ヨーガ哲学の教義の中に「人の心の中には、檻の中に入れられた猛獣がいる」という
のがある。ゆえに、その檻の手入れを怠ると、その猛獣(もう一つの自分の中に潜む心)
が檻を抜け出してきて心の花園を荒らしまわり、自分や他人を苦しめる。
この言葉は要するに本能の中に人間を苦しめるような、人生を生きるのに必要としない
、もう一つの心が存在しているから、その心をみだりに発動させないように、常に注意深く
それを自分で監督しなければならない事を戒めた教えなのであり、絶対避けることの出来ない
真理の教えなのであります。