自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

甃のうへ~桜、散って

2005-04-16 | 花・木・実・いきもの・自然
例年だったら、サクラが散ったあとに開かれる4月のリラックスコンサート。
今年は武庫川学院甲子園会館の庭のサクラが、小さな風でもはらはらと散るような時季にぶつかりました。

それは芝生の上に、薄いピンクのベールを置いたようでした。


甃(いし)のうへ


あはれ花びらながれ

をみなごに花びらながれ

をみなごしめやかに語らひあゆみ

うららかの跫音(あしおと)空にながれ

をりふしに瞳をあげて

翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり

み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ

廂(ひさし)々に

風鐸(ふうたく)のしづかなれば

ひとりなる

わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ


私の大好きな三好達治の「甃のうへ」という詩が思い浮かぶ風景です。



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いかなごのくぎ煮き

2005-04-16 | 食べもの・飲みもの
朝一番で友だちからEXPACK500が届いた。
エクスパック500はポストからでも送れる小包なんだって。

中身は3月なかごろと、4月上旬のいかなごを煮いたもの。
兵庫名物いかなごのくぎ煮(だ)き。
小さいのはとろけるようで、大きいほうは歯ごたえあり。

「きれいな菜ばし使って、空気抜いてたら、冷蔵庫でも1年もつよ」
と言ってくれたけど、小分けにして、冷凍庫にも入れておこう。
なんせ、一方は少食の夫婦なもんで。
いつも、もらうばっかり。ありがとね。






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スカイマークスタジアムでオリックス―西武戦

2005-04-15 | プロ野球・スポーツ
今シーズン最初のナイター観戦です。
オリックス―西武3連戦の第1戦目。ヤフーBBスタジアムは今年から名前を変えてスカイマークスタジアムになりました。土・日の第2・3戦は大阪ドームでの試合です。これが今年からの試合方法です。さびしくなりました。先発は西武が松坂、オリックスはJPです。


松坂は以前より、顔も身体もしまっています。さすがスター性があります。というか、松坂とカブレラ以外西武の選手をあまり知らないというのが正直なところです。


一番上の写真の、筋肉番付常連の山田さんも相変わらず販売のバイトをしています。今夜は花火ナイト、5回終了時に花火が上がりました。


村松と松坂の対戦です。今夜は村松はノーヒットでした。


結果、オリックスの逆転勝ち。投手は両軍とも完投、いい試合でした。
この球場は緑の中にあって、とても気持ちのいい球場です。女性や子どもの観客が多く和やかな雰囲気の中で野球を観戦できます。





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出久根達郎~竹内浩三~稲泉連

2005-04-15 | 
今朝の神戸新聞の「人」欄は稲泉連さんでした。
史上最年少の26歳で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞することになったのです。

受賞の対象になったのは23歳で戦死した詩人、竹内浩三さんを取り上げた『ぼくもいくさに征くのだけれど』(中央公論新社)です。




竹内浩三さんのことは出久根達郎さんの『古本・貸本・気になる本』(河出書房新社)で、何度も取り上げられていたので、作品集『日本が見えない』(藤原書店)を図書館にリクエストしたところでした。

稲泉連さんは私が好きな作家久田恵さんの息子さんです。久田さんも大宅壮一ノンフィクション賞の受賞者です。彼女は息子さんのことを、時々文章にしていましたので、もうこんなに大きくなって、立派な作品を書き上げたのだと、感慨深いものがあります。


出久根さんは竹内浩三さんが親代わりに面倒を見てくれたお姉さんの娘、小さな姪あての葉書きを紹介していました。

オ前ガ育ッテユクウエニモ、
ハナハダシイ不自由ガアルデアロウガ、
人間ノタッタ一ツノツトメハ、
生キルコトデアルカラ、
ソノツトメヲハタセ

この手紙自体が詩のようだと言っています。

Web上でも竹内さんの詩を読めますが、著書のタイトルにもなっている
「日本が見えない」という詩です。

この空気
この音
オレは日本に帰ってきた
オレの日本に帰ってきた
でも
オレには日本が見えない

空気がサクレツしていた
軍靴がテントウしていた
その時
オレの目の前で大地がわれた
まっ黒なオレの眼?が空間に
とびちった
オレは光素(エーテル)を失って
テントウした

日本よ
オレの国よ
オレにはお前が見えない
一体オレは本当に日本に帰ってきているのか
なんにも見えない
オレの日本はなくなった
オレの日本が見えない


詩として好きかと聞かれたら、好きなタイプの詩ではありません。
ただ、このころの若い人が今の若い人たちより、ずいぶん大人びて感じますし、こういう有為な青年を戦死などさせたくなかったと思うのです。



