

あのときに死んでいたほうが家族その他に惜しまれたかもしれないし、兄に先立たれることもなかった。(兄は健康優良児だったから私のほうが先に死ぬと想っていた)

しかし、神様は、その後も大腸癌、一昨年は精神薬の離脱症状、副作用という試練を与えてくださりながら、私を生かしてくださっている。

ここまで生かしていただきながら罰当たりなことをいうようだが、長生きは決して果報ではない。

むしろ適当な年齢で召されたほうが幸せかもしれないと思う。

川島さんのように美貌その他に恵まれていたのなら、もっと長生きしたかったと思うかもしれないが、私のように難聴という障害を与えられていると長生きするしんどさもある。

が、先日の敬老の日には長男のところでいろいろご馳走になった。私は子供には恵まれていると思う。子供だけでなく、その伴侶も皆すばらしい人たちだ。

感謝しないと、それこそ罰が当たるだろう。

ひどい、あんな可愛い顔をした子を殺すなんて

2015年08月21日 22時17分48秒 | ニュース
さきほどテレビのニュースを見ていると、寝屋川市の行方不明になっていた男児も殺されていたとか。

ひどい!あんな可愛い顔をした子を。

同じ中1生の私の男孫も可愛い顔をしている。

男の子の中学1年生は、まだまだ子供だ。

私は女の子も男の子も育てたからわかるのだが、女の子は、小学校上級生あたりから大人と変わらないくらい大人びた子もいる。が、男の子の中1生は、心身ともに、まだまだ子供だ。

そんな幼い子をどうして殺さなければならなかったのか。

事件の解明はこれからだから今は何もいえない段階だが、私は、どこかに生きていることを期待していたから、悲しい。

とても他人事とは思えない(涙)。

このごろはお医者様も

2015年08月17日 09時16分22秒 | ニュース
このごろは、お医者様も、むかしと比べると特別な存在でなくなってきたような気がしています。

今朝のテレビを観ていると、昨日の池袋の交通事故の加害者は医師であったとか。

それも仕事盛りの53歳の医師。

まあ、お医者様といっても、人間ですから、いろんな人がいて、いろんなことがあるとは想うのですが、でも、私などから見れば、現在も一応エリートであることには変わりありません。

昔の医師は総体に威張っていました。(笑)

が、それだけの社会的地位があったように想います。

だからプライドも高く、しかし、自分の行動も厳しく律していたような印象がありました。

が、最近は社会的認識も下がってきたような気がするし、医師自身も、それほどのプライドを持ち合わせていないようにお見受けすることもあります。

白状すれば、私が娘を薬科大学にいかせた理由のひとつには、医師と結婚させたいという希望があったからです。もちろん本人の薬剤師になりたいという希望もありました。

が、本人は、結婚に関しては医師との結婚に頓着していなかったから、医師ではない人と恋愛結婚しました。

現在の娘婿と結婚する前に、娘婿と同い年の医師とお見合いして、その医師の方から猛アタックされたのでしたが、娘は現在の娘婿のほうを選んで結婚しました。

  わたくしの目論見みごと外されて娘は娘の結婚をしつ  biko

娘にいわせれば、「今は医師っていっても、昔のようにいいものでもないのよ」でした。

私が間違っていたのか、娘が正しかったのか、現在、娘は大切にされて、幸せな結婚生活を送っています。

確かに、私の頭が古かったのかもしれません。

また職業に貴賎はないといいながらも、医師という職業を特別視していた面もあったと想います。

夫は、もともとそんな偏見は持っていなかったので、現在の娘婿の人柄を見てすんなりOKを出しました。

夫自身、夫の大阪にいた伯母さんは医師と結婚していたけれど、子供がいなくて、その義伯父さんに医師になって跡を継いでくれと頼まれていたらしいけれど、血を見るのが苦手だからという理由で断っています。

