ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『理由なき反抗』『ジェームス・ディーン/フォーエヴァー・ヤング』@東京国際映画祭

2005-10-23 22:12:41 | 映画
第18回東京国際映画祭が開幕した。今日は2日目、ジェームスディーン特集上映へ行った。

理由は、新作のドキュメンタリー『ジェームス・ディーン/フォーエヴァー・ヤング』のナレーションが、『ザ・ホワイトハウス』のマーティン・シーンだったわけで。しかも来日するという情報も手に入れ、ウキウキ気分で、六本木ヒルズに向かった。

そこで、トラブルが起きた。外の様子を撮影しようと、デジカメの電源を入れると「カードがロックされています」の表示が。SDカードを出して確認すると、ロックするツメが、ポッキリ折れて取れていた。どんなに元に戻そうとも、表示は出たまま。

時間だけが過ぎ、『理由なき反抗』を観た。チンピラとのナイフの突きつけ合いや有名な崖でのチキンレースは、若者ゆえの無鉄砲さにハラハラさせられ、廃ホテルでのロマンスには愛を求め合う二人が眩しかった。たまたま今日は、赤いシャツを着て行ったのだけれど、ジェームス・ディーンも劇中に赤いジャケットを着ていたのが印象的だった。

休憩時間に半分ムキになりながら、SDカードの側部を削っていた。しかし、直らない。これでは、舞台挨拶も撮れない。マーティン・シーンには逢いたい。でも写真は撮れない。そんなジレンマを抱えたまま、舞台挨拶が始まってしまった。司会が紹介していく。監督、ワーナーホームビデオのお偉いさん、ジェームスディーンの従兄弟、著作権管理のエージェント。以上。
え゛~!来ないの!!
憧れのジェド・バートレット大統領閣下ことマーティン・シーンは、ついぞ現れなかった。。。

心の中で泣きながら『ジェームス・ディーン/フォーエヴァー・ヤング』を観た。聞きなれた声のナレーションは、紛れもなくマーティン・シーンだ。ジェームス・ディーンの主演作は3本しかないけど、CMやテレビドラマ、舞台など、様々に活躍していたことがわかる。24歳のとき、ワーナーと10本100万ドルの契約をした直後、車の事故で亡くなった。レーサーでもあった彼が、交通安全PRの番組に出演していた映像も流れ、人生の皮肉を感じた。

自分がもう少しキレやすい人間なら、マーティン・シーンの不在に「理由ある犯行」をしていたかもしれない。