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お「撮り」置きの桜

2005-04-14 | 花・木・実・いきもの・自然
姫路市立動物園の池に映えて。


やわらかそうな花びら。


なんて濃いピンク


ツバキとサクラ、咲いて、散って。


重そうに頭を垂れて


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お「撮り」置きの桜

2005-04-14 | 花・木・実・いきもの・自然
サクラの見ごろは本当に短いです。あちこち出かけることはできませんでしたが2005年のサクラをここに残しておきます。

大阪市中央体育館横、緑の奥がボウーッとピンクでした。


靭(うつぼ)公園のバラ園の奥です。


テニスコート横の並木です。


ソメイヨシノ60年寿命説とか今年ほどソメイヨシノの種子なしの記事を目にした年はありません。老木も手厚い保護で頑張ってます。若木もたくさん育てて植えれば済むことです。


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わしも200歳じゃよ。~ヴィクトル・ユゴー

2005-04-14 | 展覧会
ユゴー生誕200周年記念・ヴィクトル・ユゴーとロマン派展に行ってきました。
場所は天保山のサントリーミュージアムです。5階の会場入口に上がるエレベーター前に、長い列ができています。

第一部では「ヴィクトル・ユゴーの生涯と作品」と銘打って、『レ・ミゼラブル』を著した、文豪ユゴーの言葉を抜粋してちりばめながら、ユゴーの直筆、校正ゲラ、出版物、デッサン、絵、交友関係、政治活動に関しての資料が展示されています。

第二部では「19世紀フランスの芸術と文化」として、ユゴーが生きた時代のファッション、絵画、工芸品、写真、楽器、音楽や演劇の資料が展示されています。
絵画ではドラクロワ初期の名作「収穫の聖母」が展示されています。日本初公開だそうです。ロマン派の絵画はもちろんのこと、当時の楽器やドレスも目を楽しませてくれました。

1830年のパリでロマン主義の聖三位一体と言われていたユゴー28歳、ドラクロワ32歳、ベルリオーズ27歳、みんな若いです。ホリエモンさんの32歳に驚いている場合じゃありません。

それにしてもユゴーは亡くなった120年前は著名でも、生まれた203年前は無名だったわけです。有名になると生まれた年も日の目を見るんですね。




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アンデルセンは200歳

2005-04-13 | 食べもの・飲みもの
街に出ると(あら、あら、どんないなかに住んでいるんでしょっ)、
用事が済んだら、アンデルセンのバタールをよく買って帰ります。

いつもはバタールまっしぐらで、あまり気にしていない企画(期間限定)パンのコーナーにアンデルセンの童話にちなんだパンが置いてありました。

いくつか置いてあった中で買って帰ったのは、写真左から
はだかの王様の王冠、おやゆび姫、みにくいあひるの子(下)の3つ。

4月2日はアンデルセンの200回目の誕生日だったんですって。
さ~て、どれからいただきましょう。





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やっと、つながった~

2005-04-13 | 日常・身の回り
失敗つづきだった2台のパソコンのLAN接続にやっと成功した。
外付けのLANアダプタの調子が悪かったらしい。技術の方がCPUを開けて、別のアダプタを据えつけてくださった。なんとカバー、ほこりだらけでした。パラレル接続してあるプリンターをぱそ子(XP)からも使えるように設定してくださった。

こうやって書いていても、チンプンカンプンなITの世界。だからといって、年寄りだし、もうお付き合いしませんとは言っていられない魅力あるITの世界です。

おとといは初期化してしまったWin’98にウイルスバスターを入れ直し、きのうはアウトルックエクスプレスをつなげ直しました。メーカーのサポートの方に電話で教えてもらいながらです。

Win’98はまだまだスムーズに動いてくれません。よくフリーズします。
でも、簡単に手放さなくてよかったなぁと思っています。
まだ、充分使えるのにもったいないですもの。






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花 芯

2005-04-12 | 花・木・実・いきもの・自然
道ばたには野生化したオレンジ色のポピーがあちこちに咲いています。


芸能人の多才な美術展にも出品していた、女優の左時枝さんの絵は花芯を描くことに特徴があります。
私もポピーの花芯に迫ってみました。自然をつかさどる神様の緻密な仕事を見てとれます。


バルコニーのパンジーは迫ってみると、ひょうきんな顔に見えます。


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