フジバカマ畑にカマキリがきていないか、よく観察しています。ところが、今回見つけたのは、近くの道で、死んでいるカマキリです。しかし、ただ引かれて死んでいるのではなくて、周囲に変なものが、巻き付いていました。
なんとなく記憶にあって、ハリガネムシというやつではないかと思いました。ハリガネムシなら初見ではあります。ネットで調べてみるとどうやらそうらしいです。この気持ちの悪い、黒いひものようなものは、ハリガネムシという寄生動物のようです。
ハリガネムシで調べてみると、ものすごく面白い?というより、知恵のある?生態をしているようです。まず、水の中で、オスメスがであい、卵から幼虫になり、それが、まず、水棲昆虫に寄生します。その水棲昆虫が成虫となり、地上に舞降りたものを、カマキリやカマドウマといった大型肉食昆虫が食べるのだそうです。その肉食昆虫は、脳を操作されて、なんと入水自殺するのだそうです。入水したら、尻からこのハリガネムシの成虫が水の中に飛び出すようです。カマキリは泳げず、死亡するようです。
また、落ち葉を分解するプランクトン、水棲昆虫、ハリガネムシ、カマドウマ、イワナなどの淡水魚の生態系の輪になっているそうです。カマドウマも多数自殺し、イワナなどのエサになるそうです。ハリガネムシがいないとカマドウマなどがエサとならず、生態系に乱れが生じるとも書いてありました。
見つけた場所は、水辺ではないため、ハリガネムシにとっては、残念なことになったようです。
それにしても、寄生動物とは、恐ろしいものです。
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