自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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ジャン・コクトー展~芸術の境界を越えた男

2005-09-27 | 展覧会
9月24日(土) 大丸ミュージアムKOBEで、ジャン・コクトー展

会期中2回開かれた、ピアニスト白石准さんの演奏時間に合わせて出かけてみる。
今回の演奏はサティの逃げ出させる歌、星たちの息子、プーランクのナゼルの夜会

ピアノのライブの音色を聴きながら作品を鑑賞できるおしゃれな企画だ。


ジャン・コクトーの名前はあまりにも大きく、よく知ったつもりになっているけど、実はあまり知らない。

詩人、堀口大学訳、私の耳は貝のから 海の響きをなつかしむ
程度で、詩の中身すら知らない。


ジャン・コクトーは多才な人だ。
詩、小説、戯曲、バレエの台本、映画、評論などマルチ人間、表現の天才。

会場に掲げられているのは油彩、デッサン、ポスター、彫刻、陶芸、タペストリー、ジュエリー、映像・・・約260点。

美しい、才能ある男性を愛し、大きな影響や発表する機会をを与えている。


1963年10月11日、エディット・ピアフが亡くなって、弔問に出かけたその日に、コクトーもこの世を去った。自分の死をも演出したのだろうか。

僕は常に真実を語るうそつきだ

ニューヨークは立ったまま眠る都会だ


ジャン・コクトーのことばはそのまま詩みたいだ。

ミュージアムショップで買ったネコ柄の傘。裏がついてて2枚仕立て。
秋の長雨にさして歩こう。





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