囲碁仲間との別れ

土曜日の夜、電話があって、Ｍさんが亡くなって、葬儀もすんでいる事をしらされました。
金曜日の朝、突然たおられて、そのままだったとのことです。心筋梗塞おこされたらしい。７３歳
葬儀は家族葬になり、囲碁仲間は5人だけの出席になったとのことでした。
残念で、さみしいかぎりです。
８月までは、それなりに元気で碁を打たれていて、この2週間くらい前から胸が苦しいといわれ、休んでおられました。木曜日に心配していたところでした。
囲碁仲間は、10数人で、10年以上前から倉庫の2階で、月曜日から金曜日の午後、碁を打たれています。。
少ない時は4人くらいですが、多い時は10人もあつまり、毎日の人もおられます。
退職した人が、ほとんどで、朝、畑仕事や家事をして、午後、囲碁を打って、夜はテレビでカープ観戦。
私も、３年前から毎週木曜日の午後に参加させてもらっています。
碁会所とちがって、家族的なつきあいがそこにはあります。いっしょにお酒を飲むことも多数ありました。
Ｍさんと何千局と打たれた碁仲間達はさぞ、力を落とされていることでしょう。

Ｍさんはめずらしくバランスの取れた碁で、守りの手もしっかり打たれていました。私からみれば、ヨセをもう少し勉強されれば、もっと強くなられていたことでしょう。Ｍさんと私は2子でしたが、ちょくちょく負かされました。私が黒地へのやきもちがつよく、白の生きていない石が二つできると的確にとがめられて、大石が死んだこともあったり、スミが死んだこともありました。

突然のお別れ、その人と私が、囲碁を通じてしたことは、すべて過去と未来をつなげているかもしれないし、何の意味もなかったかもしれません。まあどっちにしろ、私は囲碁を打っていくし、いっしょに打った人とのお別れが待っているばかりでしょう。