自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

ファミリーツリー(ポプラ社)~小川糸さん

2011-10-01 | 

「信州安曇野で生まれた少年の物語です」という紹介のある小説です。

といいながら、
「僕は穂高で生まれ育った。穂高は周囲を山に囲まれた、ちいさな農村である。一般的には、安曇野と説明した方がわかりやすいかもしれない。でも僕ら地元の住民からすると、穂高は穂高で、安曇野と一緒くたにされてしまうのはどうも釈然としない。穂高を安曇野と呼ぶのは、観光客と、他の土地からIターンでこの地に移り住んでいる人達だけだ。」
ですって。なんやねん。

で、主人公は親戚関係にある少年と、3週間早く生まれただけで、1学年上になった少女が大人になっていくストーリー。
このところ結構多い、大人が書く少年少女の話です。

小川さんの作品は「食堂かたつむり」「喋々喃々」に続いて読むことになりました。
彼女は今年の夏2ヶ月間、私の大好きなドイツはベルリンで下宿生活をしていて、これからどんな作品が生まれるか気になる作家です。


ところで安曇野といえば1日が最終回だったNHKの朝ドラ「おひさま」
現代では考えられない家族間の心地よい、ていねい語の会話が、もう聞けなくなりました。

陽子さん→井上真央さん→若尾文子さん、真知子さん→マイコさん→司葉子さん、育子さん→満島ひかりさん→黒柳徹子さん、には、くくっでした。
誰にって、やっぱり徹子さんでしょう。

白戸家^^と嫁姑は逆さまでしたね。
 

 

 

 

コメント (2)
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