自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

アンテスとカチーナ人形~伊丹市立美術館

2004-12-02 | 展覧会
11月28日(日)
ドイツの現代アートの巨匠ホルスト・アンテスの作品と、彼が集めたカチーナ人形が同時に展示された展覧会を観ました。
横向きの大きな頭部と逞しい脚部からなる頭足人がアンテスの代表的なモチーフです。サントリーのアンクルトリスを連想してしまいました。

現代アートはおもしろいと思うものもありますが、私はあまり好きではありません。このアンテスの絵もよくわかりませんでした。

ところがアンテスの絵・作品に大きな影響を与えたというカチーナ人形のかわいらしさったらありませんでした。
カチーナ人形は北米インディアンのホピ族が作り続けている人形です。アンテスには歴史的にも芸術的にも価値の高い約800点ものコレクションがあるそうです。今回の展示は約80体。ホピの人たちはどんな啓示を受けてこんなにほんわかしたカチーナ人形を作ったんでしょう。

展示の中にはマルセル・デュシャンがかつて持っていたカチーナ人形もありました。
デュシャンといえば、世界の芸術をリードする500人が選んだ最もインパクトのある現代アート作品の1位に例の便器を使った「泉」が選ばれたとニュースにありました。
やっぱり現代アートはよくわかりません。





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頼 山陽の台柿

2004-12-02 | 花・木・実・いきもの・自然
伊丹市立美術館の中庭。
館の白い壁に映える、散り残った柿の葉と、ずっしり重そうな柿の実です。
よく見ると、ヘタの近くがモコモコしています。

これが頼山陽が絶賛したという台柿です。


台柿には種がなく、接木もむずかしい木だそうで、頼山陽が「もう1つ」と当主に頼んでも数があまりなく、叶わなかったとか。

もともと渋柿ですが、よ~く熟すとおいしく食べられるそうです。この木は当時のものではなく二代目とありましたが、うまく根付いたんですね。

美術館に隣接する、重要文化財の旧岡田家住宅の入口に、もいだ台柿が鎮座していました。この日(11/28)は岡田家の内部が公開されていました。






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