神戸市立博物館で、
「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」を観てきました。
会期は8月28日までです。
ボストン美術館が所蔵する約10万点を数える日本美術コレクションの半数以上を占める浮世絵の中から、江戸後期の人気絵師、歌川国芳(1797~1861)と、歌川国貞(1786~1864)による錦絵170件の展示です。
とてもいい保存状態の作品です。
きれいな錦絵をきれいな色で観ることができました。
博物館の企画で「くにくに総選挙」があって、背景描写に特長がある国芳派が圧勝したそうですが、私は歌舞伎役者の個性を引き出した国貞の役者絵のほうに軍配を上げました。
歌川国貞:御誂三段ぼかし
歌川国貞:藍摺遊女
今回もまた、展覧会チラシの「江戸浮世絵のツートップ、前代未聞の揃い踏み!」から始まる、学芸員さんがそれぞれの作品につけたキャッチコピーがユニーク。
江戸後期と現代を近づけてくれました。