現在好きなことを仕事にして自営しているから、おそらくそれが正しい選択だったのでしょう。

  伯父さんに医師になれとぞ言はれつつ医師にならざりし夫の現在  biko

医師は、昔も今も、人の命を助けるという気高い仕事であることに変わりはないのですが、昔ほど特別扱いされることはなくなってきているということも事実かもしれません。

自転車受難の時代

2015年06月12日 06時48分16秒 | ニュース
6月1日から自転車に対する法規制が変わって、自転車に対する取締りが強化されたという。

私は車の運転ができないから自転車が頼りだが、気をつけないといけないと思う。

しかし、難聴の私に、「自転車は車道を走れ」という法改正は困る。

後ろから来る車の音が聞こえないから、危険なのだ。

幸い我が家は買い物は徒歩圏にあるから自転車なしで暮らせないことはないけれど、たくさん買い物をしたときなどの運搬に必要なときがある。

ニュースを見ていると、千葉で両耳にイヤホンをしたまま自転車を走らせていて、人を跳ねて死なしてしまったとか。

自転車で人を跳ねて死なしてしまうとは、どれほどのスピードを出していたのかと思う。

イヤホンをしていたことについては、私のような耳の悪い人間も自転車には乗るから、マナー違反とは思うけれども、それだけで危険とは断定できない、と思う。

自転車なら、聞こえが悪くても、注意して乗れば人身事故を起こすことはないと、これも難聴者の私は思う。

私が車の運転をしないのは、スピードの出る車では、聞こえが悪いことで加害者になる可能性が出てくるかもしれないと危惧するからである。

が、聴覚障害者でも車の運転をする人はいるから、これは私の杞憂かもしれない。

ということで、イヤホンをしていたこと云々よりスピードを出していたことのほうが問題だったと私は思う。

つまり自転車に関しては、聞こえない者は、危険な目には遭うが、必ずしも人を危険な目に遭わせるということはないということを私は言いたい。

もう20年くらい昔のことだが、大阪に住んでいたころ、私が自転車でメーン通りを走っているとき、下り坂の横道から速度を落とさないで自転車が飛び出してきて、怖い思いをしたことがあった。

運よく私が避けたから大事にはならなかったが、まともにぶつけられていたら大怪我をするところだった。

見ると私と同年輩(当時だから40代)と思しき女性だった。

そのまま謝りもしないで、ハイスピードのまま行き過ぎたから、私は全力で次の信号で追いついて、「危ないじゃありませんか!」と言った。

すると、その女性は、「そんなことを言うためにわざわざ追いかけてきたの」と軽蔑したように言った。

いい年をしたおばさんでもこんな非常識な人がいるのだから、道交法が改正されるのも止むを得ないかと思うところもないわけでもない。

近所には、自転車専用道路を走っていて横から猛スピードで突っ込んできた高校生に倒されて怪我をした人もいた。

自転車は、ふつうに乗るぶんには凶器になりえないが、スピードを出したときにたちまち凶器に変貌する。

道交法の改正は、乗る立場からは抵抗を感じる面もあるが、昨今の状況から、止むを得ないと思うところもある。

  自転車に乗りたしされど自転車に乗る則(のり)できて乗りがたくなる  biko

今日は何も書けません

2015年02月01日 21時03分57秒 | ニュース
朝テレビをつけて、後藤健二さんが殺害されたことを知った。

ひょっとして助かるかもしれないと期待していただけに、衝撃を受けた。

同胞がむごい殺され方をされて、平気でいられる日本人はいないだろう。

今日は、ほかの方々のブログを訪問させてもらっても、更新されていない人が多いように感じた。

なんともいいようがないというのが、その気持ちだったのではなかろうか。

中には、事件について書いているブログもあって、安倍さんを批判したものもあったが、この国の一大事の時に、自国の総理の悪口を言うことは慎みたいと私は思う。

同胞がむごたらしい殺され方をされて、自国に犯人探しをする愚かさを思う。

  同胞(はらから)の無残な死を知る朝(あした)なり日記(にき)など書けぬ日本人なら
                biko