自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

NHKスペシャル~松田聖子・女性の時代の物語

2007-04-11 | 映画・テレビ
録画していた、NHKスペシャル・松田聖子さんのドキュメンタリーを観ました。27年間の芸能生活のなかで、初めて楽屋までカメラが入り込んだそうです。

彼女のような女性はどちらかというと苦手。
気が強すぎて、うそつきで、わがままで、みだらで・・・。

でも彼女のステージにかける情熱―プロ根性は大いに認めてしまうのです。
それに、いつまでも若々しい姿態。まぶたや歯並びは手を加えることができても、きめこまやかな肌や身体の線は整形できません。きっと、見えないところで、努力をしているんでしょうね。

45歳で、あの細長い首に横シワひとつないのは驚異的です。

彼女に憧れ、応援しながら生きている40代、30代後半の女性たちのなんと素敵なこと。
壁に向かって、食事する姿がさびしげな女性もいたけど、仕事頑張ってる。

娘の神田沙也加さんの20歳らしからぬ、しっかりした考え方と言葉遣いのきれいさは母親、聖子さんがダメママだったら、身につかなかったことじゃないかしら。

沙也加さんは歌い、演じるよりも起業家、いずれは事業家として成功しそうな気がするんだけど・・・。
聖子さんが50代の道にどう踏み込むか期待して見ていたいと思う。

(写真はNHKのサイトから借用しました)




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100歳の人形作家

2007-04-11 | 展覧会
高齢、女性、手仕事などのキーワードがあると、すぐ反応してしまいます。

まさにそのキーワードが重なった展覧会がありました。
100歳記念 人形作家 渡辺うめの世界展をアートホール神戸に見に行きました(会期は17日(火)まで)。

但馬の農民の姿を映し取った人形を作り続けてきた渡辺うめさんは1907年3月23日生まれ。つい先日100歳を迎えたところです。




年表を見ると、お若いころから人形作りの素養がおありだったようですが、精力的に農民の人形を作るようになったのは、ご主人を亡くされた75歳のころからです。

これまでに作られた約200点の作品の中から、今回は31点とのれん、タペストリーが展示されています。

人形は赤ちゃん、子どもから老人まで、農家で暮らす人々の生活を表現しています。こんなに「しわ」の多い人形は初めてというくらいお年寄りの人形が多いです。
農機具や昔の農家にある什器、着物などが忠実に再現されています。

どれを見ても、その手の細かさに驚かされます。
「柿」という作品ではどっさりの、もいだ柿と皮をむいた柿の区別に、「牛追い」という作品の牛とまつ毛には特にビックリです。

「牛のいる家族」は畳2枚分はある大作です。なんと87歳の時の作品です。
農機具はもちろんのこと、いろり、かまど、石臼、食器、土壁・・・、見事としか言いようがありません。
何か続けることはすごいことだと、またもや実感した展覧会でした。

(1枚目の写真は神戸新聞のWebサイトから借用しました)




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