自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

無題のシンフォニー(リラックスコンサート協会)~岡?子さん

2008-07-04 | 
無題のシンフォニーにはフルート吹き「私」の語るオーケストラ回想録という副題がついています。

そう、岡?子さんと書くのは礼を失します。私のフルートの先生、岡?子先生が書かれた本です。

発行はリラックスコンサート協会。先生はサロンコンサートも主宰されています。

リラックスコンサートは先日6月28日で第113回になりました。
第1回は1980年6月ですから、29年目に入りました。年4回を丸28年。企画力実行力と演奏する側、運営する側、両方を支えてくれる人脈がなければ続かないことです。

本の内容は、先生の生い立ちから、自由学園初等部でフルートに出会ったこと、林リリ子さんにレッスンを受けたこと、桐朋学園音楽科で斎藤秀雄さんの指導を受けたこと・・・などなど、濃い^^青春が綴られています。

音楽家として、エリートコースを歩いてきたのですが、がむしゃらに突っ走ったというより、自然に道が開け、ゆっくり、周囲の景色を見ながら、楽しんで歩いてきたよう(・・・に見える)なのです。

だから、私のようなど素人が50歳を過ぎて、先生のところにお邪魔するようになっても、きちっと、素人向けのアドバイスをいただけるのでしょう。

私は遅刻はするは、練習はしていかないわで、「どうも、スイマセン(赤っ恥)」。の日々です。

この本で一番紙幅を割いているのは、先生が所属していた大阪フィルハーモニー交響楽団時代のことと、指揮者、朝比奈隆さんとのエピソードの数々です。

それにしても、なんと、書き残すことタップリの人生なんでしょう。
誰にでも書けるものではありません。

もし、何か楽器をやりたいなーと思っている方がいたら、フルートはおすすめです。部屋の中で吹いても、どうにか、ご近所に我慢してもらえる音量ですし、小さな楽器なので、手に取りやすいです。

どうですか?



コメント
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