NO４７０・・・同情が礼儀ではない

　病気を心配している人や運命に泣いている人や恋に悩んでいる人に相談をされると、

理由もなく相槌を打つことによって、何か人間としての、お互いの交わりに対する義務

のようなものを感じる人がいる。

 

　そして、同情することが礼儀だと思っている人もいる。しかし、その行為は毒汁を浴

びせるようなもので、その人の向上には役立つことはないことを知らねばならない。

 

　本人の運命に対して、過ちを本当の真心から目を醒ませてやる努力をする人こそ、

尊い存在なのです。