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自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

バッハ家に鳴り響いた二つの鍵盤楽器

2007-03-22 | コンサート・音楽・宝塚
3月17日(土) 神戸新聞松方ホールで中野振一郎&高田泰治デュオコンサート

曲目は――
J.Ch.バッハ◆2台のクラヴィアの為のソナタ ト長調
J.Sバッハ◆2台のクラヴィアの為の協奏曲 ハ長調
W.F.バッハ◆2台のクラヴィアの為の協奏曲 ヘ長調

(神戸市立科学技術高等学校のチェンバロ作り)

J.Ch.F.バッハ◆連弾 イ長調
J.L.クレプス◆2台のクラヴィアの為の協奏曲 イ短調
ほか


チェンバロは弦を弾いて、ピアノフォルテは弦を叩いて音を出します。

現在のピアノも正式にはピアノフォルテというのですが、チェンバロの次の鍵盤楽器として誕生した今のピアノの原型となった楽器のことを、ピアノフォルテと言い分けることもあります。

この日はそのピアノフォルテとチェンバロの合奏、連弾です。

チェンバロもピアノフォルテも小さく柔らかい音を出します。風の音や、鳥のさえずりなどしか聞こえないサロンで聴いてみたい気分です。

関西に拠点を置いて活動しているチェンバロの第一人者、中野振一郎さんのMCも柔らかい「オチ」つき関西弁で、客席から笑い声が上がります。高田泰治さんは神戸在住の若手演奏家です。

この日は神戸工業高校(現在は統合されて神戸市立科学技術高等学校)のインテリア科の生徒さんたちが7年前(だったかな?)の卒業制作で作ったチェンバロを中野さんが弾いてくれました。見事に鳴りました。

ものづくりっていいなあと、改めて感じました。

写真は重なって見にくいのですが、向こう側がチェンバロ、手前にあるのが反響板をはずしたフォルテピアノです。







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