自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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遙かなるルネサンス

2017-07-16 | 展覧会

神戸市立博物館遙かなるルネサンス展を観てきました。
会期は7月17日(月・祝)までです。
神戸では終了しますが、青森、東京と巡回します。

 

この展覧会は天正遣欧少年使節の4人が訪れたイタリア各地の芸術を紹介しながらその足跡をたどっています。

1585年3月、イタリア・リヴォルノに到着して、8月にジェノバからスペインに向けて出発するまで、彼らはイタリアの主要都市で大歓迎を受けます。
そこで出会った人々の肖像画や16世紀末のイタリアの美術・工芸品、書簡資料などが今展覧会の展示品です。

4人の少年、年齢は現代の中学生ぐらいが長崎を出発したのは1582年、キリスト教に理解のある織田信長が天下を取っていた時代でした。
帰国したのは1590年、豊臣秀吉の時代で、1587年には伴天連追放令が出ていました。

青年になった4人を待ち受けていたのは過酷な運命でした。

 

数々の展示品の中でも、メディチのプリンセス、初来日とキャッチフレーズをつけられ、ちらしにも使われている〈ビア・デ・メディチの肖像〉と、2013年になって4人の少年のうちの1人伊東マンショ像であることが判明した〈伊東マンショの肖像〉に出会えたのは大きな収穫でした。

 

余談ですが、博物館ロビーに飾られた伊東マンショの肖像画につけられたキャッチフレーズは
あの美魔女(ビアンカ・カペッロ)と踊ったのは、この少年
市博の学芸員さん、よくキャッチフレーズで遊んでくれます。

ビアンカの肖像画も見られますよ。

 

 

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